キャピタルゲインとインカムゲインどちらが儲かるのか? もう答えがでている気がしますが、周りの人はキャピタルでも受けようと言う人よく見かけます。
しかし株価はいわば人気投票のような側面もあり、業績が良くても株価が低い 逆に業績が悪くても伸びが期待できると判断されれば株価は上がります。 到底私のような投資初心者がキャピタルゲインを長期間得られる気がしません。
キャピタルゲイン
単純に安く買って高く売ることで儲かる利益です。 100万円で買ったとある株が1年後に120万円になれば20万円の利益というわけです。
バブルの頃であれば間違いなく株価の上昇をねらうキャピタル狙いでしょうが、いつ利益を確定させるかは非常に難しく、 永続的に利益を得ようとするならば 確定させた利益でまた次の投資先を見つけて投資するサイクルを繰り返さなければなりません。
となると、少なくても私のような投資初心者にとっては1回や2回のラッキーはあるかもしれないけれど続けて勝ち続けるような知識などはありません。 もちろん複数の銘柄に分散するような投資をするのだと思いますが・・・私の場合は儲け続けられる気がしません。
インカムゲイン
インカムゲインは資産を持っているだけで生みだされる収益のこと、 株価は常に動いており、毎月同じだけ儲かるとはいきませんが、 配当金であればその企業の株価が人気がなくても大きなブレなく安定的な収入になります。
私の場合は、株価が上がるか 下がるかの予測はできませんし 当たる気もしません。 なのでこの配当が大きい企業への投資でインカムゲインを拡大するのは私にあっています。 一般の方も長期的なリターンを考えるのであればインカムということになります。
問題は・・・一般的に米国ETFの配当が高いものでも3~5% 今時の定期預金なんかに比べれば樹分に大きな額なのはわかっているのですが、ある程度の収入と考えれば原資が少ないとちょっと悲しい金額に。
例えば3%/年の配当を出すETFの場合の配当は
100万円 ⇒ 3万円
1000万円 ⇒ 30万円
3000万円 ⇒ 90万円
1億円 ⇒ 300万円
株価の動きは配当率よりも遥かに大きく動きます。 その為か ついキャピタルゲインを見てしまいます。
また配当で生活できるレベルの収益を得ようとすると1億円以上を運用する必要があることから、なかなかこれだけの額を運用できる人は多くなく、このためか インカムはあまり注目されていないのかもしれませんね。
ではどうすればいいのか
成長市場への分散投資、利益は複利で運用することで原資を大きく育てる。 無理のない範囲で積立を継続すること。
もし月々5万円を積立できて、トータルのリターンが6%の場合 35年続けると資産が1億円を超えていきます。
このため、右肩上がりの市場へ分散投資するETF、配当が高めなETFを狙い、配当も再投資することで原資の最大化を狙えばいいわけです。 過去100年にわたって右肩上がりの成長を続けてきた米国、世界中の貿易で決済に使われるのも圧倒的に米ドルなので 米国株式へ分散投資するETFは自ずと注目です。
また米国や日本で人気のETFを楽天ヴァンガードとして投資信託にした商品もでてきています。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」で、1位と3位を受賞した「楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)」と「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」は 米国ETFのVTとVTIのこと、米ドルで直接ETFを買わなくて良いため、はじめての方でも簡単に運用が開始できると思います。
米国でも人気のETF、要検討です。

主要な米国ETFをまとめてみました。

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