【つみたてNISA】NYダウへの投資商品が追加/これは買いか!?

つみたてNISA対象商品で米国株式といえば超有名なS&P500をベンチマークにするインデックスファンドとCRSP U.S. Total Market Index(米国株式全体)をベンチマークにするインデックスファンドがあります。

いままではつみたてNISA対象にNYダウ(ダウ工業株30種平均)に投資するファンドがなかったのですが今回NYダウをベンチマークにするインデックスファンドがつみたてNISA対象商品に追加されました。

追加されたのは大和アセットマネジメントの「iFreeNYダウ・インデックス」、NYダウ(円ベース)の値動きに連動するように設計されている投資信託ですね。

どのようなファンドかを整理しておきますのでこれから投資を始める方の参考になればと思います。

iFreeNYダウ・インデックスとは
ダウ工業株30種平均とは
パフォーマンスはどうなのか?

iFreeNYダウ・インデックスとは

投資信託を選ぶ際に気にすべきことの1つに手数料があります。リターンはコントロールできませんが手数料ははじめから分かっているのでコントロール可能ですからね。

つみたてNISA対象商品ですからノーロード、信託報酬は0.2475%となっています。

かなり安いとは思いますが、S&P500や全米株式のファンドの信託報酬を見るとやや割高に感じるのは致し方ありません。

S&P500をベンチマークにしているファンド
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.0968%
・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド  0.0938%

CRSP US TOTAL・MARKET・INDEX(全米株式)をベンチマークにしているファンド
・楽天・全米株式インデックス・ファンド    0.162%
・SBI・V・全米株式インデックス・ファンド    0.09%

これは、もし運用資産が1000万円だったとすると年間にかかる手数料は
 0.2475% ⇒ 23,750円
 0.0900% ⇒   9,000円

実際には隠れたコストがすこし上乗せされますが、信託報酬の違いでこのくらい手数料に差がでるイメージです。

次にどのくらいのパフォーマンスが期待できる商品なのでしょうか?そこで運用実績について投資信託説明書より騰落率について抜粋しました。

説明によると「過去5年間における年間騰落率(各月末における直近1年間の騰落率)の平均・最大・最小を、 ファンドおよび他の代表的な資産クラスについて表示しています」

ここから過去5年の実績として平均リターンが年間9.8% 年間の騰落率が最大で53.1%、最小でー15.5%となっています。

年間でこのくらいのリスク(値動き)が有る商品ということがわかりますね。

ダウ工業株30種平均とは

このファンド、NYダウに連動するように設計されているので、そもそもNYダウについて知っておいったほうが良いですよね。 メジャーな指数 S&P500・全米株式と特徴を比較してみます。

ダウ工業株30種平均
・ダウ・ジョーンズ社が算出・公表している米国の代表的株価指数
・米国を代表する工業株30銘柄で構成(鉄道・公共事業以外)
・株価平均型株価指数

S&P500
・米国を代表する優良大型株500銘柄
・市場の時価総額の約80%を網羅
・S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが公表する指数
・時価総額加重平均型株価指数

CRSP US TOTAL・MARKET・INDEX(全米株式)
・米国の小型株から大型株までほぼ全て(約4000銘柄)
・CRSPが公表する指数
・時価総額加重平均型株価指数

NYダウは他のメジャーな指数に対して組入銘柄が30と非常に少ないことがわかります。また組み込む割合が平均型ですから皆同じ割合というのが特徴的です。

S&P500や全米株式は時価総額加重平均ですから企業の時価総額に応じて組み込み割合を変えますがNYダウは平均で組み込むということです。どちらも一長一短ありますが、多くの指数が時価総額加重平均を採用しているというのは知っておいたほうが良いでしょう。

実はノーベル経済学書をとった現代ポートフォリオ理論によれば最も効率の良いポートフォリオは幅広く分散させた株式を時価総額加重平均で持つことが良いとされているのも注目です。

パフォーマンスはどうなのか?

つみたてNISA対象にNYダウ・S&P500・全米株式というメジャーな指数が揃いましたがこれらを長期で比較したいので同じベンチマークを採用しているETFでパフォーマンスを比較してみたいと思います。

NYダウ    :DIA
S&P500   :SPY
全米株式  :VTI

切り取る時期によってパフォーマンスは変わりますが過去5年で見るとコロナショック後の回復期はS&P500や全米株式の方がパフォーマンスは良さそうです。

NYダウ:水色
全米株式:ピンク
S&P500:紫

インデックス投資は長期運用が基本、過去20年の長期チャートを見てみましょう。

NYダウ:水色
全米株式:ピンク
S&P500:紫

若干差がついてきましたね、20年という長期で見れば全米株式のパフォーマンスがやや良さそうです。全米株式は約4000銘柄を時価総額加重平均で組み込んでいますから現代ポートフォリオ理論に一番近いのかもしれません。

まとめ

以上 「iFreeNYダウ・インデックス」 の概要とNYダウについて確認整理してみました。

インデックス投資では「長期・分散・積立」が重要と言われますが、ベンチマークのNYダウは30銘柄とS&P500や全米株式に対して分散度合いが少ないですね、また最も効率が良いと言われる幅広い分散と時価総額加重平均による組み込みでもありません。

前回、前々回と【インデックス入門】として投資未経験の普通の人がほぼ100点の資産運用をする方法について考えてきました。 もちろん投資...

とは言うもののNYダウは過去より右肩上がりで成長を続けているという実績を見れば投資に値しないということではないと思います。ただ結論は強力に推せるファンドかと言われれば過去の成績含めてちょっと微妙、素直に信託報酬が安い「S&P500・全米株式」でいいのでは?というのが個人的感想です。

もちろん投資に答えはないので買っちゃダメということではありませんよ。あくまでも自分なりに考えて有効と思えば活用するということです。

それでは、また!!

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