投資信託にもレバレッジの波?/基本をおさえて有効活用しよう

最近レバレッジ型の投資信託が徐々に増えてきているようです。2021年11月17日より「楽天レバレッジNASDAQ-100」(レバナス)が新たに設定されるようですし、SBI証券の販売金額ランキングを見ても上位10までにレバレッジ型は2つも入っています。

最近は米国のインデックスファンドによる長期投資は定着してきた感がありますが、同じ米国でも更に大きなリターンを狙う人が増えてきているのですね。

投資商品は資産を増やすためのツールですから何をどの様に使ってもいいのですが、大きく儲かる可能性がある一方で大きく損をする可能性もある商品なので内容をよく知って活用する必要があります。

今回レバレッジ型の投資信託について考察して使い方についても考えてみたいと思います。

人気のレバレッジ型投資信託
レバレッジの基本
知っておきたいレバレッジの注意点
結局は投資の目的による

人気のレバレッジ型投資信託

人気のレバレッジ型投資信託といえば「iFreeレバレッジNASDAQ100」SBI証券の買付ランキングでもトップ10に入る人気の投資信託です。

NASDAQ100は米国の代表的な経済指標の一つです。NASDAQは新興企業向けの市場であり、この上位100社で構成されるのがNASDAQ100、成長著しい企業群で構成され過去の実績を見ても高い成長をしてきています。

組み込み上位にはGAFAMやテスラ、NVDAなど錚々たる顔ぶれですね。このNASDAQ100の2倍の値動きをするように設計されているのが「iFreeレバレッジNASDAQ100」大きな値上がりが期待できる商品です。

過去3年の成績はこの通り、コロナショックからの回復期は圧倒的なパワーを発揮、これが人気の秘密ですね。

信託報酬は0.99%、後発の「楽天レバレッジNASDAQ-100」(レバナス)も同じインデックス、ブル2倍と同じ値動きを目指しています。信託報酬は0.77%と低めにしているのは後発ならではです。

レバレッジの基本

レバレッジ型投資信託は商品先物取引などを活用して投資資金の何倍もの投資効果を狙うよう設計されており、主に日々の値動きに対して2倍、3倍になるように設計されているものが多いですね。

またインデックス投資では長期での運用を前提にして商品を選びますが、レバレッジ型はもともと長期運用向けには設計されていません。相場の環境に応じて判断が必要となる部類の投資信託ということも知っておく必要があります。

今人気の商品にレバレッジを効かせた投資信託、ETFがあります。例えば「ファンド オブ ザ イヤー2020」でも12位「iFreeレバレッジ...

レバレッジ型のファンドは大きく分けて2種類、ベンチマークに対して同じ動きをする「ブル型」もの、逆の動きをする「ベア型」です。

ブル2倍とかベア2倍なんて言い方もします。

例えば「iFreeレバレッジNASDAQ100」はブル2倍のファンド、つまり「NASDAQ100」が5%増えれば「iFreeレバレッジNASDAQ100」は10%増えるように設計されています。

これは上昇局面には圧倒的な強さを発揮しますが下落局面では大きくマイナスになります。また対象のベンチマークが上下を繰り返すと負の複利効果が発生して損失を大きくする可能性もあります。

楽天証券のHPにわかりやすい図がありましたので紹介したいと思います。

もし対象指数が20日間にわたって連日同じパーセント上昇と下落を繰り返した場合の図になります。このようにレバレッジ型のメリットが十分に発揮できるのは対象のベンチマークが一方向に動いた時ということが言えます。

このためレバレッジ型は上昇局面で買ってもみ合い時には売却など環境の変化に応じて迅速な判断が求められるファンドです。

知っておきたいレバレッジの注意点

これ以外にも知っておきたい注意点をいくつかまとめておきたいと思います。

レバレッジ型はETFでの購入をおすすめ

ETFは株式に上場しているのでリアルタイムで売買が可能となっています。これに対して投資信託は上場しておらず、申し込んだ次の日以降の終値を反映して基準価額が算出されます。

つまりピンポイントで取引をすることができないのです。もしピンポイントで取引をしたいのであればレバレッジ型のETFがおすすめします。

為替フルヘッジの投資信託が多い

NASDAQ100はドルベースですから円換算で2倍にするためには為替の影響が邪魔になります。このため多くのレバレッジ型の投資信託では為替をフルヘッジしています。

「iFreeレバレッジNASDAQ100」、「楽天レバレッジNASDAQ-100」(レバナス)いずれも為替フルヘッジタイプです。

一般的な投資信託は為替ヘッジが無いものが主流なので円安に触れれば為替差益が期待できますし円高に触れれば為替差損がありますが、レバレッジ型の投資信託ではこのような影響は最小限におさえられています。

結局は投資の目的による

レバレッジ型は環境の変化に応じて迅速な判断が求められるファンドなので短期的運用を前提に設計されています。もちろん長期保有がダメということではありませんが商品の特徴を理解した上で資産形成戦略にどの様に活用していくのかを考えて行きたいですね。

特徴はなんと言っても上昇局面では圧倒的な強さを発揮すること、一方で市場がもみ合うと価格を下げていってしまうことが挙げられます。

なので順張りで上昇を信じられるときに購入し、市場がもみ合ったらすぐに手を引くというような運用が求められます。

なので投資初心者さんがメインに据えることはおすすめできませんが、どのようにして資産を増やしていくのかを考えたときに、投資に時間がかけられる・損失を出してもリカバリーできる金額で行う・リカバリーできる時間があるというような人に向いている商品ですね。

あくまでもサテライト的にトッピングをするのか、資産が小さいうちはリスクを取る など 資産を何時までにいくら位準備したいのかその上で商品の必要性について検討することおすすめです。

まとめ

レバレッジ型の投資信託が注目を集めています。今まで人気だった「iFreeレバレッジNASDAQ100」に加えて「楽天レバレッジNASDAQ-100」(レバナス)も設定されます。

その人気は圧倒的な成長力、NASDAQ100のブル2倍が設定されているので上昇局面ではかなりの成長が期待できそうです。

ただレバレッジ型故の特徴もあり初心者さんは要注意、大きく儲かる可能性がある一方で大きく資産を減らす可能性もあります。

市場がもみ合うと価格が下がっていく
上昇は2倍、下落も2倍

なので上昇が信じられるときに購入し、もみ合ったら手を引くような運用が求められると思います。いずれにしても資産形成の目標をよく考えてリスク許容度の範囲で運用することをおすすめします。

それでは、また!!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする