【インデックス入門】として投資未経験の普通の人ができるだけ時間を取られずに投資をして成果を出す方法をまとめてきました。
普通の人とは・・・
●投資をしたことがない
●投資に時間を取られたくない
●何をしてよいかわからない
●証券会社の窓口はヤバそう
世の中には多くの情報が飛び交っており、普通の人は情報に踊らされて余計なことをしがちです。このような情報に踊らされないためには、適切なリスク許容度で運用することと、インデックス投資に関する最低限の知識を身につけておく必要があります。
今回はこの知識について考えてみたいと思います。
普通の人がすべきこと
①:確定拠出年金を検討する
②:つみたてNISAを設定する
③:特定口座で積立設定をする
④:決めたアセットアロケーション(現金と株式)を守りつづける
その基本的な考え方は
●株価は長期的に右肩上がりで推移する
●インデックス投資は市場平均を狙う
●株価はすべての情報を織り込んでいる
●長期投資
株価は長期的に右肩上がりで推移する
株価は上げ下げを繰り返しながら右肩上がりで成長をするという前提に立ちます。
なぜ成長するのか・・・人は少しでも良い生活を送りたいと望むものですし、世界全体では人口はまだまだ増え個人消費も増えていくからです。
例えばS&P500の長期チャートを見てみると長期的に右肩上がりが確認できます。この間、イラク戦争やリーマンショックなどのネガティブな要素がありましたが、それでもしっかりと伸びていることが解ります。

また、先進国の中央銀行は毎年2%のインフレをターゲットに金融政策をしています。2%位のインフレが一番景気が良いということらしいのですが、乱暴に言えば分散されている株式は黙っていても2%以上は成長するとも言えます。
暴落によってファンドの価値がゼロに?
暴落が起きると、このまま下がり続けて大損してしまうのではないか、ファンドの価値がゼロになってしまうのではないか・・・
と心配される方もいるかも知れません。今回の暴落はいままでと少し違うのでは・・・などと考えはじめ、最悪のパターンは暴落した時に慌てて現金化してしまう。これでは資産は増えません。
先程のS&P500のチャートのとおり、暴落や戦争をくぐり抜けてもなお右肩上がりに成長しています。なのでやす吉は右肩上がりの前提を心配していません。
もし、分散されたファンドの価値がゼロになるような事が起きるのであれば それは資本主義、貨幣経済も終わりでしょう。たとえ現金を持っていてもただの紙切れとして意味がなくなるような世界になるかもしれません。
確かに世の中何が起きるのかは分かりませんが、あまりにも確率の低いことを心配しても仕方ないので、やす吉は「資本主義が危うい」ような事になったら自給自足の生活をすれば良い、くらいの気持ちでいます。
市場平均よりも上を狙ったほうが良いのでは?
市場平均なんてショボすぎ、もっと上を狙えば良いのでは?と言う考えがあります。ごく普通の考え方だと思いますが、普通の人はやはり市場平均が一番良いと思うのです。
投資はほとんどが機関投資家といったプロの取引で行われています。つまり株価はプロが情報を集めて分析した結果と考えることができます。
なので市場平均以上を狙うアクティブ運用はプロの機関投資家よりも良い成績を出し続けなければならないということになり、普通の人が長期に渡って市場平均に勝つのは無理ということになります。
インデックスファンドを購入するということはプロの平均成績を狙うということになります。投資に時間を割かない投資の勉強をしない普通の人でもプロの平均成績が得られる方法があるのに あえて市場平均以上をリスクを取って狙う必要はないのかなとおもいます。
株価はすべての情報を織り込んている
市場は効率的であるという前提で考えます。つまり機関投資家が情報を集め分析した結果が今の株価ということです。
なので株価はいつでも適正、いつでも売りどき、買い時と考えられます。積立投資でタイミングを計らなくて良い理由もここにあるわけです。
また実際には市場が完全に効率的であるということはないでしょう。でも投資に時間をかけたくない普通の人がこのようなことを気にする必要はありません。
タイミングを図って安く買おうとしても、なかなかうまく行かないのはやす吉も経験済みです。
長期運用
以上より普通の人でも米国株式全体もしくは全世界株式へ投資信託を長期間持ち続けているだけで効率的に資産を増やせる可能性が高いことがわかると思います。
米国株式の過去の平均リターンは5~6%/年で推移しています。もちろん平均なのでプラス10%のときもあればマイナス5%の年もあります。株式とはそのようにリスクの大きなものということです。
しかし平均でみれば5~6%/年のリターンですから短期間の株価の上げ下げに一喜一憂せずに長期目線での運用が必要。
また数ある投資案件の中でも株式への投資はかなり効率が高いと言われています。なので、もし投資話で5~6%/年を大きく超えるような物があれば投機か詐欺を疑ったほうが良いかもしれません。
まとめ
普通の人が投資効率をさげないためには余計なことをしないのが大前提です。
しかし世の中いろいろな情報が溢れ、過去最大の下落率とか報道があったりすると 今回は今までの暴落とは違うのでは・・・など心配になってきます。
また周りを見るともっと良さげな投資方法があって、そっちのほうが儲かりそうな気がするかもしれません。
そして気がつくと情報に踊らされてしまうわけです。これを避けるためには適切なリスク許容度に応じた現金とファンドの割合、そして知識を身に着けつことが重要となるのは言うまでもありません。
●株価は長期的に右肩上がりで推移する
●インデックス投資は市場平均を狙う
●株価はすべての情報を織り込んでいる
●長期投資
頭ではわかったつもりでも、ほんとに理解するまでは実体験を通して腑に落ちないといけません。その意味でリスク許容度を超える運用は避けて、投資に慣れることも必要となってきます。
次回は予想される疑問点などまとめてみたいと思います。
インデックスファンドにおいて時価総額加重平均のファンドを選ぶことはポイントのひとつです。最も米国株式の場合は右肩上がりで成長していますから他のファンドでもプラスになっていますね。
リスク許容度に応じたファンドを割合は投資を続けていく上で重要なポイントになってきます。一般的には若い人はリスク許容度が高く、年を取るごとに低くなる傾向があります。
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