今までいろいろなETFを調べてきましたが、一度まとめておきたいと思います。 それぞれのETFについて特徴を知っておかないと選びようがないですからね。
ここに上げたETFは米国のETFとして有名なものです。 各ブロガーさん達も取り上げているものばかりなので 投資初心者はこの中から自分の環境に合わせて選べばおおよそ間違いはありません。
米国の有名なETF比較
有名なETFの配当や経費率等について一覧表にしてみました。 この中で私が絶対的に信用しているのはVTIとVYM VTIは米国全体に投資するETFでその銘柄は約4000もあります。 VYMは米国の中でも高配当に的を絞り約400社を組み込んているETFです。
配当含めたトータルのリターンはほぼ変わらないので将来的に配当をMAXにしたいのであればはじめからVYMが良い気がします。(VTIからVYM乗換すると、それまでの利益に対して20.315%もの税金がかかるためパフォーマンス的に不利)
米国ETF比較(2018,5/29調べ)
ティッカー | カテゴリー | 配当利回り | 経費率 | 純資産 (百万米ドル) |
設定日 |
VT | 外国株式 | 2.08 % | 0.10 % | 11,862.70 | 2008/06/24 |
VWO | 外国株式 | 2.38 % | 0.14 % | 67,121.40 | 2005/03/04 |
VWOB | 外国債券 | 4.68 % | 0.32 % | 1,008.90 | 2013/05/31 |
IVV | 米国株式 | 1.78 % | 0.05 % | 142,638.50 | 2000/05/15 |
PFF | 米国株式 | 5.62 % | 0.47 % | 16,203.20 | 2007/03/26 |
QQQ | 米国株式 | 0.77 % | 0.20 % | 60,007.80 | 1999/03/10 |
SPY | 米国株式 | 1.78 % | 0.09 % | 254,672.40 | 1993/01/22 |
VOO | 米国株式 | 1.77 % | 0.04 % | 87,296.90 | 2010/09/07 |
VTI | 米国株式 | 1.68 % | 0.04 % | 93,251.10 | 2001/05/24 |
VYM | 米国株式 | 2.89 % | 0.08% | 20,507.10 | 2006/11/10 |
HDV | 米国株式 | 3.54 % | 0.10 % | 6,007.70 | 2011/03/29 |
AGG | 米国債券 | 2.46 % | 0.06 % | 55,830.10 | 2003/09/22 |
BND | 米国債券 | 2.63 % | 0.05% | 36,568.30 | 2007/04/03 |
VTは世界全体に投資するドル建てETF
世界中に分散投資したいのであればこれ一本で世界中に分散投資できるVTは有力な選択肢となりえます。 ただ米国株式の比重が50%を超えるので何となく中途半端な気がします。 つまり米国全体に投資する高パフォーマンスのVTIを、米国以外の先進国や新興国の株式で割って薄めたような気がしてなりません。
今後、米国以外の先進国や新興国が大きく伸びる、とりあえずほっぽらかしで運用したい と考えるのであればVTは良い選択肢になるものと個人的にはそう思います。

VWOは新興国株式
発展著しい中国を中心に台湾やインド、南アフリカ、ブラジル等々へ分散投資するETFです。 今の所右肩上がりな動きはありませんが将来的に新興国が大きく伸びると考えるのであればポートフォリオに入れたいETFです。 VTIとVWO、それに今回取り上げていませんが、米国を除く先進国ETFのVEAを加えるとVTに近いものができます。

VWOBは新興国債券
新興国債券については保有する意味があるのか悩むところがあります。確かに高配当ですが債券と株式を比べると株式のほうがパフォーマンスが良いことが知られていますし、長期運用ではVWOBはあまり意味を持たないかもしれません。
でも過去の例を見ても株式暴落時は債権は安定しているのでリスクヘッジとなりえます。

IVV、SPY、VOOはS&P 500 連動ETF
米国の大型株約500銘柄を組み込んだETFです。 どれもベンチマークが同じなのでパフォーマンスも同じとなります。 トータルのリターンはVYMよりはやや多く、VTIとの比較ではほぼ同じ あとは好みの問題かと・・・
私の場合はVTIが約4000銘柄を組み込んでいるのに対してS&P500連動ETFは500銘柄 トータルリターンに大きな差がないので分散が進んでいるVTIを選んでいます。

QQQはテクノロジー関連の銘柄が多い
テクノロジー系は近年大きく発展しています。 今後も新たな業種が生まれたとしてもテクノロジー系はついて回るので今後も大きく発展すると考えています。
なお、今回取り上げたETFの中ではトータルリターンが一番大きいのがQQQ、株式暴落時にぜひ買いたい!!

AGG、BND共に米国債券ETFです
最近米国の利上げの影響で値を下げていますが、株式と債券は基本逆に動く事からポートフォリオのバランス取りにもってこい。 リーマン・ショック時もあまり影響を受けていないので、私は株式暴落があったときには売却して暴落した株を買い増しする・・・などと考えています。

今まで調べたETFを一言づつ簡単に言い表してみました。 これがあればポートフォリオを組むのも楽になるので是非参考にしてみてください。
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