EPPは正式名称が「iShares MSCI Pacific ex Japan ETF」(iシェアーズ MSCI パシフィック(除く日本)ETF) 日本を除く太平洋地域の先進国の株式で構成されたETFです。
ベンチマークはMSCI パシフィック・エックス・ジャパン・インデックス 資源国のオーストラリア株式の割合が比較的高く、その他にも香港やシンガポールなどの株式を多く組込んでいるのが特徴です。 保有銘柄数は147銘柄(2018.6/27時点)
MSCI パシフィック・エックス・ジャパン・インデックス
MSCI パシフィック・エックス・ジャパン・インデックスはオーストラリア、香港、シンガポール株式の時価総額約85%の銘柄に分散投資が可能、配当金も直近で4.83%と非常に高く設定されています。
組込上位10銘柄(2018年06月25日 現在)
銘柄名 | 業種 | 保有比率(%) |
AIA GROUP LTD | 金融 | 5.89 |
COMMONWEALTH BANK OF AUSTRALIA | 金融 | 5.44 |
BHP BILLITON LTD | 素材 | 4.55 |
WESTPAC BANKING CORPORATION CORP | 金融 | 4.22 |
CSL LTD | ヘルスケア | 3.76 |
AUSTRALIA AND NEW ZEALAND BANKING | 金融 | 3.55 |
NATIONAL AUSTRALIA BANK LTD | 金融 | 3.17 |
WESFARMERS LTD | 生活必需品 | 2.39 |
DBS GROUP HOLDINGS LTD | 金融 | 2.03 |
HONG KONG EXCHANGES AND CLEARING L | 金融 | 2.02 |
国別の資産構成
保有比率(%) | |
オーストラリア | 57.38 |
香港 | 29.64 |
シンガポール | 10.48 |
ニュージーランド | 1.8 |
キャッシュ等 | 0.7 |
組込上位を見ると鉱業会社であるBHPビリトン、オーストラリアの銀行であるオーストラリア・コモンウェルス銀行やナショナル・オーストラリア銀行など、上位にはオーストラリアで上場している金融銘柄が多く組み込まれています。
EPPのパフォーマンス
設定は2001年、実はリーマンショック前はS&P500よりも好成績だった事がわかります。
SPY,EPPチャート
2011年頃からチャートが別れ始めてEPPはほぼ横ばいになっています。
では配当を含めたトータルリターンはどの様になっているでしょうか?
SPY,EPPトータルリターン(過去10年)
EPPは高配当なのでもしや、と思いましたがSPYとの差はやはり大きいですね、というか米国が好調すぎるのでは? とも言えます。
今後も当面は米国が世界経済をひっぱって行くのでしょうが、将来はわかりません。 EPPのように突然失速するかもしれませんから日頃から分散を意識するのは大切と再認識です。
ちなみにEPP 経費率は0.49%とギリ許せる範囲、配当金利周りは4.83%とかなり高くなっています。 チャートを見るとかつての成長は見られませんが、この配当は大いに魅力的です。
ロボアドには様々な種類がありますが、THEO/WealthNavi について比較をしてみました。

THEOに組まれているインドのETFについて調査しています。

THEOには日本株式のETFも組まれていました。

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