貯金ができない人必見!/幸せになれない「地位財」について解説

地位財とは経済学者で米コーネル大学教授のロバート・フランクが、他人との比較によって満足が得られる財を「地位財」、他人との比較とは関係なく満足が得られる財を「非地位財」と定義したそうです。

地位財はモノ、お金、社会的な地位などで、他人との比較によって満足度が得られるもの。非地位財は自由や愛情、環境など他人との比較に関係ないものですね。

そんなに無駄遣いしていないのに貯金ができない・・・

それはもしかすると幸せになれない買い物「地位財」にお金を使っている可能性があります。

他人と比較して得られる満足とは・・・例えばほしかった高級車を買ったとして、その時は嬉しいかもしれませんが、隣に住んでいる人が1ヶ月後に更に高級な車を買ったとしたらがっかりして幸せは薄れるでしょう。

そして更に高級な車がほしいと思うようになるかもしれません。

一方で、たとえ中古車やレンタカーであっても家族や恋人と出かけた思い出は非地位財で一生モノ 車が中古だったり、レンタカーだったとしてもそれも含めていい思い出です。

地位財(見栄)は資産形成の大敵

地位財は他人との比較ですから見栄と言い換えることができます。つまり見栄の張り合いに巻き込まれると自分の価値観でどうでも良いものに多くのお金を使ってしまうことになるのでお金が貯まらないとうわけです。

1)他人と比較する
2)他人より良いものを持とうとする
3)本来どうでも良いものにお金を使う
4)1)に戻る

モノ、お金、社会的な地位などの見栄は短期的な幸せであり、もともと長続きしないようにできていると言います。車の行ですが、他人が自分よりも高級な車を買えば今の車に魅力は感じなくなるかもしれませんし、より良い車が欲しくなるかもしれません。

見栄は本能的なものなので地位財、非地位財という概念を意識してほんとに自分が満足できるものに資金を回すようにしていかないといくらお金があってもたりません。

地位財(見栄)では幸福に暮らせない

見栄の張り合いには終りがありません。他人の評価に価値を感じるわけですから、より高いもの、より高い地位・・・など ホントはやりたくもないことでもひたすら追い求める事になってしまうからです。

幸福学研究の第一人者・慶応大大学院前野隆司教授によると、私たちに幸せを運んでくれる心的要因は4つ

(1)やってみよう因子
(2)ありがとう因子
(3)何とかなる因子
(4)ありのままに因子

(1)やってみよう因子
自己実現を目指し、成長しようと頑張っている人。主体的にわくわくしながら頑張っている人は幸福度が高いといいます。

(2)ありがとう因子
つながりと感謝から生まれるもの。人とのつながりを実感すると、何ともいえない幸福感に包まれます。

(3)何とかなる因子
前向きさと楽観性が鍵となります。細かいことを気にせず、失敗を恐れずにチャレンジできる人です。

(4)ありのままに因子
人の目ばかり気にするのではなく自分らしく生きている人。自分の軸を持ち、それに従い行動する人。

(中國新聞デジタル:「幸せ」の正体、四つの力とは 幸福学研究の第一人者・慶応大大学院前野隆司教授に聞く より)

幸せを感じるときはやはりこのようなときだなと納得できるものですが、これらの因子に「他人との比較」、「見栄」はありません。

他人との比較や見栄も一時的に幸福に感じるかもしれませんが、すぐに麻痺して・・・もっともっととより強い刺激を求めてしまうものです。

足るを知る者は富む

見栄を張らずに余計な出費をせず、心豊かに暮らすためのヒントとなりそうなことわざがありました。

足るを知る者は富む

「満足することを知っている人は、たとえ貧しくても心が豊かであること」という意味のことわざで 老子(ろうし)の言葉とされています。

つまり、何が自分の満足につながるものがわかっていれば、不毛な見栄の張り合いに巻き込まれることなく心豊かで幸せといえるでわけです。

もちろん何に満足を得るのかは人によって異なりますが、車は移動手段と割り切れるならば中古車で十分ですし、高級車である必要もありません。一方で車が趣味という方であればそれなりの出費が必要ですが、それ以外の支出は少額に抑えても心豊かにすごせるのではないでしょうか。

このように自分にとって重要なことや価値を感じることはなにか、そしてそれらに優先順位をつけ、優先順位の低いものはバッサリと切り捨てることこそが蓄財と心豊かに暮らすことを両立させる上で大切なのだと思います。

まとめ

お金が貯まらない人はもしかしたら見栄の張り合いに巻き込まれているのかもしれません。地位財(見栄)は一時的には幸せになっても、すぐに冷めてしまうもの。自分の価値観で意味があるものにお金を投じていかなければなりません。

そうでなければ幸せにも、心豊かにもなることができずに 挙句の果てに散財してしまいます。

なので自分は何をすれば満足度が高いのか、自分の価値観と向き合うことが大切ですね。

それでは、また!!


価値観ってどうすればわかるの・・・なんて声も聞こえてきそうですが、一つおすすめなのが断捨離、見栄を刺激されて買ったものや、なんとなく必要と思って買ったけど使わなかったものがあぶり出されますよ。

よく聞く言葉に「貧乏人ほど物が多い」というのを聞いたことないでしょうか? 気がつくと余計なものを買ってしまって、結果ものがふえてしまいお金...

欲望に優先順位をつけることの大切さは「バビロンの大富豪の教え」にも書かれています。人は収入があればあるだけ使ってしまう生き物なので、まずは収入の10%を貯金すること。そして残りの90%で生活できるように欲望に優先順位をつけ、優先順位が低いものはバッサリと切り捨てましょう。

バビロンの大富豪は米国の著作家ジョージ・サミュエル・クレイソン氏が1926年に発表した『バビロンの大富豪』によって有名となったもので、今か...

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする