「敗者のゲーム」で私が覚えておきたいこと

チャールズ・エリス著「敗者のゲーム」を初めて読みました。 内容をざっくりと説明すると「資産を築く為には株式の長期保有と配当金を再投資すべき」 ということだと思います。

投資初心者の私としてはすべてを理解するのは無理、でも投資の意思決定へのアドバイスとして十戒が上げられており、ここは誰にでも言えることで忘れてはいけないと感じました。

以下敗者のゲームより抜粋

個人投資家のための十戒は、あなたが投資の意思決定を行ううえで役に立つだろう。

①貯蓄すること

そして貯蓄したものを、将来の幸せと安定、子供の教育のために投資すること。

②相場の先行きに賭けてはいけない

もしあなたが衝動に駆られ、どうしても相場を見ながら売買するというなら、あなたはプロを相手にしていることを自覚すべきだ。投資額を、ラスベガスでプロとギャンブルする場合の金額程度に抑えたほうがよい(勝負の結果を正確に記録していけば、あなたもすぐに降りたくなるだろう

③税務上有利という理由で動いてはいけない

そうした商品は投資対象として魅力はない。 企業の税務上の損金を節税目的で商品化したものは(訳注:日本にはほとんどないが)、証券会社の手数料を増やすだけだ。

ただ例外もある。自分の経済状況と、めまぐるしく変わる税制に見合った不動産投資管理計画を作成すること。 また、何らかの理由でとにかく株を手放さなければならない時に低い簿価の特定寄付を行うこと。

それと、条件に合うなら、IRA (非課税の個人退職貯蓄口座)を開設し、401(k)プランに毎年最大限拠出すること。401(k)口座以外に資産がある場合は全体としての整合性を考えたほうがよい。所得税を抑えるには債券,債券ファンドを非課税口座に組み入れること。

④自分の住宅を投資資産と考えてはいけない

住宅は家族と生活する場所であり、それ以上のものではない。多くの人が2008年の住宅価格の暴落で実感したことだろう。住宅は金融的な意味で優良な投資対象とは言えない。しかし、家族の幸福のための投資としては意味がある。

⑤商品取引は考えものである。

コモディティ取引は、投機にすぎない。経済的付加価値を生まない以上、投資とは言えない。

⑥証券会社の担当者に気をつけなさい。

多くの場合、素晴らしい人たちである。  しかし、彼らの仕事はあなたを儲けさせることではなく、あなたから儲けることなのだ。

もちろん、とても良心的で長年、担当してきた顧客の身になって、質の高い仕事をしてきた人も少なくない。ただ、あなたの担当をする人がそうとは限らない。

立派な担当者もいるが、なかなかそこまで手が回らないのが実情である。一般に1人の証券会社の営業担当は、資産残高の合計が500万ドル程度の顧客を約200人抱えていると言われる。

彼が年間10万ドル稼ぐには、売買手数料収入として30万ドルを必要とする。これは、彼の顧客の資産合計の6%にあたる。これだけの額の手数料を生み出すには、彼は投資家にとって何が必要かを考える暇はない。資金を回転させ続けなければならない-それはあなたの資金である。

⑦いわゆる新金融商品に投資してはならない。

この手の商品のほとんどは、投資家に保有されるためというより、投資家に売るために設計されている。新商品に関して、他の投資家の話にも耳を傾けてはならない。(ある新米の漁師が、魚がカラフルなルアーに食いつくのを感心して眺めていたら、釣り道具屋はこう、言ったという。「魚にはそのルアーは売らないよ」)。

⑧リスクが少ないという理由だけで、債券に投資してはいけない。

債券価格も株式とほとんど同様に変動するし、さらに債権は長期運用にとって真のリスクであるインフレに弱い。

⑨長期の投資目的と投資方針,資産計画を文書にして書き出し

それに沿って行動すること。 10年に一度、できれば毎年それを見直すこと。

⑩直感を信じて投資してはいけない。

うまくいって有頂天の時は、大火傷が待っていると思ったほうがよい。落ち込んだ時は、夜明け前が一番暗いということを思い出そう。そして、何もしないことだ。売買は運用のプラスアルファの部分にすぎない。

①貯蓄すること 

そして将来の幸せと安定、子供の教育のために投資すること

敗者のゲームでは株式への長期投資と配当金の再投資をススメています。 でもそのためにはある程度の元金が必要、その意味でもまずは貯蓄で元となるお金を準備する必要があるものと考えます。

将来の幸せと安定、子供の教育のため・・・ って涙出ますね、私が投資を始めたのが50才、セゾン投信オンリーだったので投資の知識がなくても投資できるのでずっと無知状態。 実際に勉強始めたのはつい最近です。 

今となっては、もっと早く気が付きたかった・・・という気持ちになります。 長期投資の有効性に気がついたのもつい最近なので、勉強や元本の調達に苦労しています。 言いたいのは気がついたらすぐにでも始めほしい、あとから振り返った時に早くやっておけばよかったとほとんどではないでしょうか?

でも生活費を投資してはダメです。 リスク資産なので現金化が必要になった時に株価が下がっている可能性もあるからです。  「毎月使うお金、近い将来使うお金」についは貯金でキープしてそれ以外は投資に回してもいいと考えています。

 

⑥証券会社の担当者に気をつけなさい。 

多くの場合、素晴らしい人たちである。 

おふくろがタコ足の毎月分配ファンドを購入した担当者は、そのファンドについてあまり知識がないのか、全く投資にむいていないファンドを一生懸命販売していたようです。

結果、資産の約30%を減らし、改善の見込みもないので解約していますが、 当の担当者は絶対に良い、これから上がる・・・のような調子で悪びれた感じもなく、かなりしつこかったようです。

担当者は販売のプロであり、彼が属する会社が力を入れている商品を勧めるのはいわばあたりまえ、 この為、担当者がいないネット証券は手数料も安くだけでなく下手なバイアスがかからない分良いですね。

⑦いわゆる新金融商品に投資してはならない。

おふくろの例で恐縮ですが、紹介されるファンドは設定されたばかり、設定されてから1~2年のファンドばかり、 販売会社の意向で紹介される商品にかなりバイアスがかかっていました。

⑨長期の投資目的と投資方針,資産計画を文書にして書き出しそれに沿って行動すること。

その通りと考えます。 でも私の場合はまだ投資の方針が決まっておらず考え中。 でも運用方針は経験の中で修正すれば良いので文書化 やってみたいと思います。

元々、配当金目当てにポートフォリオを組もうと考えていたのですが、

調べてみると VTI(米国全体の株式に投資するETF)のトータルリターンとVYM(米国高配当ETF)のトータルリターンは対して変わらないことやQQQなるIT関連を中心としたETFはパフォーマンスが半端ないこと・・・

などもわかってきました。 また税金などを考えると投資の方針はまだ定まりそうもありません。

⑩直感を信じて投資してはいけない。

買う銘柄や買うタイミング 等々 ⑨で決めた方針で行い、うまくいかないときは⑨で決めた方針を見直す。 企業で言うPDCAが必要なんですね。

そうでないと何が悪かったのかあとからわからなくなってしまいます。

「敗者のゲーム」投資初心者にとってはちょっと難解なところもありますが、これを読むと今からやろうとしていることが間違えていないものと自身がつきます。

まだ読んだことがなければ是非一読をおすすめです。

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