お金の分散/米ドルをもつ意味

アメリカのETFを購入するということは円を米ドルに交換して保有することになるわけですが、円の他に米ドルを持つことにはどのような意味があるのか、お金の分散についてメリットを整理してみます。

米ドルをもつ意味

投資ブログや雑誌を見ると通過分散の必要性を説いたものをよく見かけます。 お金の分散といえば 時間の分散として「一度に買わない」、「違う値動きをするものを買う」・・・位しか思いつきませんが、 お金を別の通貨にして分散することも重要です。

私達は日本で生活し 日本円で給料をもらう方がほとんどですよね、そんな中ではお金を分散させる、つまり外貨を持つ意味はなさそうに感じますが ものの価格は為替の影響を強く受けます。

つまり為替によってものの価格が上がったり下がったりするわけです。 この為替変動がお金を分散させて持つことの意味です。

円安:
・輸入品の値段が上がり、間接的に物価が上がる(インフレ)
・輸出時の価格が抑えられるので輸出は有利

円高:
・輸入品の価格は下る、間接的に物価が下がる(デフレ)
・輸出時の価格が高騰するため輸出は不利

つまり円高が進めば円の価値は下がり、同じお金でたくさんの物が買える。 逆に円安が進めばものの価格が上がり 同じお金で買えるものは減る。 ということなんです。

長期間の円ドルレート

では長期間の 円ドル レートを見てみましょう。 結構ダイナミックに動いていることがわかるでしょうか?

円ドルレート

1980年頃は1ドルあたり200円以上の円安状態でしたが 1990頃日は150円を切り、2010年頃は100円を切る円高になっています。

つまり1980年頃に1万円していた輸入品は2010年頃には同じものが5000円で買えることに・・・ それだけお金の価値が変わってしまったわけです。

いま現在110円前後で安定していますが、今後どのような傾向となるのでしょうか? 円だけを持っていると この為替の影響をただ黙って見ているしかありません。

将来の為替リスク

お金も人気があるものは欲しがられて価格が上がります。 つまり円の人気が高ければ円高となり、逆に人気が下がれば円安となるわけです。 では今後、日本の円は人気が上がるでしょうか? 下がるでしょうか?

日本は人口も減り続けの経済規模も縮小していきます。 高齢化も世界一の速さで進んでおり、更に政府の借金も1071兆円と先進国中で最悪のレベル 通常の家庭であれば破産しているレベルです。  いまはともかく長い目で見た時に、将来この国のお金が人気が出るとは私は思えないので、きっと徐々に円安が進むのだろうと考えています。

つまり、将来的に輸入品の価格は上昇し、円で保有する資産は目減りするだろうと予測しています。

もちろん今後、長期的に円安に進むと断言はできませんが、為替によって資産価値が大きく影響を受けることがわかっているのに、円だけを持っているのはちょっと危険だと思いませんか?

しかも、日本の証券会社から米ドルを用いて直接米国のETFや株式に投資できる このご時世に円に固執する必要はありません。

また 日本に住む私達の殆どは円で給料などを得ており、使うのも円です。・・・となると毎日の生活費や短中期的に使うことが決まっているお金は日本円で持つほうが良いのは当たり前です。

でも、株式投資に関してはダントツの流通量で世界の基軸通貨となっている米ドルは無視できません。この為、ドルを中心に投資の方針を考えるのも当たり前だし、為替の影響を考えれば円と米ドルを持つのもごく自然な流れだと思います。

私は基本は円を米ドルに交換し投資を考えて行きたいと考えています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする