初めての確定拠出年金/選ぶべきは先進国株式100%

新入社員が会社に入ってすぐに投資の話をされることがあります。これは退職制度に確定拠出年金制度を採用している場合で退職金制度の説明ということになるのですが、すぐに運用指示書を渡されて会社からの拠出金を自分で商品を選択して資産運用することになります。学生のうちから投資に慣れている人であればいいのですがほとんどの人は初めての体験でしょう。

確定拠出年金には企業型と個人型があり、個人型はiDeCoの愛称で聞いたことがある人は多いと思いますが企業型というのもあるのです。

この制度、退職金の一部を自分で運用するもので拠出金が非課税、利益も非課税とメリットが多く、やらない理由はないでしょう。投資する商品もあらかじめ決められている中から選ぶので選びやすいという特徴もあります。

ただいきなり投資といっても・・・一応、企業型の確定拠出年金については資料が配られたりEラーニングなどで教育展開されると思いますが、一般的な話であって本音のところが展開されることはまずないと思います。

そこで今回は確定拠出年金を運用するにあたって個人的におすすめな運用方法をまとめておきたいと思います。もちろん個人的な意見であって参考程度に見てもらえばと思います。

加入しないという選択はない
元本保証を選ぶメリットは小さい
リスクを取らないという選択肢はない

加入しないという選択はない

確定拠出年金の加入選択ができる場合は加入するに〇をつけましょう。老後資金の準備として確定拠出年金は非常に有利な制度です。

もし選択しない場合は掛け金が給料に上乗せされますが税金的には非常に不利です。なぜならば、確定拠出年金を利用しないで自分で運用すると・・・

所得税・住民税をひかれた後のお金で購入

確定拠出年金の場合は所得税・住民税非課税なので、税金をひかれる前のお金で購入できる。つまり元本保証でまったく資産が増えなくても税金分お得となるわけです。

もし所得税・住民税ともに10%とられているのであれば、確定拠出年金では掛け金は非課税なので、普通に買うより20%余計に買えることになります。

元本保証を選ぶメリットは小さい

投資は資産が増えるかもしれないけれど減るかもしれない。これはほとんどの人が理解していることだと思います。

このため無理やり運用を迫られると元本保証を選びがちです。確定拠出年金の商品の中には定期預金もありますから、定期預金100%であれば減ることはありません。

資産が減らないということはほぼ増える見込みがないということ

確かにこれでも掛け金の非課税メリットは享受できますが忘れてはいけないのがインフレリスク、インフレとは物の価格が上がって相対的にお金の価値が減ることですね。

日本を含めた先進国ではインフレ目標を2%に設定していますからお金の価値は2%づつ減っていくことになります。

なので定期預金など元本保証は資産運用という意味ではあまりいい方法ではありません。「元本保証=増えない」のが有効なのは近い将来使う予定のあるお金、教育資金などです。

確定拠出年金は遠い将来使うお金を準備するものなので利回りはインフレ目標以上(2%以上)でなければ運用するメリットが無いですね。

リスクを取らないという選択肢はない

ジェレミー・シーゲル教授著「株式投資の未来」にある有名な200年チャートでは、過去200年で一番成長した資産は株式であることが示めされています。

株式は確かにリスクの大きな資産であり、プラス10%の年もあればマイナス10%の年もあります。暴落が起きれば30~50%も下落する可能性だってあります。

しかし過去のパフォーマンスを見れば200年で約60万倍に成長しており長期運用では他の資産に比べて圧倒的なパフォーマンスを示しています。

でも暴落時には元本割れもするよね・・・なので債券などを組み入れたバランス型がいいのではないか?? もちろんそれも一つの選択なのですが、これを見てほしいと思います。

これは自分の資産額(確定拠出年金)の推移です

勤めていた会社で確定拠出年金制度がスタートしバランス型を中心に運用を開始しました。しかし2013年から運用商品を見直して先進国株式一択としています。

バランス型を中心としていた時期は元本割れが続いていた

バランス型を適当に選んでしまったせいもあると思いますが、資産運用ですからリスクをとるのは当たり前と考え直して、2013年に先進国株式100%に乗り換え、ここからはやっと成長がみられるようになっています。

コロナショック時も元本割れしていませんね。もし元本割れしていたとしても運用額を考えれば労働や節約で何とかカバーできる金額でしょうし、しかも時間をかければ復活が見込めますからリスクをとらない選択肢はないのではと思っています。

この部分は各自の環境や考え方なのでしっかりと考えていただきたいのですが、パフォーマンスについても実績データがありましたのでご紹介したいと思います。

JーPEC運用利回り実績より

運用利回り0%以上1%未満の人が一番多いという結果になっています。かなりの人が定期預金など元本保証の商品を選んでいることがわかります。

また運用利回り5%以上、10%以上の方もいますが 米国株式の長期リターンが6~7%程度であることから推測して先進国株式中心に運用しているものと推測します。

ちなみに運用利回り5%というのは、月々3万円を20年間積み立てると資産額は1230万円、定期預金など利回りがほとんどなければ720万円というレベルです。

バランス型は、自分の場合は元本割れが続いていましたから商品によって運用結果は様々だったと思います。少なくとも利回り5%、10%はありえないでしょう。

以上商品選びの参考になったでしょうか?

まとめ

確定拠出年金について選ぶべき商品について考察してみました。

個人的結論は先進国株式一択、やはりパフォーマンスと資産額がまだ大きくないので損失が出ても労働や時間でリカバリーできる範疇だと思うからです。

もし大きな資産をすでに持っているのであれば守りを考え、債券などを組み入れる必要はあると思いますが、確定拠出年金で運用中の金額であれば先進国株式で攻めていてもいい金額ではないでしょうか?

もちろん運用金額や年齢によって組み入れ商品を見直す必要がありますが、特に新入社員として入社したてであれば資産額は小さいはずなので、なおさら攻めるのがおすすめです。

それでは、また!!

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