なぜS&P500ではなくVTIを選んだのか、理由をまとめてみます

S&P500といえばS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが公表している米国の代表的な株価指数の1つです。

すでにインデックス投資の一つの最適解として定着している感があります。実際にETFの規模ランキングを見ても1,2,4位の「SPY・IVV・VOO」はS&P500をベンチマークにするETFです。

なのでこれら3つはベンチマークが同じなので成績も同じになります。となれば手数料が一番安いものを選べばいいということになりますね。

ETF運用額ランキング

ここで注目したいのが第3位につけている「VTI」知る人ぞ知るもう一つのインデックス投資最適解の1つといえるETF、成績もほとんどS&P500と変わりません。

紫 :S&P500
水色:VTI

違いは選ばれた米国優良企業500社か米国株式全体を買うかの違いで、どちらも時価総額加重平均となっています。

S&P500:
米国の優良大型株500銘柄で構成

VTI:
米国株式ほぼ全て約4000銘柄で構成

どちらもインデックス投資のコアとして優秀、どなたにでもおすすめできますが自分はVTIを選ぶことにしました。

S&P500は選ばれた優良銘柄のみで構成されているのに対してVTIは成績がいまいちな銘柄も多々含まれており、まさに雑種という感じです。

この雑種のVTIを投資信託(楽天VTI)で購入しています。今回はS&P500を選ばずにVTIを投資信託で選んでいる理由をまとめておきますので商品選択の参考にしてもらえばと思います。

現代ポートフォリオ理論を参考に

ノーベル経済学賞を受賞した現代ポートフォリオ理論なる理論があり、多くの銘柄に分散し時価総額加重平均でポートフォリオを組むことが最も効率が良いとされています。

これを理解するのは難しいのでかんたんに説明しているページを探しましたが、ロボアドの「THEO」HPに以下のように記載されていることを発見しました。

「現代ポートフォリオ理論」とは、金融資産への投資比率を決定する理論。リスクを抑えながら一定のリターンを得るためには、多数の銘柄や複数の資産に分散して投資することが有効であると示したものです。1952年にハリー・マーコウィッツ氏が発表した論文(※)を始めに研究が進められ、氏は1990年にノーベル経済学賞を受賞しました。

研究では多くの銘柄、複数の資産に分散するのが有効とされているのですが、過去の経験則上、株式が最も効率が良いことがわかっていますよね。

あの有名なシーゲル博士の「株式投資の未来」にある200年チャートです。

注意点はいくつかありますが、米国株式に投資をしてる前提で株式が圧倒的な強さを誇っています。なので株式へ幅広く分散させるファンドをコアに置くのが良いということになるはずです。(リスク許容度には注意してくださいね)

S&P500は500銘柄、VTIは米国株式全体ですから約4000銘柄、理論上はS&P500よりもVTIのほうが効率が良いということになります。

実際のところどうなのでしょうか? S&P500もVTIも殆ど差はないというのが定説ですが・・・

紫 :S&P500
水色:VTI

VTIの設定日が2001年ですから、そこから今まで20年のチャートを比較してみました。えらばられた優良株のS&P500よりも雑種のVTIのほうがやや成績が良いように見えます。

S&P500は20年で約3.5倍、VTIが約4倍という結果ですが、これを誤差と見るか優位性ありと見るかはありますがやす吉は優位性ありと判断してVTIを選択しています。

VTIを投資信託で購入する理由

やす吉はポートフォリオの高配当部分はすべてドルで直接ETFを購入していますが、インデックス投資部分は投資信託を資料してVTIを購入しています。

分配金を受け取りたくない

VTIを直接ドルで購入すると分配金が支払われます。コレ自体はいいのですが分配を受け取ったからと言ってそれをそのまま使ってしまってはいけません。資産を増やすためには当然再投資するのが基本ですからね。

楽天VTIは分配金を出さずに自動的に再投資してくれますから非常に楽です。また分配金は20%課税されますから、再投資をする場合は税引き後の残りで購入することになります。しかし楽天VTIは分配金がないので課税されることもなく、税金の繰り延べ効果で資産増大には有利です。

またNISAなど非課税制度を利用すれば分配金は非課税になります。でも再投資の手間は残りますからね。

また最近「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」も登場してきています。ベンチマークが同じVTIですからこれから投資を始める人は信託報酬が安い「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」がいいのではと思います。

まとめ

インデックスファンドの最適解として定着してきたS&P500、実は現代ポートフォリオ上より効率が良いと考えられるのがVTIです。

過去の成績はほぼ互角ですが20年と長期でチャートを比較すると、VTIのほうが優位性が高いようにも見えます。このためやす吉はインデックス投資のコアをVTIに置き、再投資の利便性と税金の繰り延べ効果を考えて分配金を出さない投資信託を利用することにしました。

直接ドルでETFを買ったほうが信託報酬は低くおさえられるのですが、長期運法では税の繰り延べ効果のほうがメリットが大きいとの判断です。

やす吉がインデックス投資で積み立てているのは「楽天・全米株式インデックス・ファンド」、そう楽天VTIです。 なぜ本家ではないのか、そ...

以上S&P500ではなくVTIを買っている訳とインデックス投資のコアを投資信託にしている理由でした。なにかの参考になったでしょうか?

それでは、また!!

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