【50歳からの株式投資】6_取り崩しの為の資産をどう作るか/考え方編

50歳からの株式投資では、短期的ではなく長期的に成長が期待できる市場に分散投資をするインデックス投資をおすすめしています。

短期・中期でリターンを狙うのは当たれば大きいかもしれませんがリスクが大きく、再現性が低い投資方法だと思うからです。

また米国株式のまっとうなリターンは長期の平均で5%程度ですからこれをベースにして老後資金計画を立てることをお伝えしてきました。ポイントは運用しながら取り崩すことで資産寿命を伸ばす方法です。

また年金の受給が始まれば毎年必要になるお金は大きく減りますからより少ない資産で元本を減らさない運用が可能になるかもしれません。

年金で足りない分だけを取り崩して資産を減らさない

例えば年間の生活費300万円だとして夫婦で年金200万円とすれば差額が100万円、つまりリスク資産から毎年100万円を取り崩すわけです。

4%ルールに則れば2500万円の金融資産があれば取り崩しても元本が減らない可能性が大ということ、取り崩し時にいくら必要か1つの目標になりますね。

「50歳からの株式投資」と銘打っておいてなかなか実践に行けないのですが、作った資産を老後どのように使って行くのか・・・これによって投資の方...

FIREは生活費の25年分(4%相当)の金融資産が必要なので生活費300万ならば7500万円の資産が必要となりますが、老後は年金で足りない分だけを取り崩せばいいのでFIREのハードルがかなり下がるわけです。

ちなみに老後FIREですが「人生100年時代」年金受給開始の65歳でも「RE」(Retire Early)ということで・・・

今回は取り崩すための資産をどのようにして作っていくか考えてみたいと思います。

●基本的な考え方
●近い将来にかかるまとまったお金を把握
●借金がある場合の対応

基本的な考え方

まとまったお金を作りたいと考える場合、ポイントとなるのは以下の3つです。

第1優先:支出をおさえて貯める力を伸ばす
第2優先:本業や副業で稼ぐ力を伸ばす
第3優先:投資で資産を増やす

支出をおさえて貯める力を伸ばす

まとまった資産を作る場合、一番のキモはどれだけ貯金や投資に回せるか・・・つまりどれだけ無駄な支出をおさえられるかがポイントになります。

だからといってこまめに電気を消す、食材をケチる等々は効果が少ない割に気持ちが貧しくなってしまうので手を入れるべきは固定費です。

また「家・保険・車」は金額が大きいので注意してください。

わが家では数年前から家計の見直しをしながら支出をおさえてきました。節約は17年前、結婚当初から意識してきたのですがコツを掴んでからはかなり...

本業や副業で稼ぐ力を伸ばす

支出をおさえて貯める力を伸ばすというのは、いわばバケツに空いた穴を塞ぐようなもので生活の満足度は維持しつつ無駄な支出をおさえるものです。

稼ぐ力とはバケツに入れる水を増やす話、本業や副業で収入を増やせる可能性を探るわけです。

副業については段々と当たり前になりつつある感じがします。具体的な方法について自分が色々と書けるほど成果を出していないので割愛させていただきますが、わが家は「支出をおさえる+共働き」で資産形成を進めてきました。

投資で資産を増やす

実は優先順位が一番低いのが投資、投資のパワーは侮れませんがお勧めしている長期的な投資は利回りが長期平均でも5%、マイナスになる年もあります。

生活防衛資金を貯めつつ積立投資にもお金を回す。そのための原資は支出の削減と稼ぐ力を上げることが最優先、投資だけで大きな資産を築くにのは再現性が低く自分でコントロールできない要素が大きすぎます。

貯める・稼ぐが最優先、投資のリターンは5%ただし期待しすぎない

以上をもとにいくら位積み上がるのかをシミュレーションしてみましょう。「年間でどのくらい貯金ができるのか、投資にどのくらい回せるのか」ですね。

この辺は楽天証券などのHPにシミュレーションがありますので色々と条件を入れて試してみてください。

例ですが「つみたてNISA」の積立枠を目一杯つかって月々3.3万円、期待リターン5%で15年運用をすると以下のようなシミュレーション結果になります。

期待できる資産額が882万円、目標を2500万円とするとかなり足りないですよね。でも、あとできることは入金額を増やすか、積立期間を伸ばすだけです。

間違ってもリスクを取って大きなリターンを得ようとしないでください。リターンに目がくらむと合法詐欺にも引っかかりやすくなります。

「1年で10倍に値上がる株の見つけ方・・・」、「100万円を元手に億の資産を作る方法・・・」、「株式投資で勝てる人の共通点を公開・・・」 ...

近い将来にかかるまとまったお金を把握

以上の考え方を確認したら、あとは今ある資産を把握していきます。

資産について

一般的に資産というと不動産や車なども入ってきますが、将来取り崩していくお金の計算ですから 現金・貯金・株式や債券・貯蓄型の保険などすぐにお金に変えられるものを算出していきます。

また年金の受給額や退職金など近い将来入ってくるお金もすべて合計していきます。この時に不要な保険の見直しをしてもいいかもしれませんね。

負債について

負債についても同様に計算していきます。住宅ローンやカーローン、カードローンなどです。
また近い将来かかるお金についても整理し追加しておきましょう。例えば車の買い替えや家の修繕、教育費などですね。

この資産と負債が整理できれば「目標金額が現実的なのか、目標金額を達成するためには何をすればいいのか、目標金額を変えて取り崩し額を調整するか・・・」等々が見えてくるはずです。

ここは各家庭においてさまざまなので実態に合わせて計算してください。

借金がある場合の対応

借金がある場合は基本さっさと返済すべきです。

ただ住宅ローンや奨学金など金利が低いものは、さっさと繰り上げ返済するよりも投資で得られる期待リターンの方が高くなるかもしれません。なので繰り上げ返済をするか投資に回すかは試算することおすすめします。

<注 意>

またカードローンなど借金で「生活費やレジャー費」を賄っていませんか?これをやっていては絶対にお金は貯まりません。

まっとうな投資でも期待リターン5%/年ですが、カードローンは金利15~20%/年、貸す側は確実に儲かるのでCMも盛んです。

なのでこれに引っかかってはだめ、資産形成が遠のきます。「支出をおさえて貯める力を伸ばす」これを徹底して借金はしない心意気で・・・。

まとめ

今回は老後資金の不足分を取り崩すため、その資産をどのように作っていくのか考えてみました。

結論として株式投資も大切ですが、お金を貯める力、稼ぐ力の優先順位が高く、株式は3番目です。これは株式で再現性高く狙えるリターンは5%程度、大きく育てるにはリスクを取るか、時間をかけることが必要だからです。

じゃあと言って大きなリスクを取っても成功するのはごくわずかの人、「50歳から」となるとおすすめできるものではありません。

大切なのはお金を貯める力、ここがなければせっかく稼いだお金がダダ漏れになって老後資金もかなりの金額が必要なのでその分資金を作るのが難しくなります。生活に必要なお金を小さくしながら生活の満足度は落とさないためにも固定費削減は重要です。

そしてお金を稼ぐ力、これについてはコメントしづらいのですが貯金や投資への入金力をパワーアップするので是非検討を・・・

以上、お互いに頑張っていきましょう。

それでは、また!!

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