米国では移動平均線は200日を使うのが一般的、これにより長期トレンドを予測し買い時の目安とするわけです。
昨年から米国ETFを買ってきたときに、いくらが妥当なのか目安がなかったのと、昨年は右肩上がりだったので高値で買ってしまいましたが今買増するときには移動平均線を見るようにしています。
この200日移動平均線の調べ方にちょっとした誤解があったので備忘録としてメモしておきます。 こんな誤解をするのは超ド素人のみ、一般方は読み飛ばしてください。
誤解してたのは・・・
200日移動平均線って、簡単に言えば稼働日の終値を200日分平均して求めるわけです。 次の日も200日分さかのぼって計算、 そしてチャートに平均線を描くことで長期のチャートの動きを予測するものです。
そして「米国は景気がよく、チャートも右肩上がりで中々買い場がない、200日移動平均線までチャートが落ちたのはチャイナ・ショックくらい・・・」という事を何処かで聞き、なるほどと感心していたのです。
つまり、200日移動平均線まで落ちれば買いと・・・
チャートを見てみると、確かに2016年のチャイナ・ショックあたりで200日移動平均線までチャートが落ちています。
VTI過去5年のチャート
これはSBI証券で5年分のチャートを引っ張り出して単純移動平均を200としたもので、このラインが200日移動平均線なのだと信じていました。
このグラフから直近では200日移動平均は115あたりにあることが分かります。
過去1年のVTIチャート
では過去1年のVTIチャートを見てみましょう。
このグラフから直近では200日移動平均は137あたりにあることが分かりますが、なぜ過去5年と過去1年のチャートで値が変わってくることに今更ながら気がついてしまったのです。
原因は日足と週足
日足はその日の値動き、週足はその週の値動きを表しているので、200日移動平均線は日足で見ることになりますが、過去5年のチャートは週足までしか見れないので結果、200週移動平均線を見ていたことになります。
ここに週足と書かれていました。 つまり私は約4ヶ月間 200週移動平均線を見て200日移動平均線と信じ、ETFを買い 記事も書いたわけですね。 (;´∀`)
・・・ちなみに過去の記事は修正しました。
長期に渡って200日移動平均線を見たいのだが
SBI証券のチャートでは1年以上になると日足が見られません。 最小でも週足です。そこでSBI証券の他にも長期に渡って200日移動平均線が見られるサイトを探しましたが見つけられませんでした。
じゃあ近似で見れば良いんじゃね、ということで200日、稼動5日として40週 つまり40週移動平均線とほぼおなじになるよね。
過去1年のVTIチャート(週足)
このグラフから直近では40週移動平均は137あたりにあり、ることが分かります。 200日(52週)移動平均線 というような標記をしているサイトもあったのでこのグラフに乗せていますが、 52週では直近で135
日足のチャートが137にあるので200日移動平均線を長期間追いかけたい場合は40週移動平均線が良いのかもしれません。
試しに、過去5年の40週移動平均線を見てみます。
VTI過去5年のチャート
ここでは40,52,200で見てみました。
確かにチャイナ・ショックのときにはガッツリと200日移動平均線(相当)のラインに食い込んでいます。 最近もいい感じで落ちてきています。
移動平均線、何を見るのかは自由ですがグランビルの法則にも有る200日移動平均線を長期間で見ようとすると、200日移動平均線相当として40週移動平均が良いのではないかとなりますね。
200日移動平均線をいろいろ確認すると、今結構買いどきなのかもしれません。 米中紡績戦争とか言われてちょっと心配ですが。

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