2018年のはじめから米国株価は一時下落し、本格的な調整局面が始まった とか、リーマンショック以来の大きな値下げ とか言われていますが、株価はジリジリとまた上がり始めているようです。 今買うべきなのでしょうか?
6月現在のS&P500チャートを見てみると既にジリジリと値を上げてきているようにも見えます。 既に200日移動平均線近くまで値を下げています。
今まで買われすぎだったので調整が入ったと考えるべきですね。
(S&P500チャート)
PERについて確認してみる
また株価が割安か、割高かを判断する指標に「PER」があります。 PERは企業の年間の利益に対する株価の比率、 つまり1株あたりどのくらい儲けたのか、株価はいくらなのかの比率をみたもの。
ちなみに1株あたり100円の利益で、株価が1000円であれば PERは10です。同じ利益を出す株の株価は安いほうが良いのでPERが小さければ割安、大きければ割高と見るわけです。
でもPER過去4半期の平均が約17倍だったのですが、今現在は22.4倍とかなり高くなっているので通常であれば割高、買われすぎという見方ができます。 しかし200日移動平均線を見るとちょうと良い感じなので、既に22倍あたりが適正なのかもしれません。
これはMyindexさんからお借りしたグラフです。
左がPER、右がPBR
全世界のPERが17.3倍に対して、米国が22.4倍と やはり米国が割高に見えますが、ただPBR(1株あたりの純資産/株価)が3.3倍と純資産たくさん持っていることが伺えます。
純資産が大きいという事を考えればホントに割高なのか考えるヒントとなりそうです。
株価は予測できない
株価は結局の所予測できないものなので、買われすぎだからと言ってもそれに見合った成長をつづければPERが高くても 良いわけです。 過去はPER17倍くらいだったのが最近は22倍で落ち着いている、なんてことにもなるかもしれません。
また、こんな考えもあります、米国長期金利(10年国際)の利回りが現在約3%、PER22.4倍から益回りは4.5%
益回りは利益÷株価、ここから現時点で債権よりも株式のほうが魅力的といえます。 つまり債権とのバランスから考えれば、まだ株価が高いわけではないとの判断もできるのです。
ただ過去10年を振り返ればこれだけ株価が右肩上がりで上がってきたのですから昔に比べればかなり割高になってきているのは間違いありません。
米国の圧倒的な株式時価総額
またMyindexさんからお借りしたグラフですが、株式時価総額のグラフになります。
米国の時価総額が圧倒的ですよね、一国で世界全体の半分を占めているわけですから。 つまり株式投資において米国や米ドルを中心に考えるのは自然。
ただ今、焦って買い増す必要もないのでは?と思える状況です。
では何時買い増すのか、現金で持っているのも機会損失を考えればもったいので、決めた運用方針を崩さないようにするしかない・・・というお決まりの結論かなとおもいました。
昨年末、私は米国株を持っていなかったのでまずは米国のETFを買ってみた ⇒ ちょっと買いすぎたというところです。
今後はポートフォリオの割合をしっかりと考えつつ当面はドルコストで少額を買い付けていくつもりです。
なかなか運用方針が決まりません。こんなときはロボアドの意見も参考にするのも良いかもしれません。

コメント