将来のために投資信託を始めよう!投資信託は最低100円から投資が可能なのでお手軽に資産運用ができます。手軽に投資を体験できるのは投資を考えている人にとって嬉しいことですが、さすがに100円や1000円じゃあ少なすぎる気がします。
投資を始めるときに悩むことは、まず何を買ったらいいのか?、いくら位投資をしたらいいのか?だと思いますが、ここがわからなくて証券会社の窓口で相談したり、言われるがまま購入したりはNGですから気をつけてください。
窓口は相談できて安心感がありますが、手数料が高く資産形成に不向きな商品しか売っていません。
今回は投資を始めるときに何をしたらいいのか誰でも理解できるようにステップに分けでまとめてみたいと思います。
資産形成のイメージ把握
投資の目的を決める
シミュレーションで積立額を算出
投資に回せるお金の把握
資産形成のイメージ把握
まず運用の方法ですが「短期で大きく」「長期でコツコツ」と大きくこの2つに分けられます。
リスクとリターンは裏表一体ですから大きなリターンを求めるとその分リスクも大きくなります。つまり再現性が乏しくなり一部の人しか儲からないということになります。短期トレードやFXなどがその例ですね
これに対して長期でコツコツと運用するとは、今後も人口は増えて経済は発展していく事を前提に、自分のお金を市場に幅広く分散させて経済成長の恩恵を得るというものです。
これは優良なインデックスファンドを購入することで実現できます。内容は市場の株価指数(日経平均とかS&P500とかです)に連動するように運用するものです。
また市場の経済指数よりも良い成績を目指すものもあります。アクティブファンドと言われているものですが、長期で見たときに殆どのアクティブファンドがインデックスファンドよりも負けてたことも知っておきましょう。
短期で大きく
ごく一部の天才や運が良かったひとだけが儲けられるので、一般的な資産形成には向いていません。個人的には例外的に若くて損をしてもリカバリーの時間があるならばやってもいいかなと思います。
長期でコツコツ
お勧めは圧倒的にインデックスファンドの長期運用、経済成長の流れに乗っかる投資方法なので時間はかかりますが、再現性が高く皆が得をする可能性が高いですね。
また投資先はどの国が成長してもいいように全世界株式に分散させるか、世界経済の中心になる米国株式に分散させるかが主流です。
以上より当ブログではインデックス投資、長期運用をおすすめしています。
投資の目的を決める
次に投資の目的を決めましょう、どうしてもどの商品が良いのか、いくら位お金を入れるべきなのかに頭がいってしまいがちですが投資はあくまでも目的を達成させる為の手段です。
投資のリターンをどの様にして使うのかがポイント
例えば老後資金2000万円不足問題を解消したいと考えるのであれば、投資期間や今の資産額の把握と目標までの差額が見えてきます。
もちろん投資なしでも貯金でこの差を埋められるのであればあえて投資をする必要はありません。なので運用期間が短い・資産が目標金額に近いならば投資は不要かもしれませんね。
投資に回したお金は使う時期についても注意が必要です。株式はリスクが大きな資産なので暴落があれば元本割れが発生する場合もあります。もし暴落時に株を現金化せざるを得ない場合は大損ですから避けなければなりません。
このため近い将来使うお金は貯金で備えることも頭に入れておく必要があります。ちなみに名著「株式投資の未来」シーゲル(著)には投資期間が15年取れれば株式の成長により元本割れの可能性がなかったことが紹介されていました。
近い将来使うお金は投資にまわさない
あと常識的なリターンについて知っておきましょう。米国株式の超長期リターンは年6~7%と言われています。たまに暴落しますが長期で見ればこのくらいのリターンだったということです。
今後はどうなるかはわかりませんが、多少割り引いて長期で見たときに年4~5%が1つの目安になると思います。逆に言えばこれを大きく超えるようなリターンを保証するような商品は怪しいということです。
シミュレーションで積立額を算出
ここまで考えてくると、何時までに・どのくらいの金額が欲しいのかが見えていきます。
たとえば老後資金として「65歳までに2000万円を蓄える」を目標とした場合、65歳まであと何年あるのか、15年以上の運用期間が取れるか、毎月いくらづつ積み上げればいいのかという疑問が湧いてきます。
このため各証券会社や金融庁の資産運用シミュレーションを活用して毎月いくら積み上げたら目標達成できそうかを試算するわけです。
金融庁:資産運用シミュレーション
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html
例:目標金額2000万円として利回り5%と想定
投資期間10年 月々の積立 12.9万円必要
投資期間20年 月々の積立 4.9万円必要
投資期間30年 月々の積立 2.4万円必要
「運用期間が20年あれば月々約5万円の積立投資で目標が達成できそうだ」ということがわかりますね、もし月々5万円20年積立貯金しても貯金額は1200万円ですから大きな差がついていることがわかります。
投資期間20年の資産例

これを元に毎月積み立てられる金額と目標の再設定を行い、現実的なラインに持っていくわけです。このときに忘れていけないのが期待リターンが大きな商品を前提にしないことです。
リターンとリスクは表裏一体
期待リターンが大きくなるとリスクも大きくなり、再現性も下がります。あくまでも積み立てられる金額と投資期間、そして目標金額でシミュレーションしてください。
投資に回せるお金の把握
今の資産状況を確認しましょう。大きく3つに分類するといいと思います。「日常的に使うお金や生活防衛費」、「近い将来使う予定のお金」、「今の所使う予定のないお金」
もし、わかれば年金の支給目安や退職金など将来見込めるお金も把握しておくとより具体的に作戦が立てられます。
そして「日常的に使うお金」からいくら積立投資に回せるかがキモ、目標金額と期待リターン、投資期間は固定、シミュレーションで変えられるのは毎月の積立金額だけです。
そこでおすすめなのが月間と年間予算を立てること、そしてそれぞれ生活するのに必須の部分と余裕分に分けて予算立てができると改善ポイントが見えやすくなります。
特に固定費は毎月何もしなくてもかかってくるお金ですから重要な見直しポイントになってきます。
どうしても難しい・・・ならば目標金額を下げる方法もあります。ここはどの様にお金を使うのかを考えてじっくりと作戦を練ってみてください。
まとめ
投資を始めるときに考えるべきステップを整理してみました。悩むべきは、何を買ったらいいのか?、いくら位投資にまわすのか?ではありません。
まず投資でお金を増やして何をするのか目的や目標を決めましょう。
例えば老後資金、目的を年金不足分の確保として 目標は65歳までに2000万円確保などをきめてからそれが現実的かをシミュレーションすることおすすめします。
リターンの目安は優良な米国株式への分散投資で5%程度、目標までの投資期間や金額は決まっていますから変えられるのは毎月の積立額となりますね。
毎月の積立をいかにして増やすかがカギ
大きなリターンが得たいのであれば毎月の積立額をどう増やしていくかがカギです。そのための家計管理でおすすめなのが生活に必須な分と余裕分を予算ワケして管理する方法、生活の満足度を維持したままどうやって支出を減らすべきかが見えてきます。
1つのヒントとしてその保険ほんとに必要でしょうか?生活防衛費と教育費が確保できれば生命保険いらないんじゃないですか、がん保険に入るよりも貯金で万一に備えるとか検診にお金を回すとかしたほうがコスパ良くないですか・・・
と常識を疑うことで結構固定費節約できますよ。
それでは、また!!
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