「高配当株投資」65歳から資産を減らさずに毎月90万円もらう方法

投資についてはほぼ確立されている最適解があります。最近はよく知られてきましたがインデックス投資です。

適切なファンド、具体的には米国株式全体か全世界株式への分散投資を長期運用、そして毎月積立投資をすることでほぼ確実に資産形成できると思います。

前回、前々回と【インデックス入門】として投資未経験の普通の人がほぼ100点の資産運用をする方法について考えてきました。 もちろん投資...

また投資タイミングをはからない投資方法なので購入するタイミングも見ませんし、投資の知識が乏しくても運用ができるのがいいですね。

インデックス投資は出口が難しい

インデックス投資は始めるハードルは低いのですが、積み上がった資産をどのようにして取り崩していくのかが難しく、どうしたら資産寿命が伸びるのか取り崩しについても研究されているくらいです。

年金不足分を取り崩しながら徐々に減っていく資産を見ていくのは精神衛生上あまりいいことではありません。

一方で始めるハードルはやや高いものの、出口戦略が比較的簡単な投資方法もあります。

高配当株投資

今回はこの高配当株投資で老後資産を崩さずに、毎年90万円が得られるのかシミュレーションしてみたいと思います。

高配当株式の利点は資産を取り崩さなくても配当金が支払われるということです。取り崩しのストレスが無く勝手に口座に振り込まれるなんて素敵です。...

シミュレーションの条件

投資対象は「VYM」分配金利回りだけ見ればもっと高いものもありますが、長期運用という前提から考えてメジャーな高配当株ETFの中で一番分散が進んでいるものを選びました。

シミュレーションの条件
・分配金利回り過去の実績から3%
・増配は年5%

分配金は増配により増えていきますからもっと高めでも良いと思うのですが、現時点の利回りが2.75%程度ですから3%としました。

またVYMの分配金の実績は以下のとおりです。ざっくりとですが12年でだいたい倍になっています。つまり昔買って放置していると毎年支払われる分配金が増えて行き、12年で倍になっていたということです。

ここから平均すると年16.6%増えたことになりますが、かなり厳しく見て年5%づつ増えるとして試算することにしました。

VYM分配金推移

ライフプラン的に23〜43歳の20年は資産形成期、そこから20年は積立をやめて分配金を使う時期として試算してみます。

シミュレーション結果

それでは早速試算してみましょう。
1)資産形成期(23〜43歳)は分配金をすべて再投資
2)44歳以降は分配金を使うステージ

毎月の積立額を月3.3万円とした場合:
1)資産額は20年で1083万円となります。
2)ここで積立をやめて分配金を使い始めます。

43歳時点:分配金は3%で年に32.5万円、月々平均で2.7万円という感じですね
60歳時点:毎年の増配は5%(単利)としますから17年後の分配金は年71万円
65歳時点:同様にして分配金は年90.5万円

23歳から月々3.3万円を20年間つみたてた後は放置し分配金は使う
それでも65歳時点で年間90.5万円の分配金が得られる計算です。

毎月の積立額を月5万円とした場合:
1)資産額は20年で1356万円となります。
2)ここで積立をやめて分配金を使い始めます。

43歳時点:分配金は3%で年に40.7万円、月々平均で3.4万円という感じですね
60歳時点:毎年の増配は5%(単利)としますから17年後の分配金は年88.8万円
65歳時点:同様にして分配金は年119.1万円


23歳から月々5万円を20年間つみたてた後は放置し分配金は使う
それでも65歳時点で年間119.1万円の分配金が得られる計算です。

43歳以降は積立せずに分配金は使う、それでも老後資金問題が解決してしまうパワーがあることがわかりますね。

注意:
・積み立てを継続すること
・積み上げた資産を取り崩さないこと

インデックス投資の場合はどうなるか

高配当株投資のメリットは分配金を生活に使うことでキャッシュフローが改善します。残念ながらインデックス投資にはないメリットですね。

インデックス投資は資産最大化を目指しますから43歳で積み立てをやめ、放置ということで試算してみます。(リターン5%で試算)

毎月の積立額を月3.3万円とした場合:

1)資産額は20年で1356万円となります。
2)ここで積立をやめて放置します。

43歳時点:分配金はゼロ
60歳時点:積立せず放置で資産額は3108万円
65歳時点:積立せず放置で資産額は3967万円

老後資金という意味では十分かもしれませんがここからの取り崩しになります。FIREでもおなじみ4%ルールを適用させると年間158万円取り崩すことが可能です。

投資でお金を増やす方法については色々と議論がありますが、積み上げた資産を使う方法、つまり出口については人それぞれです。ただ共通しているのは...

日々のキャシュフローを重視するか、資産最大化を目指してあとから取り崩すかは投資目的によります。

デメリットについて

試算に使った数字は過去の実績からこんなものかな・・・と出したものなので将来も同じ数字が適用されるわけではありません。

また投資先も米国株式なので為替の影響もあります。リーマン・ショック後はドル円が80円を切るところまで来ましたから20%くらい、分配金や取り崩し額もそれを考慮した金額にしないといけません。

株式ですからすべてが不確実、パワーが有ることは間違いないのですがシミュレーションどおりにはならずに低迷が続く可能性もあります。

なのでどのような物語をイメージしていくのか、納得行く試算計画を立てて貰えればと思います。 当然当初のイメージと大きくずれてくるようでは計画の見直しも必要かもしれませんが、それを含めての自己判断でお願いします。

まとめ

老後資金を取り崩さない方法として高配当株投資でのシミュレーションを行ってみました。

結果から言えば20年間、月3.3万円の積み立て期間があれば、その後は積み立てをやめても、分配金は使ってしまっても65歳時点で年間90万円の分配金が受け取れる結果です。

ポイントは
43歳から積み立てをやめて分配金も使ってしまっても
65歳時点で年間90万円の分配金が受け取れること

これだけあれば年金や多少の労働を組合わせて十分な資金になり得るのではないでしょうか?

もちろん積み立て以外にも貯金を進めて近い将来使うお金は貯金で賄うような工夫は考えていかなければなりませんが、キャシュフローを良くする方法の一つとして検討の余地ありと思います。

それでは、また!!

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