【インデックス入門】普通の人がほぼ100点の資産運用をする方法

株式で勝手に増える

前回、前々回と【インデックス入門】として投資未経験の普通の人がほぼ100点の資産運用をする方法について考えてきました。

もちろん投資の目的は様々ですから一概にこれ・・・と言いにくいところもあるのですが、長期運用を前提に資産形成を考えるのであれば最適解の1つがインデックス投資です。

理由は投資方法が確立しているので普通の人でも正しくやれば再現性が高く資産が作れるからです。

普通の人とは・・・
●投資をしたことがない
●投資に時間を取られたくない
●何をしてよいかわからない
●証券会社の窓口はヤバそう

など、投資は必須と思いつつも時間を取られたくない、趣味でもない。そんな普通の投資未経験者にオススメなのです。

では具体的に何をすべきか次のステップに進めたいと思います。

スポンサーリンク

投資効率を高めるために

インデックス投資ですべきことはこれだけです。逆に言えばこれ以外はしないほうが良いということです。

①:確定拠出年金を検討する
②:つみたてNISAを設定する
③:特定口座で積立設定をする
④:決めたアセットアロケーション(現金と株式)を守りつづける

①は企業型DCとかIDecoのことです。収入には課税されていますが確定拠出年金は所得税、住民税が全額所得控除の対象です。また利益も非課税となるので一番に検討したい制度です。

目的が年金なので60歳まで資金拘束されるのがネック、ここは慎重に検討してください。

②は年間40万円までの投資に対して、その利益が非課税となるもので誰にでもおすすめできます。他にも通常のNISAもありますが、普通の人が使いこなすのはちょっと難しい制度ですね。

③は①・②をやってなお余裕があれば特定口座を開設して行きます。まずは節税効果の高い順に①、②を埋めてから余裕があれば・・・ということです。

④前回までの記事でまとめたとおり時価総額加重平均のファンドを検討します。ポイントは信託報酬が安く、全米や全世界株式への分散、この条件を満たすのがはこれらの投資信託です。

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS slim 全世界株式
SBIバンガード S&P500
楽天・全米株式インデックスファンド
楽天・全世界株式インデックスファンド

●時価総額荷重平均以外のファンド、個別株をポートフォリオに入れるのはNG
●実績の乏しいファンドはNG

次に現金と株式の割合を決め、あとは淡々と積立をします。年に1回程度リバランスをしてはじめに決めた割合を守り続けることが大切となります。

スポンサーリンク

してはいけないこと

普通の人が長期投資において、してはいけないことは「余計なことをしない」につきます。

●タイミングを図って購入しようとする
●新しく発売された投資信託や個別株を購入する
●高配当株式を購入する・・・等々

これらは投資効率を下げる行為で、なにより時間が取られます。趣味としての投資であれば良いのですが普通の人は避けましょう。

また特に世の中にはいろいろな情報が溢れており、ネガティブな情報ほど目に付きます。これを真に受けて余計なことをするとどんどんと投資効率が落ちていきます。

●リーマンショックから10年以上、そろそろ次の暴落が来る
●インデックス投資なんて儲からない
●今人気のファンドは**、みんな買ってます
●暴落は始まったばかり、今のうちに現金化しましょう

インデックスファンドを定期的に積み立てるだけで普通の人がほぼ100点の投資ができるのにも関わらず、このような情報に情報に振り回されがちです。

「損をしたくない」、「もっとよい成績をとりたい」と言うのは自然なことですが、余計なことをすることでいつの間にか投資効率を下げてしまいます。

これに対抗するには基本的な考え方を身につける必要があります。別記事でまとめようと思いますが、前提となる考え方は以下です。

●株価は長期的に右肩上がりで推移する
●インデックス投資は市場平均を狙う
●株価はすべての情報を織り込んでいる
●長期投資

スポンサーリンク

どうやって売却するか

長い間積み上げてきた資産を取り崩す方法について考えてみます。これも基本的には決めたアセットアロケーションに基づいて取り崩すことになります。

例えば65歳まで現金とリスク資産を50:50で運用していたとします。

 現金    1500万円
 リスク資産 1500万円

年間収入は年金のみ200万円、生活費の補填を100万円とすれば現金とリスク資産から各々50万円づつを使えば良いことになります。

 現金    1450万円
 リスク資産 1450万円 (1年後)

環境変化や資産状況などによりリスク許容度が変わるのはありですが、その時点で取りうるリスク許容度に応じた割合を維持させます。

これにより資産寿命を延ばしながら(運用を続けながら)取り崩していくことが可能となります。つまり投資は一生続くものです。

また資産寿命を伸ばす研究論文としてTrinity Studyがありますが、これについては別途まとめてみたいと思います。

まとめ

普通の人がほぼ100点の資産運用をしたいのであれば、時価総額加重平均でなおかつ実績がある投資信託を選び、現金とリスク資産の割合をリスク許容度に応じて一定に保ちつづけるのが重要です。

そしてやってはならないのが余計な事、世の中いろいろな情報が飛び交っていますからついつい心変わりをしてしまうかもしれません。でもそれは投資効率を落とすのは間違いありません。

なので普通の人は積み立て設定をしたらあとは見ないというのがベターな方法です。あとはライフステージ等によってリスク許容度を考える。たまにはリバランスをする。

これであれば年に1時間程度の時間を割くだけでも立派に投資ができます。

では、次回は普通の人がほぼ100点の資産運用をするための基本的考え方を少し深堀りしてみたいと思います。

コロナショックでも心穏やかに過ごせたでしょうか? このようなとき不安でしょうがないというのであればリスクの取りすぎと言えるかもしれません。

コロナ対策で巨額な経済対策が行われていますが、このお金最終的には株式を持っている人たちのところに集まってくるのでは・・・と思っています。つまり格差が広がる方向です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました