資産形成/1000万円までは倹約と労働がおすすめ

資産形成でポイントとなるのはできるだけ若いうちに1000万円の資産をつくることだと思います。投資は規模の世界でありだいたい1000万円の資産ができれば投資のパワーを実感できるようになってきます。

また1000万円の資産が作れた人は、そのための生活習慣が身についているはずです。この習慣はその後の資産形成にも大きく影響する宝物、この習慣が身についている人が破綻するようなことはないでしょう。

この生活習慣とは、どのようにして満足度を下げずに支出をさげるか、どのようにして収入を増やすかの2本立てです。資産を築くだけでなく満足度が高い支出をしていくため1000万円を作るための考え方について改めて整理しておきたいと思います。

平均的な会社員の収入と支出

会社員の平均年収はおおよそ432万円です。(国税庁「民間給与実態調査表」資料より)あくまでも年収ですから税金と社会保障で約2割引いてだいたい手取りで350万円です。

一方で以下の総務省の家計調査によると二人以上の勤労者世帯の年間消費平均が323.9万円となっていますね。

消費支出(合計)323.9
食料77.4
住居19.3
光熱・水道21.8
家具・家事用品12.1
被服及び履物12.9
保健医療12.7
交通・通信54.9
教育18.5
教養娯楽31.9
その他62.2

ここから単純に引き算して年間にできる貯金平均を求めると26万円、月々2万円ちょっとというところでしょうか。このペースだと1000万円貯めるのに40年かかってしまいます。

平均的な収入と支出では資産形成が難しい
つまり支出も収入も平均では資産形成が難しいということがわかります。となればできることは平均的な支出よりも低い消費、平均よりも高い収入を目指すことが必要不可欠になります。

例えば倹約をしながら共働きして、片方の収入をすべて貯金や投資に・・・この場合は3〜4年くらいで1000万円達成できるのではないでしょうか。

人は収入が増えるとつい支出を増やしてしまう

ほとんどの人は収入が増えると支出も増やしてしまうそうです。その理由が他人との比較や物欲、つまり見栄を張ってつい不要なものを買ってしまったり 必要と思い込んでいらないものを買ってしまったり・・・

企業側も物欲を刺激するため的確にCMを打ってきます。物欲を刺激したり・持っているのが当たり前という印象を刷り込んでくるので注意が必要ですね。

そしてここにお金を使い始めるといくら収入があっても足りなくなってしまいます。

地位財とは経済学者で米コーネル大学教授のロバート・フランクが、他人との比較によって満足が得られる財を「地位財」、他人との比較とは関係なく満...

収入が増えても支出をきちんとコントロールすることが大切、コントロールとは無理な節約をするのではなく、見栄や不要なものはとことん削り、満足度の高いものにはしっかりとお金をつかっていくということです。

よく聞く言葉に「貧乏人ほど物が多い」というのを聞いたことないでしょうか? 気がつくと余計なものを買ってしまって、結果ものがふえてしまいお金...

投資で増やすのは資産規模が大きくなってから

投資は規模の世界ですから資産規模が小さいうちはリターンに与えるインパクトが小さいのは言うまでもありません。例えば米国株式の長期平均ではリターンが6〜7%と言われているのでもし6%のリターンがあったとして計算すると

10年で0円を1000万円にしようとすると月々の積立は6万円 
 ⇒ 投資額が720万円、リターンが280万円です

同様の条件で初期投資額を1000万円とした場合、10年で2800万円になる計算です
 ⇒ この間の投資額は同様に720万円、リターンは1080万円です

 

このように規模が小さいうちはどうしてもリターンも小さく、これを補うためにも倹約や労働によって種銭を作る必要があるのです。

・・・でも大きなリターンを狙えばいいんじゃない!?という考えもありますよね。つまり個別株や信用取引などで大きなリターンを狙うわけなのですが個人的にはちょっと微妙・・・

米国株式インデックスは期待リターン6%で誰でもできる投資方法、一方で個別株や信用取引で勝てるのは一部の人だけです。なので大抵の人は株式市場から撤退ということにもなるでしょう。

もちろん絶対に駄目というわけではありませんが、長期的に再現性高くリターンが狙えるインデックス投資をベースに資産形成の作戦を立てたほうが確実です。

個人的には無駄なものにはお金を使わない生活習慣を身につけるためにも、1000万円まではインデックス運用でリターンには期待せずに入金力をいかにして増やすのかに注力することをおすすめします。

どうしても短期間で大きなリターンを狙うというのであれば、しっかりと勉強をしてから行ってください。

1000万円ためた倹約スキルには価値がある

生活の満足度を下げずに支出を減らすスキルは将来に渡って役に立ちます。たとえばスマホの通信費や不要な保険の解約は必須ですし、CMなどに惑わされずに他人の価値観でものを買わない方法も身につきます。

これにより投資の入金力を上げ、そして満足度が高いものにはしっかりとお金を使うことができれば一生モノのスキルとなりますね。

そのためにおすすめな家計管理の方法をまとめました。ざっくりといえば、今毎月いくらお金を使っているのか、そして項目ごとに それがないと生活な成り立たないものと余裕分にわけることが倹約のスタートです。

最近Youtubeでよく見させてもらっているのが両学長のリベラルアーツ大学、お金を切り口に様々な情報発信をされています。 情報量が多...

そしてそれぞれの項目について内容を吟味、予算を建てることで大きく倹約が進むと思います。

・固定費を下げる
・見栄にお金を使わない
・満足度の高いものにお金を使う

まとめ

資産形成をするのに1000万円までは投資には期待せずに倹約と労働で種銭を作ることがおすすめです。なぜならば資産が小さいうちは投資で得られるリターンも小さいため結局は入金力がものをいうからです。

だからといってリスクを取りすぎるのは微妙、勝てるのは一部の人だけですから再現性の高い米国株式でインデックス投資をするほうが良い気がします。

また入金力を上げるための倹約と収入を増やすことは1000万円貯めたあとも資産形成と生活の満足度を上げてくれる重要なスキルになるはず、なのでまずは家計管理からスタートしましょう。

おすすめは生活に必ず必要になるものと余裕分を分けて管理すること、その項目を見直すだけでも無駄なものがあぶり出されるかもしれませんね。

それでは、また!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする