長期運用でやってはいけないのがリスク許容度を超えてリスクを取ること、いま米国株式絶好調ですがやす吉はフルインベストメントだったのでリスク許容度的にちょっとやばいと思っていました。
これは過去2年のQQQとS&P500のチャート、2020年のはじめにコロナショックで30%ほど値を下げていますが・・・
すでにS&P500は通常運転に戻っているし、QQQなんてコロナショックなんてあったの?ちょっとした調整的なチャートです。
1)この暴落時にポートフォリオの現金をすべて使ってしまった。
・VYM買い増し
・QQQ新規購入
2)どこかで何かを売ってキャッシュを作らなければならない
3)米国株式絶好調なので売るタイミングが難しい
ということで1年位放置してきましたが、2月末の米長期金利上昇に伴ってQQQ売却を決意。
つまり、長期金利上昇に伴って潮目が変わるのでは?と思ったからです。ハイパーグロース株が売られて別のセクタが伸びる可能性もあり、でもバイデン政権による200兆円規模の経済対策を考えれば、またすぐにグロース株も値を戻すだろう・・・
など考えましたが、結局は先は読めないということを改めて認識、なので このタイミングでポートフォリオのキャッシュを作るためQQQ売却です。
QQQ 1年間ありがとう! プラスになってよかったよ・・・
今思えばコロナショック時にメインで運用しているVTIとVYMを程々買い増しするのが正解だったかもしれません。
今回は長期投資でやってはいけないこと、「むやみに利益を求める」とろくな事にならないということをまとめてみたいと思います。
●利益を求めるとリスク許容度を超える
●投資に感情が入ってしまう
●投資とは程よい距離間を取るべし
利益を求めるとリスク許容度を超える
長期投資のポイントは市場から降りないこと、つまり長期投資家は・・・
プラスサムゲームに参加しているということを忘れてはいけないということです。
利益を求めて短期で大きく値上がりが期待できるものを購入するということは未来が予測できると言っているようなものですから、これを繰り返せばいずれリスク許容度を超えて痛い目を見るでしょう。
この誘惑を抑えるのが長期投資では一番難しいのではと思います。なので特に投資経験の浅い人は注意が必要です。
運用方針をその時々の環境に合わせて変えていくこと自体は定期的にすべきことだと思いますが、それは平時に行うことで暴落時に慌てて見直すようなものではありません。
例えばコアとサテライトを分けて暴落したらこれを買う・・・とか決めてあれば良いのですが、利益を求めるあまり思いつきで買ってしまったのはやはりだめですね。
市場に立ち続けるためには自分の取れるリスクの範囲で淡々と続けていくことが大切、思いつきで運用方針を変えてしまうと不要なリスクを背負うことになると思います。
投資に感情が入ってしまう
なので自分にとって心地よいポートフォリオ、大きく負けないポートフォリオを維持し続けることも大切ということです。
自分の決めたルールに基づいて淡々と運用する
でも周りでグロース株買ったらめちゃめちゃ儲かった・・・とか レバレッジであっという間に+20%・・・とか聞かされると心中穏やかではありません。
普段は買わない銘柄が気になる
儲け損ねる事を嫌って上がっている銘柄を買おうか悩む
このような感情に影響されてしまうと冷静な判断ができなくなってしまいます。
投資とは程よい距離間を取るべし
以上よりおすすめはポートフォリオと運用方法を決めたら、あとは放置すること。
長期投資における一番の敵は外部からのノイズ、このノイズによって普段はしないような余計なことをしてしまうのです。なので投資が趣味という人以外は普段は気にしないようにしたほうが良いですね。
そうすれば短期の動きは無視できますし、たまのリバランス時にちょっと運用方針の見直しを考える。そしてもし暴落したら決めたルールで動くだけ。
これができれば成功間違いなしと言えるでしょうね・・・
まとめ
感情に流されて余計なことをしてしまうのが長期投資で一番の問題です。他人の成績など気にして余計なことはせずに自分の運用を続けてください。
つまり投資は結構孤独なんですね。
でもあくまでもプラスサムゲームと捉えてリスク許容度の範囲で淡々と運用していくもの、その意味で投資とは一定の距離を取るルールを設けるのも良い判断だと思います。
インデックス投資で悩んだら基本に立ち返ってみてください。普通の人がほぼ100点の投資ができる方法をまとめました。
世の中のルールは常に変わっていきますがお金の知識を得て、自分で対策を考えていかなければならないのは変わらないものと思います。
投資を始めることで漠然としたお金の不安はかなり減らすことができました。それは具体的に数字に落とし込んで計算するようになったからです。
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