コロナワクチンの接種が順調に進んでおり、またバイデン政権の金融政策もあってか S&P500やNYダウも最高値を更新し続けています。
そしてこのグラフ、過去1年のリターンはちょっとすごすぎじゃないですか?
VIT期間別リターン(2021/04)
(myINDEXより)
なんと過去1年のリターンが62.9%だそうです。
米国株式の長期リターンが平均で5〜6%程度ですから、かなりの短期間で大きく成長したことになりますね。FRBも金融政策の維持と量的緩和策を継続するようですからこの強気相場はしばらくつづ来そうですね。
でもFEBの政策もいずれ終わりを迎えて株価の調整や暴落が来るのはわかっていますから、資産を大きく増やせる人はこれに備えておくことができた人です。
つまり下げたら買える準備をしておきましょうということですね。
強気の投資家が増えたときは注意
10%や20%の株価調整はむしろチャンスだと思う
暴落に備えて一定の現金を持つ
強気の投資家が増えたときは注意
米国株式全体へ分散投資するVTIのリターンを見ると過去1年で約63%と驚異的です。つまり多くの投資家がかなり強気になっていますから、かなり危ないかもしれませんね。
つまりネガティブなニュースがあると一気に下がる可能性があるでしょう。経済指標たとえば雇用統制やコロナワクチン接種の遅れとかがきっかけで調整が入るのでは・・・ということです。
アメリカの著名投資家・ジョン・テンプルトン氏は以下のような言葉を残したと言われています。
Bull markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism and die on euphoria.
強気市場は悲観論で生まれ、懐疑論で成長し、楽観主義で成熟し、多幸感で死にます。(google翻訳_笑)
これには以下のような解説がされています。
1)市場が総悲観となった局面が、強気相場の出発点になりやすい
2)先行きに警戒感や疑い(懐疑)が残るうちは徐々に上昇(回復)を続ける
3)警戒感が薄れ楽観的になったころは、相場の天井圏が近い
4)市場が総強気や幸福感に浸っているときに、上昇相場が終わることが多い
つまり
警戒感が薄れ楽観的になったころは、相場の天井圏が近い
市場が総強気や幸福感に浸っているときに、上昇相場が終わることが多い
今このような状況にあることを認識しなけれと思うのです。
なので、今やっていけないのが儲け損ねを嫌ってあわてて買うこと、もちろん短期・中期での値動きはわかりませんから絶対はないのですが、慌てるとロクな目にあいません。
10%や20%の株価調整はピンチではない
株式はもともとリスクの大きな投資方法ですから、当たり前に10%や20%下がる場合もあります。
例えば100万円を投資した直後に株価調整で20%下がると80万円になってしまうので慌ててしまうのはわかりますが、そのくらいばらつくものですから、この価格変化にはなれるしかないですね。
そのためリスク許容度が低いうちは少額からの投資で価格変動になれるのがおすすめなのです。
また証券会社のHPなどでも過去のリスクについて調べることができます。
(myINDEXより)
この表はVTIの過去のリターンとリスクについてまとめたものです。
過去15年で見た時にリスクが15.7%となっていますから統計的に処理した結果、この程度はリターンがばらつくだろうという数字です。
リターン平均が+9.9%ですから リターンは -5.8~25.6%くらいに収まるのではということになります。
もちろん過去の成績から計算したものですから、これが約束されているわけでもありませんし大きくハズレる場合もあります。
まあ、株式というのはこのようにリスクの大きな商品ということですね。
見方を変えると長期的に右肩上がりで成長が期待できる商品の価格が株価調整で大きく下がればまさに買いのチャンスということです。
暴落に備えて一定の現金を持つ
なので、そのうちやってくる株価調整時に資産を大きく増やせる人はこれを理解して実行できる人ですね。
市場が総悲観となった局面が、強気相場の出発点になりやすい
であれば・・・
1)調整で大きく値を下げた時に積極的に買いに行けるか
2)市場が総強気の時にも暴落に備え一定の現金を保有できるか
といった行動が肝になります。
調整で大きく値を下げた時に積極的に買いに行けるか
正直言ってこれは訓練でしょう。人は本能的に損を嫌う生き物なので調整中で下げている真っ最中に買い向かうのは勇気がいります。また底値でピンポイントで買うことができる人はいないので、ほとんどの人は購入後にひたすら資産が減り続けることを経験するはずです。
であれば回復を確認してから購入ということになると思いますが、なかなかタイミングを図るのは難しいので経験を重ねていく中で自分なりのルールに落とし込んでいく事が理想、これができれば強いと思います。
市場が総強気の時にも暴落に備え一定の現金を保有できるか
市場が強気の場合は現金を持っていても機会損失になる。という誘惑にかられて つい現金比率を落としてしまいがちです。
でも いざ暴落が発生した時には現金がないと、安くなった株式を購入することもできずに耐えるしかなくなってしまいます。 なのである程度の現金はポートフォリオに入れておくべきですよね。
どのくらいあればいい?という問いに対しては人それぞれですとしか言いようがありませんが
リスクをコントロールしたいのであればポートフォリオの20%とか30%を現金として保有し、定期的にリバランスをする・・・とか
資産取り崩しを考えるのであれば、資産寿命を伸ばすため暴落時は株を取り崩さずさないようにするため、生活費の2年分とか金額を目安に現金を持つとか方法は色々あるのでご自身の環境に合わせて色々と検討してみてください。
まとめ
そのうちやってくる株価調整で資産を増やせる人の特徴をまとめてみました。
強気の投資家が増えたときは注意
10%や20%の株価調整はむしろチャンスだと思う
暴落に備えて一定の現金を持つ
当たり前に思えることですが、いざ行動してみると意外に難しいことばかりということに気がつくかもしれません。
以外に難しいなということを経験して次のチャンスに活かせるかどうか資産が増やせる人ということになりそうです。
これから起こるであろう株価調整局面で慌てないために・・・知っておきたいことまとめました。
結局の所投資は手段 必ずやらなければならないということではないですが、大きな期待をせずに淡々と続けていきたいですね。
絶対に損したくない・・・という人の投資について考えてみました。
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