【リスク許容度】新形コロナ暴落/余裕で乗り切れましたか?

これから投資を始めようと考えている人にとって大切なことの一つに、自らのリスク許容度に見合った投資をすることがあります。暴落したときに株価が気になってしょうがないような場合は明らかにリスクの取りすぎ、心が折れてしまえば安値で売却してしまうかもしれません。

今年の3月に株価は一旦底をうったように見えますが、このときにS&P500で約30%ほど下落しました。このときに自分の心中穏やかに過ごせたでしょうか? それとも心配で夜も眠れない? 

先月はリーマンショック以降はじめての暴落といえる経験をしたわけですが、この経験をもとにリスク許容度について考えてみても良いかなと思っています。

リスク許容度を急に上げることはできませんが、自分の状況を把握して対策を考える事は適切なリスク許容度につながるハズ、今日はここのところ思うことを整理してみたいと思います。

今の環境を整理する

約1ヶ月前に一旦底をうった株価ですが、ざっくりといえば株価は戻りつつあるものの実体経済はどうなんでしょうか?

たとえばリーマンショックのときは実体経済は悪くなかったものの金融システムにダメージを受けましたが、今回は金融システムには問題ないものの実態経済が徐々に悪くなりつつあるところに新形コロナウイルスによる対策で大きく景気の足を引っ張ったものと思われます。

米国長短金利差(10年/3ヶ月)

長短金利差を見ても昨年8月にはマイナスを付けていますし、ISM製造業景気指数を見ても昨年8月から50を割る値が続いていますが、6月には50オーバーに復活していますね。

ISM製造業景気指数

これだけ短期間に製造業系景気感指数が大きく回復しているのは、先進国各国が大量のお金を刷りまくって景気の下支えをしていることにほかなりません。

新型コロナウイルスの経済への影響をから様々な経済対策が取られています。米国では総額2兆2000億ドル、日本円で230兆円という巨額な経済対...

また、株価の戻り具合にもセクタによって違いが見えますね、ETFのチャートを見てみると・・・水色のVTIは米国全体の株式を組み込んでいますから、これを平均として

情報通信系のQQQ(緑)は何事もなかったように戻してきています。

一方で高配当ETF(VYM:紫/HDV:黄色)やリート(IYR:オレンジ)がやや劣っており、高配当で人気のSPYD(ピンク)は不動産セクタが多いためかなかなか戻してきませんね。

過去6ヶ月代表的ETFチャート

情報、通信といえば景気敏感という先入観がありましたが、QQQのチャートを見ると景気敏感どころかコロナなんてなに吹風という勢いで回復、一大産業になってきたのかなとも思います。

この先、二番底、三番底を打つかもしれないとすればこの順位が更に開いていく用に思います。ただ景気を悪化させないという米国をはじめとする各国政府の意思も感じますね。

暴落していた株価ですがトランプ大統領の大規模な財政出動で3月末を境にやや回復傾向が見えてきていますね。そうなるとこのまま株価が回復していく...

最悪株価はどのくらいまで下がる?

先進国の政府が旧芸に景気の下支えを行っていますから、暴落もこの程度に収まっているし、株価も戻してきています。各国政府の素早い景気対策が功を奏していますね。

この安心感から株価が戻しているのかもしれません。とは言っても今後も株価が安定するとは限りません。将来のことは誰にもわからないからです。

なので、いざという時に慌てないように最悪ラインを仮定して対応を考えておくのは良いことです。

やす吉はリーマンショッククラスの暴落はあるかもしれないと仮定、その時もブレずに投資を続けられるようにイメージしています。

S&P500長期チャート

2000年のドットコムバブル、2008年のリーマンショックを見ると約株価が約半分になっていることがわかります。なので株式で広く分散させていても一時的には半分くらいまで下がる可能性はあるということです。

さらに言えばリーマン・ショック後にドル円のレートが1ドル110円から80円を割るところまで来ています。なので円換算では更に3割程度まで評価額が減る可能性を考えておかなければなりません。

●広く分散されていても株価は半値まで下がる
●円高が進めば円の評価額は更に減る(3割くらいまで)

これが やす吉が想定している最悪ライン、これを超えたら1年位チャートは見ないで運を天に任せます。

金銭的なリスク許容度について

投資は余裕資金で行うのが大前提、使う予定のあるお金を投資にまわして 使うタイニングで暴落したら目も当てられません。

精神的なダメージは「見ない」ことで対応できるかもしれませんが、金銭的ダメージであればちょっと深刻です。更にこれから二番底を打つかもしれないと考えれば気が気じゃないでしょう。

お金を使うタイミングで暴落してしまったら・・・このような場合は投資用資金だけで考えずに家庭にあるお金全体で対応を考えないといけません。

このため「家庭でのお金の見える化」がオススメ、たとえばやす吉はお金の見えるかのため財布を複数持っています。

●普段の消費
●生活防衛費
●近い将来使うお金
●投資に使うお金

お金の見える化ができていれば株が半値になったとしても、その時は株を現金化せずに一時的に生活防衛費などから賄うなど作戦が立てられます。 ここが見えないと対応のしようがありませんからね。 間違っても無駄な借金などがないようにしなければなりません。

特別定額給付金10万円が出るとのことなので、これも有効活用です。

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、現金一律10万円の緊急経済対策を実施すること、すでに皆さんもご存知のことと思います。 ほとんどの...

投資の目的とリスク許容度

ちなみに、やす吉は年金の不足分を配当で賄う、もしくは取り崩す前提で投資を続けています。 なので今後7~8年は現金化しません。

ちなみに、一般的には年齢が上がるにつれてポートフォリオの現金や債券の割合を上げることが推奨されていますが、これも株価が暴落したときの値動きをマイルドにして使うときに大きく下がっていないようにする発想です。

でもやす吉は株式の割合を高く保っていく予定です。なぜなら目的が決まっているのであれば対応方法は他にもあるからです。

目的を老後資金の補完とすると・・・
●生活防衛費としてキャッシュを保有
●暴落していないときは株を定期的に取り崩す(4%ルール)
●暴落したら取り崩さずにキャッシュを使う

長期で見れば株式は債券よりもリターンが良いことがわかっています。なのでこのような方法を取ればリスクをとりつつ運用をつづけることも可能となりますよね。

まとめ

今の状況から二番底、三番底はある前提で対応を考えておかなければなりません。もしコロナショックで きつく感じているのであればリスクの取りすぎ、債権やキャッシュをもっと厚く持っておく必要があります。

もし近い将来使うお金を投資に回しており、今回の暴落できつく感じたのであれば お金の見える化を進めて対策を考えておいたほうが良いかもしれません。そのためにも複数の財布を持つことをおすすめします。

また投資したお金を何時頃、どのように使うのかが明確にして対応方法を決める。暴落したらこれを買って・・・ など作戦をイメージすることで精神的なリスク許容度はあがると思います。

●お金の見える化
●暴落したときのシミュレーション

抽象的な話になってしまいましたが、結論は「今の自分の状況を整理して、作戦を立てる」事が大切ということです。

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