いつも当たり前に使っている米国の株価指数、普段はあまり気にしませんがどのような値動きを平均化したものか、改めておさらいをしておきたいと思います。
さて、株価指数とは株式市場に有るたくさんの個別銘柄の値動きを平均化し数値化したもの、日経平均とかNYダウとか聞いたことは有るかと思います。
投資をする上でこの株価指数の動きは非常に重要ですが、そもそもどのようなものの指数になっているのかつい忘れがち、一度整理しておきたいと思います。
NYダウ
ダウ平均と呼ばれ、非常に知名度が有る指標です。 米国で最も古く、ダウ・ジョーンズ社がアメリカ市場に上場している代表的な銘柄30銘柄を選んで、平均値を求めたもの。
100年以上の歴史があり、当時は12銘柄、1916年には20銘柄、そして現在の30銘柄に増えたのは1928年からと歴史があります。
年に一度銘柄の見直しが行われ基本的に成熟企業が選ばれる傾向にあり、またNYダウに連動するETFとしてはDIAがあります。
S&P500
アメリカのスタンダード・アンド・プアーズ社が定めている株価指数、米国の代表的な500銘柄を選出し その株価から計算されます。
時価総額は米国の約80%をカバー、米国の平均株価はS&P500とするのが一般的となっています。
このS&P500連動のETFは「SPY」・「IVV」・「VOO」
ナスダック総合指数
米国の電子株式市場である”NASDAQ(ナスダック)”に上場している全銘柄 約3000を対象とする株価指数、1971年2月5日の時価総額を基準とし、その値を100として計算されます。
ナスダックにはMicrosoft、Apple、Google、Amazon、Facebook等々 世界的なIT関連企業が上場しているので成長も期待できますが、株価も乱高下しやすい傾向に有ることが特徴、でもIT関連企業は大きく発展しており、現在は7700前後で推移しています。
つまり、1071年当時が100ですから、約45年で77倍です。
時価総額トップ10を見ると
アップル AAPL
アルファベット GOOGL
マイクロソフト MSFT
アルファベット GOOG
アマゾン AMZN
フェイスブック FB
インテル INTC
シスコ CSCO
ペプシコ PEP
コムキャスト CMCSA (2018年4月)
残念ながら、今現在ナスダック総合指数に連動するETFはありません。
ナスダック100
ナスダックに上場する金融セクターを除外した時価総額上位100銘柄で構成、ナスダック上場株式のうち代表的な100銘柄で構成される株価指数。
100銘柄の選択基準は金融セクター以外で、流動性が高い時価総額上位100社。とされている。市況によって時価総額は変動するので、定期的に銘柄入れ替えが行われています。
ナスダック100連動のETFといえばQQQ 、2008年以降の過去10年間では年率平均で約15%と大きく成長しています。
QQQはキャピタルゲインが魅力となりますが、若い会社が多いので変動幅も大きいため S&P500連動ETFの「SPY」・「IVV」・「VOO」を持っている人が多く、
QQQやDIAはどちらかといえば少数派、ただQQQのキャピタルは他を圧倒しているのでサテライト的に利用したいと検討中です。
S&P500連動ETFについてまとめました。米国の指標といえばS&P500です。

情報系の銘柄が多いQQQ圧巻のパフォーマンス。

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