初めての投資信託/投資する商品を決める為の考え方を解説

投資信託を購入しようと決めた方、まず何から初めていいのかがわからないと思います。なので前回は考え方をステップを追ってまとめてみました。これを見れば投資信託で資産形成をするための全体像が見えてくると思います。

重要なのは資産運用の目的はなにかを明確にすること、例えば老後資金不足分を補完するために65歳までに2000万円を作るというようなことですね。

これを再現性高く実現するためにシミュレーションをおすすめしています。

将来のために投資信託を始めよう!投資信託は最低100円から投資が可能なのでお手軽に資産運用ができます。手軽に投資を体験できるのは投資を考え...

今回はもう少し進んでどのような商品を選んだらいいのかを考えていきましょう。一般的なセオリーというよりも個人的な考え方をまとめているのでその点はご注意ください。

インデックスファンドを選ぶ
罠商品を避ける
選ぶべき商品の特徴

インデックスファンドを選ぶ

短期的に大きく儲けたい!!というのは誰もが思っていると思いますが、再現性が低く誰もが儲けられるわけではありません。

よくゼロサム・ゲームとも言われますが、短期で儲けるということは一部の人が勝つ一方で多くの人が負けるということです。ゲームとしては面白いかもしれませんが、勝ち続けるのは資産を形成するという意味では不向きであることは明確でしょう。

一方で再現性高く儲けるためには、資産を幅広く市場に分散させてどこの誰が勝つのか予想をしない方法が一番とされています。それ平均だよね 平均だったらあまり儲かっていないことになるのでは?と思われた方も多いと思います。

しかしそんな事はありません。例ですがほぼ米国全体を買うようなS&P500を見ても30年で約10倍も成長しています。たとえば貯金が10倍になると聞けばかなり儲かっていると言えるのでは無いでしょうか?

S&P500長期チャート

じゃあ平均以上を狙えばもっといい成績がおさめられそうじゃないか・・・と思われた方、確かに市場平均よりも良い成績を狙うファンドがあります。

アクティブファンドですね、ただ長期間市場平均を上回るファンドはごく少数で殆どの場合はインデックスファンドのほうが成績が良いという結果がでているので資産形成という意味ではおすすめしません。

そもそも市場平均よりも勝つファンドを当てることはできない

さらに言えばノーベル賞を受賞した「現代ポートフォリオ理論」によると理論上、最も効率の良いポートフォリオはリスク資産を幅広く分散させ、時価総額加重平均という方法でポートフォリオを組むこととされています。

時価総額加重インデックスの理論的根拠で、ノーベル賞学者シャープ氏が創案した CAPM (資本資産価格モデル)によれば、全てのリスク資産を時価総額ウェイトで組入れた“市場ポ ートフォリオ”は平均-分散アプローチの観点から最も効率的であり、いかなる投資家もこれ を上回る運用はできない、とされている。

ニッセイ基礎研究所が年金ストラテジー(vol.129)

この現代ポートフォリオ理論を実践するようなインデックスファンドも販売されており、難しいことを考えずにこれらファンドを投資のコアにするのが投資で資産を増やすということでは一番のおすすめです。

罠商品を避ける

最近はネットによる情報拡散でインデックスファンドの知名度がかなり上がってきました。金融庁が進めている「貯蓄から投資へ」の一環としてつみたてNISAがありますが、これの対象商品もほとんどがインデックスファンドです。

インデックスファンドは市場の株価指数に連動する様に作られているので、何らかの株価指数に連動していればすべてインデックスファンドに分類されます。

でもこの指数が??と思うようなものとか、異常に手数料が高かったりするインデックスファンドが登場してきています。

最近有名になってきた投資方法にインデックス投資があります。個別の株を買うのではなくS&P500や日経平均といった株価指数に連動する...

インデックスファンドの特徴は市場平均に連動するファンドですからアクティブファンドのように市場の分析にコストが掛かりません。インデックスファンドは手数料が安いことが特徴、優良なインデックスファンドは売買手数料ゼロ、信託報酬(年間の維持コスト)0.2%以下が普通になってきています。

選ぶべき商品の特徴

おすすめしているインデックスファンドは現代ポートフォリオ理論に基づくファンドです。市場に幅広く分散しかつ時価総額加重平均で組み込む割合を決めているものがおすすめです。

ちなみに時価総額加重平均とは銘柄の組み込み割合を時価総額に応じて決める方法です。

ポイントはどの国や地域に分散投資しているか

幅広く分散という意味では世界中の株式に分散させるのが最も効率が良いということになりますね。

最も効率が良いのは世界中の株式に分散

全世界株式に分散させるのは間違いない選択ですね、全世界に分散させる低コストのファンドはあるのですが、ただ個人的には問題もあると思っています。

問題は前提が超長期であること

私達が投資できる期間は限られています。自分が生きている範囲で考えれば全世界株式への分散が最善であるとは限らないということです。

御存知の通り世界経済は現在は米国が引っ張っていますし過去のパフォーマンスを見ても、投資家保護や新しいイノベーションがどんどんと生まれている事を考えると当面は米国株式への分散としてもいいと思います。

過去10年全世界株式と米国株式(VTIとVT)
 水色:米国株式
 紫 :全世界株式

全世界に分散させるのか、米国株式に分散させるのかは人それぞれいろいろな考えがあるのでなんとも言えませんが以下のような特徴があると考えています。

全世界株式
米国が下がって別の国や地域が伸びれば自動的に組み込み割合を調整するので完全ほっぽらかし運用が可能

米国株式
当面は米国一強が続くと思われるのでパフォーマンスは米国株式への分散が上、全世界株式を選んでも中身の6割近くは米国株

運用方針を決める

投資を初めたばかりで金融資産がまだ小さいうちは株式一択というお話です。債券は不要・・・あくまでも個人的意見です。

一般的には株式と債券を7:3とか5:5とかの割合で持つことが推奨されていますが投資初心者さんは株式1択がおすすめです。資本主義に於いて富の源泉は株式であるのは間違いありません。過去を振り返っても一番パフォーマンスが良かったのは株式です。

長期運用を行うときにどのようなポートフォリオを組めばいいのか参考になる面白いグラフがありましたのでご紹介したいと思います。 有名な投...

なので特に投資初心者さんは株式一択がおすすめ、資産の守りよりも資産を増やすことに注力したほうが良いと思います。

暴落があっても絶対的な金額ではマイナスが少ないのでリカバリーが容易

またリスク分散は現金を持つことで対応しましょう。株式が暴落したら買い増しできるようにするのが合理的だと思っています。

同様に考えると、つみたてNISAの対象商品にもバランス型などがありますが、非課税枠が年40万円までなのを考えるとバランス型はおすすめしませんし、iDeCoも同じく株式一択ですね。

ただ資産が育って規模が大きくなってくると現金は機会損失にもなってきますので債券を加えて分配金を得る等作戦を立てる必要はありますが、あくまでもコア資産が育ってきてから考えればいい話です。

もちろん生活防衛費や近い将来使うお金や生活費を投資に回してはいけませんよ。

まとめ

投資信託を購入するとき、どのような商品を選ぶべきかを整理してみました。

まずはインデックスファンドで投資のコアとなる商品を選びたいですね、またインデックスファンドに分類されていても手数料が高いとか連動するインデックスがイマイチなものも多々あり、インデックスファンドであればいいということではありません。

選ぶべきは低コストで世界全体の株式に分散投資するもの、米国株式に分散投資するものがおすすめです。

最近は優良な商品が様々発売されてきているので今だったらと個人的に思うものを紹介したいと思います。

全世界株式
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

米国株式
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

もちろんこれ以外にもいいものはたくさんあります。

とりあえず「ファンドオブザイヤー」受賞ファンドや「つみたてNISA」対象商品であれば罠商品は有りませんからここを参考にする事をおすすめします。

それでは、また!!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする