資産運用の目的はお金を増やすこと、証券口座を複数持つことと関係ないじゃん。と思われる方もいらっしゃると思いますが、もはや証券口座は複数持つのが普通の事だと思っています。
証券会社それぞれ独自のサービスを提供していますから、複数の証券会社を開設することで「いいとこ取り」できますし、他にも色々なメリットがあります。
複数の口座を開設するメリット
・リスク分散ができる
・目的別に使い分けできる
・相場を把握できる
・使い勝手を比較できる ・・・等
一方で管理が面倒になる可能性もありますから、今回の記事では証券口座を複数持つメリットとデメリットを解説します。
この記事を読むことで、複数の証券会社を開設することのメリットを享受し、デメリットを避けることができると思います。
証券口座を複数持つメリット
個人的には証券口座は複数持つべきだと思います。理由は証券会社ごとにサービスや手数料、アプリの使い勝手などが異なってくるからです。
もっとも、これから投資を始めたいという方であれば複数の口座は不要でしょう。この場合はとりあえず「SBI証券」か「楽天証券」をお勧めします。扱い商品数も豊富て手数料も最安クラス、自分もSBI証券をメインの証券会社として利用しています。
とりあえず開設して慣れてきたら増やしていくのがいい選択ですね。
では証券口座を複数持つ理由について説明します。
・リスク分散ができる
・目的別に使い分けできる
・使い勝手を比較できる
・相場を把握できる
・商品ラインナップが広がる
リスク分散ができる
あまり発生することではないと思いますが、システムトラブルがあれば取引できない可能性が出てきます。これを避けるためにも複数の口座があると保険になるんです。
コロナショックのように急激な下落で売買が集中した時に、買えない・売れないのは困りますからね。
目的別に使い分けできる
当ブログでお勧めしているのはインデックス投資による長期運用、その意味では口座は一つで良いのかもしれません。
でも慣れてくると色々な商品を試したくなりますし、サテライト的に短期目的のファンドをポートフォリオに組み入れるかもしれません。でも目的の違う商品をひとつの口座で運用するのは混乱の元です。
使い勝手を比較できる
証券口座を開設していざ取引を始めても、アプリが使いにくくて困る・・・ということがあるんです。こんな時に複数の口座を持っておけば使い勝手を比較して使いやすい証券口座で取引ができます。
事実、国内の高配当株を少額(単元未満株)で購入する口座としてSBIネオモバイル証券で口座開設しましたが・・・使えないので乗り換えました。
相場を把握できる
投資の大敵は手数料、同じ商品に投資をするのであれば、いかにして手数料をおさえるかは重要なポイントになります。
複数の証券講口座を持つということは「取引手数料」や「サービス」が適正なのかがすぐに分かりますから余計な手数料を払う可能性も減ります。
商品ラインナップが広がる
各証券会社で扱っている商品は実は同じではないんですね。SBI証券や楽天証券だけでしか買えないファンドもあります。
例:SBI証券でしか買えないファンド ・SBI・V・全米株式 ・SBI・V・全世界株式
証券口座を複数持つデメリット
自分自身、証券口座を複数持つデメリットはあまり感じていません。しかし目的別に口座を使い分けないと管理が大変になりそうですね。
・管理が複雑になるかも
・確定申告が必要になるかも
管理が複雑になるかも
まず、証券口座は店舗型は選んではいけません。窓口で勧められるのはほぼゴミ、手数料も高いですから選ぶべきはネット証券一択です。
つまりネット証券口座を複数開設しよう!ということなんですが、証券口座のIDやパスワード管理が必要になりますね。同じパスワードの使い回しはNGですから手間はかかります。
確定申告が必要になるかも
「特定口座で源泉徴収あり」で購入すると利益が出た時に自動的に納税してくれるので非常に便利、ほとんどの人におすすめできます。でもちょっと知っておかかければならないポイントがあります。
損益通算という言葉ご存知でしょうか? 税金は利益に対して約20%かかりますが、1年間の利益と損失を合算することで利益を圧縮することができます。そうすれば税金を抑えることが可能なんです。
ひとつの証券会社内で出た利益と損失は自動的に損益通算を行なって納税してくれるのですが、別の証券会社との間では損益通算は行われません。ご自身が確定申告で行う必要があります。
選ぶべき証券会社
主要なネット証券といえば 「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」「auカブコム証券」「松井証券」などがありますが、どなたにでもお勧めしたいのが「SBI証券」と「楽天証券」です。
手数料も最安クラスですし、扱っている銘柄も多く、クレジットカードを利用した投信積立にも対応しているのでポイント還元も嬉しいところです。
例)ポイント還元について
SBI証券x三井住友カード
0.5%〜2.0% Vポイントが貯まる
楽天証券x楽天カード
0.2%〜1.0% 楽天ポイントが貯まる
また、米国株を直接購入したいのであればSBI証券とSBIネット銀行の組み合わせで為替手数料が4銭と業界最安クラスになりますから直接ドルで買いたいのであればSBI証券は有力な候補、ミニ株にも対応しているので少額で日本株の売買したい人にも向いています。また楽天証券は手数料最安クラスでアプリの使いかってがいいので投資初心者の方におすすめです。
思いつくところでは、例えばインデックス投資で長期運用は楽天証券、サテライト的に高配当株や日本の個別株などをする場合はSBI証券というような使い分けが良さそうに思います。
まとめ
証券口座を複数持つことで様々なメリットを享受しよう。
初めてであればSBI証券か楽天証券を開設、その後慣れてきたら他の証券会社を追加して目的別に使い分けを考えていくことがおすすめです。
例えば、投資が不慣れなうちは楽天証券で長期運用のインデックス投資、クレカで積み立でポイントもゲット。なれてきたらSBI証券でサテライト的に高配当株投資・・・のようなイメージです。
証券口座を複数持つことのメリット・デメリットは以下の通りです。
複数の口座を持つメリット
・リスク分散ができる
・目的別に使い分けできる
・使い勝手を比較できる
・相場を把握できる
・商品ラインナップが広がる
複数の口座をもつデメリットは
・管理が複雑になるかも
・確定申告が必要になるかも
まずは口座開設、その後は自分の運用目的にあった証券口座を追加して「いとこ取り」しちゃいましょう。
以上なにか役立つことあったでしょうか?
それでは、また!!
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