VEAについて整理していませんでしたので、改めて。 しかし米国を除く先進国ETFとはかなり変わっていますよね、パフォーマンスだけ見れば圧倒的に米国有利なのになぜそれを外すのか? と考えるとVEAは投資初心者から見るとちょっと変わったETFに感じます。
しかしETFはいろんな物があって様々なニーズに対応できるようになっているとも言えますね。 たとえば「VTI+VWO+VEA」の組み合わせで世界中への分散投資ができます。 もちろんVTでもOKですが、例えばこの比率を好きなように変えることも可能なわけです。
FTSE先進国 オールキャップ(除く米国) インデックス
VEAのベンチマークは「FTSE先進国 オールキャップ(除く米国) インデックス」 カナダ、欧州地域の先進国市場、および太平洋地域の先進 国市場の、大型株・中型株・小型株約3,700銘柄で構成、
主な投資対象国として、日本、英国、カナダ、フランス、ドイツ、スイス、オー ストラリアが含まれます。
国別の構成比率では日本一位、でも保有銘柄を見ると上位10銘柄に日本のメーカーとしてあるのはトヨタのみ、国別構成比の第一位に日本が有るのは、GDP第3位なので米国を除く先進国となれば当然かもしれません。
過去のVEAチャートを確認
過去10年のVTIとVEAのチャートを比較してみました。 米国以外の先進国はほぼ横ばいなのに対して米国の強さが際立っていることが分かります。
VTIとVEAのチャート比較(過去10年)
トータルリターンを比較
VEAは経理率0.07% 配当率2.81%とここだけ見ればVYMとほぼ同じと言えます。 しかしトータルリターンはどのくらいの差がでるのでしょうか?
VTIとVEAのトータルリターン(過去10年)
トータルリターンでもVEAよりもVYMが圧勝です。 VTIとVYMのトータルリターンはほぼ同じなので、これだけ見れば投資初心者があえてVEAを選ぶ理由は見当たりません。
ここからVEAの存在意義は、リスクヘッジのためVTIなどと組み合わせるETF、また配当が2.81%あるので配当狙いというのもありかもしれません。
となるとVEAはポートフォリオのバランスとり、特別な考えや理由がなければ投資初心者は素直にVTやVTIを選ぶのが間違いないでしょう。
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