【50歳からの株式投資】損します!/リスク許容度を考えない残念な投資

株式で勝手に増える

投資でいちばん大切なことといえば「リスク許容度」の範囲内で行うこと、このリスク許容度を超えた状態で投資を続けると暴落時に一発退場となりかねません。

リスク許容度を考えない投資は失敗する

当ブログでおすすめしているインデックス投資は手間をかけなくても誰でも勝てるプラスサムの投資方法ですが投資である以上リスクを受け入れなければなりません。

リスクを受け入れた結果としてリターンがある

ただリスクを取りすぎるとほぼ確実に失敗します。なぜならば自分が許容できないくらい資産が減れば狼狽売りにつながるからです。

資産減少が許容できるレベル
⇒ ホールドor買い増し

資産減少が許容できないレベル
⇒ 泣くなく売却/撤退

インデックス投資で大切なのは撤退しないこと、そこで今回はこの失敗を避けるためにリスク許容度について考えてみたいと思います。

スポンサーリンク

リスクとはなにか?

リスクは国語辞典で調べてみると「危険・危険度・予想どおりにいかない可能性」などが記載されています。

なので一般的には危険という印象を持たれる方が多いと思います。確かに普通に「火災のリスクに備える・事故のリスクに備える」のような使い方をするので「リスク」イコール「危険」と捉えるのが一般的なのかもしれません。

でも金融商品の場合は危険ではなく、「結果の振れ幅・不確実性」を意味します。

つまり大きなリターンを得るためには、結果の振れ幅が大きくないといけません。振れ幅が小さいと大きく儲けることはできませんからね。

たとえば貯金のようにほとんどお金が増えないものはリスクが小さいといえます。それはほぼ確実に増えないという結果がわかるからです。(銀行破綻・インフレといったリスクはありますが・・・)

スポンサーリンク

インデックス投資の成功パターン

以上を踏まえた上でインデックス投資の成功パターンを考えてみましょう。インデックス投資は市場の株価指数に連動するものを長期で運用することで成長の果実をいただくものです。

つまり値動きの読めない短期・中期は無視というのがインデックス投資のキモなんです。

なのでインデックス投資の成功は以下にかかってきます。

1)優良なファンドが選べるか?
2)短・中期の値動きを無視できるか?

スポンサーリンク

短・中期の値動きを無視する

投資をしていれば必ず暴落や低迷があります。頭でわかっていても、いざ自分の資産が「目の前でみるみる減っていく・1年も2年も含み損を抱えたままになる」となったときに冷静でいられるでしょうか? 

それでも余裕を持って投資できていれば、それはリスク許容度の範囲で投資しているというわけです

長期投資でやってはいけないことの第一位は暴落や低迷時に狼狽売りしてしまうことです。なのでリスク許容度を超えた投資を続けていると暴落時に「泣くなく売却/狼狽売り」繋がりかねません。

高く買って安く売ってはいけない

狼狽売りとは高く買って安く売る行為に他なりませんから儲かるわけがないんです。それに暴落後の成長局面で自分の資産を増やせる可能性も失ってしまうことになります。

リスク許容度とは

リスク許容度は一般的に「どれくらい投資元本がマイナスとなっても生活に影響がないか」「どれくらいまでなら投資元本がマイナスとなっても気持ち的/気分的)に耐えられるか」というもの。(みずほ証券HPより)

つまり「生活への影響」と「気持ち的な部分」に分かれており実際人それぞれです。決まった答えはないので各自が考えなければなりません。そうでないとついリスクを取りすぎてしまうかもしれませんね。

ではどのくらい暴落するのか、低迷するのか・・・結論はわかりませんが過去の事例は参考になります。ドットコムバブル(2000年)とリーマン・ショック(2008年)時のS&P500チャートを見てみましょう。

ドットコムバブル直前の最高値を更新するまで13年かかっています。また暴落時はピークで約半値まで下がっています。

なのでこのくらいは下がる前提で考えるのがいいと思っています。とうぜんライフステージを意識して、教育費など近い将来使うお金は投資に回さない等も忘れてはいけません。

リスク許容度の主な要素

以上のようにリスク許容度は資産形成を行う上での余裕度という事ができます。主なものは以下の通りです。

要素コメント
年齢若ければ投資期間が長く取れるので損失をリカバリーできる
家族構成家族が少ない人は当時に回せるお金が比較的多い
資産額資産額が大きければ投資に回せるお金が多い
年収年収が大きければ投資に回せるお金が多い
性格お金が目減りするリスクに抵抗がある人は投資は無理
経験経験が長ければ気持ち的に強い

これらの要素を参考に、どのくらい資産が目減りしても耐えられるのかを考えて投資にまわすお金を決めていきましょう。また気持ち的な問題もありますからはじめは少額から慣れていくことおすすめします。

まとめ

インデックス投資で成功するには、優良なファンドを選ぶこと、短期・中期の値動きは無視することです。

優良なファンドについてはほぼ最適解が出てきますのであまり悩むことはないと思いますが、問題は「短期・中期の値動きは無視」これができるかどうかです。

ここで大切なのがリスク許容度、これを考えない投資は資産の減少に耐えきれずやむを得ずに売却するはめになりかねません。

利益を得るためにはリスクを取らなければなりませんが適切リスクは人それぞれ、自分にとって心地の良いレベルを探すというのが投資でいちばん大切なことなのかもしれません。

以上、なにか役に立つことあったでしょうか?
それでは、また!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました