インデックスファンドだったら何でもいいわけじゃない/これから投資をする人に伝えたいこと5つ

株式投資
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最近有名になってきた投資方法にインデックス投資があります。個別の株を買うのではなくS&P500や日経平均といった株価指数に連動するファンドを購入して市場全体に分散投資する手法です。

なおインデックス運用の逆を行くのがアクティブ運用、市場平均よりも上を狙って積極的な運用を行うものですが、長期でみた場合は殆どの場合インデックス運用のほうが成績が良いという結果も出ていますよね。

リターンは大きくないものの、長期運用では再現性高くリターンが狙えるのがインデックスファンド、コツコツと資産を積み上げたい人向けの投資方法です。

長期で資産形成を狙うつみたてNISAの対象商品の多くがインデックスファンドというのも見逃せません。

じゃあインデックスファンド買おう!!と思い立った方にお伝えしたいのが・・・インデックスファンドの中にもハズレがたくさんあるということです。

注意点:
1)いけてるインデックスを選ぶこと
2)合法詐欺的な商品を見抜くこと
3)手数料が安いファンドをえらぶこと
4)資産が1000万円までなら株式一度
5)投資は続けないと意味がない

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いけてるインデックスを選ぶこと

投資方法が確立したとも言えるインデックスファンドですが、株式は何が起きてもおかしくない世界です。かなならず右肩上がりで成長するとは限りませんし、リーマンショックのように株価が半分まで下がる場合もあります。

また、短期・中期の動きは誰にも予想できないけれど、長期であれば上がると信じられるインデックスに投資をする投資方法です。

では長期で上がると信じられるものはなにか・・・具体的に言えば資本主義が続く限り世界中どこかの国や地域は発展し続けるでしょうから世界全体への分散投資です。

もしくは世界経済の中心にある米国株式、超長期で見たときに米国が絶対に安心とは言えませんがやはり法整備の充実、新しいイノベーションがどんどんと生まれる国、人口もこれからも増加が見込まれている一番ホットな市場です。

時価総額加重平均とはなんですか?と言われそうですが、組み込む銘柄をどのくらいの割合にするか決める方法の一つです。時価総額加重平均ですから各銘柄の時価総額に応じて比率を決めるというものですね。

ノーベル経済学書をとった現代ポートフォリオ理論によると、最も効率的なポートフォリオは幅広く分散させた株式を時価総額加重平均に基づく割合で運用することだと結論づけています。

つまり最も小さなリスクで大きなリターンを得るには幅広く世界中の株式へ分散し、時価総額加重平均で運用するのが最も効率が良いということなのです。

以上を念頭に考えると、超長期で最も効率が良いのが全世界株式へ分散投資するVT、また米国で言えばS&P500をベンチマークにしたVOO・IVVなど、米国株式全体に投資をするVTIも外せません。

国内投資信託でもこれらに投資ができる手数料が安い優良なものも多く出てきましたのでそちらも候補になりますね。

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合法詐欺的な商品を見抜くこと

すでのおすすめなETFを紹介しましたが、実はイケてない株式指標に連動するインデックスファンドが山のようにあります。

Aiや自動運転など本来はテーマ型と思われるファンドがインデックスファンドに分類されているケースが多々あります。テーマ型の特徴は個人的には急激に成長しその後横ばいか急激に下るパターンがほとんどだと思っています。 当然特定テーマに連動ですから現代ポートフォリオ理論とは異なる考え方です。

また配当金をタコ足配当で分配する投資信託もあります。つまり配当が出てもでなくても元本を削って特別配当として還元?するのです。

先日の記事で今人気ファンドとして「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」をとり上げました、ベンチマークはS&P500で立派なインデックスファンド、でもタコ足配当でしかも信託報酬1.727%と尋常ではない高手数料というなんだかわからないファンド。このようなファンドは売り手側には有利ですが投資家にとって有利とは思えない商品、引っかからないようにしましょう。

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手数料が安いファンドをえらぶこと

これはよく言われることですが、一般的には同じものに投資をするならば手数料は安いほうが良いということですね。たとえば米国株式の長期リターンが6〜7%、一般的なアクティブファンドは信託報酬1〜2%ですから手数料がめちゃめちゃ大きなウエイトを占めることがわかります。

ちなみにおすすめしているVTIは経費率0.03%/年ですから超格安です。また投資信託でも最近の優良なものは信託報酬0.1%を切るようなものまで登場してきています。

資産が1000万円までなら株式一度

投資のセオリーが書かれた本にはたいてい株式と債券を一定の割合ポートフォリオに組み込むよう勧められていますが、資産が1000万円くらいまでならば正直、株式1択でいいと思います。

やはり伝統的な資産の中で株式のリターンが一番大きいので金額が小さいうちはリスクをとって大きく育てたいのと、もし暴落で大きく資産が減ったとしても、金額ベースで見れば本業などでリカバリーできる範疇だと思うからです。

また資産が減ったことでの精神的なダメージも金額が小さければリスク許容度を鍛えるいい機会になると思います。

1000万円を超えるくらいから「株式+現金」や「株式+債券+現金」といったポートフォリオを意識すれば十分でしょう。

また、投資信託やETFがいいのはそれ自体が幅広く分散されているのでポートフォリオをシンプルに保つことができるのがいいところ、

例えば「株式はVTIのみ+債券はAGGのみ+現金」でも立派に分散されたポートフォリオ、このようにシンプルなのがわかりやすくていいと思います。

ちなみに生活防衛費や近い将来使うお金は投資にまわしてはだめですよ。

投資は続けないと意味がない

適切な商品を選び、積立設定をしたらあとはひたすら放置、数ヶ月に1回程度運用成績を確認するだけでOK、少なくともS&P500やVTI、VTもしくはこれに類する投資信託のように幅広くいろいろなセクタに分散してあれば放置でOKです。

はじめに言っておきますが、特定のセクタに集中している商品のなかでトレンドに乗っているものは自分よりも良い成績を叩き出してきます。

このような商品に惑わされてやはり乗り換えたほうが良いのでは・・・などと考え始めるのが注意点、せっかくの長期運用で最も効率がよいとされる現代ポートフォリオ理論から外れた運用になります。

周りに影響されずに淡々と続けることが一番難しいのですよ。

ちなみにフィディリティが2003年〜2013年に行った調査では成績が良かった人の属性1位は「亡くなった人」、2位は「投資をしていることを忘れている人」だったというのはTwitterでも話題になっていましたね。

まとめ

インデックス投資を始めようと思い立った方に注意点をまとめておきたいと思います。

注意点:
1)いけてるインデックスを選ぶこと
2)合法詐欺的な商品を見抜くこと
3)手数料が安いファンドをえらぶこと
4)資産が1000万円までなら株式一度
5)投資は続けないと意味がない

インデックスファンドに分類されているものでも怪しいものはたくさんあります。なのでイケてる幅広く株式に分散され時価総額加重平均で運用されるファンドを選んでください。

つみたてNISAには多くのインデックスファンドがありますが、個人的には選ぶべきファンドはかなり絞られてきます。あとは積立設定をして放置、たまに成績をチェックや投資の本を読んで見るくらいで十分だと思います。

最後にいい忘れていましたが、証券会社はネット証券を利用しましょう。間違っても証券会社や銀行の窓口に行ってはいけません。そこにはゴミしかありませんから・・・

それでは、また!!

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