今回は最近当たり前になりつつあるサブスクリプションですが新しいビジネスモデルとして定着しつつあります。
サブスクリプションとは「製品やサービスを一定期間利用できることに対して料金を支払う方式」で音楽や動画配信を中心にネット上でコンテンツを提供するモデルや大容量のクラウドストレージを提供したりするサービスもあります。
このサブスクリプション少額で始められるし、使わなければやめればいいという気軽さからもどんどん利用者が増えているようです。ものを所有するよりも体験の価値のほうが重要視される昨今、これからもサブスクリプションの市場は拡大していくでしょう。
私もNetflixを使ってますし、クラウドストレージを無料の範囲で使ってたりします。一生かかっても見きれないほどの映画がいつでも見れたり、クラウドストレージでどこからでもアクセス可とか便利機能も安価で利用できるのがいいですね。
ただあくまでも製品やサービスを利用できる権利に対してお金を払っているので・・・
いつまで経っても自分のものにはならない
そのサービスが今後も続くとは限らない
もし動画や音楽などコンテンツを提供するサービスが無くなっても替えは効きます。しかし大容量のクラウドストレージで写真など個人の資産といえるようなデータを保管している場合は注意しないとまずいなと思う事がありましたので共有化しておきたいと思います。
サービス内容は変わる可能性あり
数年前にGoogleフォトが無料・無制限でデータのバックアップサービスを開始しました。つまり写真や動画すべてをGoogleにあずけてしまえば、ネットを通じてどこでも写真が見られるわけです。
これは画期的でしかも無料で利用できるわけですから利用するしかないと家中のアナログ写真もデータ化してGoogleフォトへUPしてしまいました。
完全ではないものの人の顔やペットを認識したり、場所やモノで写真の検索ができたりと非常に便利、スマホから自動でアップロードができるので便利ですね。
しかし皆さんご存知の通り2021年6月よりGoogleフォトが有料化されました。過去の写真は今まで通り無料、6月以降は15G分の無料ストレージが利用可なのですぐに対策しなくてもいいのですが・・・
手元に写真データが残っていない
これってやばいくないですか、GoogleOneでサブスク契約すればいいじゃん。とか言われそうですが写真って子供の写真とか結構大切なものもありますよね。
子や孫の代までサブスク継続?
そもそもその頃にサービスが継続しているの?
ということで現在の利便性は享受しつつ大切なデータの保管について考えざるを得なくなったわけです。
データがすぐに取り出せるか
クラウドストレージは何重にも安全策を施してあるはずですから、個人がデータを保管するよりも安全性は高いはずですよね・・・なので今はいいのです。
ただ将来そのサービスが終了した時、サービスの内容が改悪された時にすぐにデータをすぐに取り出せる状態になっていなければなりません。
そうでないとより良いサービスがあっても移行できなかったりしますからね。
ちなみに自分の場合、大切だけど取り返しにくそうなデータとして残ったのがGoogleフォトの写真や動画データです。あとはすぐに取り出せるか、無くなっても構わないデータでした。
写真データが取り出せない
Googleフォトに預けていたすべてのデータを一括で取り返す方法としてGoogleが用意してくれている「Google Takeout」を利用します。
Google TakeoutはGoogleアカウントに紐付いた様々なデータを一括ダウンロードできるサービスなのですが、結論としてはGoogle Takeoutの利用は諦めました。
自分がGoogleフォトに預けている容量はざっと400GB、親が撮った写真もデータ化してアップロードしていますから結構な容量です。
実際にダウンロードしてみると、いつ撮られた写真かわからず・結構抜けがあったりするんですね。撮影日の情報は個々のデータを見ればわかりますが、抜けている写真については対応策がわかっていません。
一括DL時に抜けている写真がある
なので「大量の写真や動画データは取り返すのに多くの手間がかかる」と考えて大切な写真は日頃から手元にもバックアップをとっておいたほうがよいとの結論です。
対応について考える
なので「昔とった写真はいらないと割り切れるか」・・・そうでなければすぐにデータが取り出せるようバックアップを考える必要はあると思います。
データが少なければどうにでもなりますが、写真は徐々に増えてくるので量が多くなってからだと「いらない写真を消す」にしても「バックアップを考える」にしても対応が結構大変です。
あくまでも個人的な写真のバックアップについて思いつくことを上げると、まずいらないデータを削除しておくことが基本かなと思います。
具体的にはピンぼけやメモとして撮影した写真はいりませんよね、あとはGoogleフォトの検索機能は結構強力なのでこれを利用して不要な写真を絞り出します。
その上で
ルールを決めて定期的にバックアップする
大切な写真だけへバックアップする
もちろんストレージが一杯になってから重要な写真だけダウンロードしてあとは消す・・・でももちろんいいです。
ただGoogleフォトを使用していた人は近い将来、無料の15G枠を使い切って写真データの管理について判断を迫られるはずですから今のうちから対応を考えておいたほうが良いでしょう。
まとめ
サブスクリプションは安価でお手軽に音楽や動画配信サービスが受けられるので積極的に利用している人も多いと思いますが、クラウドストレージに大切なデータを預ける場合はちょっと注意が必要かもしれません。
ポイントは大切なデータが簡単に取り出せる状態ということですね。
何故ならばサービスが継続する保証はなく、ルールが改悪した時に乗り換えなどができなくなり、いわばデータが人質状態になるからです。
実際にGoogleフォトにすべての写真と動画データを預けていたのですが、GoogleTakeoutでの一括ダウンロードがうまく行かずに写真データの取り出しは今保留中です。
Googleフォトは便利ですし、データもしっかりと守られているので活用するのは大いにありですがデータの引っ越し含めて考えておかないと、後々データの管理で悩むことになるはずです。
自分も色々と考えた末に自宅にNASを置いてデータを保管することにしました。
大切なデータは人質に取られないように、自宅のPCにもデータを保管しておく、他のストレージも使ってみる等々、クラウドストレージはこのようなこともあると考えて自衛を考えておくことは大切だと思います。
それでは、また!!
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