高齢の親の資産運用について、親といえど他人なので資産運用について口を挟むのは良くないと思っていましたが これからは少し積極的に絡んでいこうと思い始めています。
というのは親はネットが使えないので売買は証券会社の窓口、担当者が積極的に売買を繰り返させたり、毎月分配と称して意味のない商品を買わせてみたり、やりたい放題。
個別株も言われるまま売買していたようで、しかもその証券会社では今の評価額は教えてくれるものの何をいくらで買ったのか教えてくれないそうで、取得単価がわかりません。
全く意味不明です。
そこで・・・親と相談してやったこと
●持っていた毎月分配ファンド・テーマ型ファンド
かなり損がありましたがすべて売却済、以後何があっても勧められるファンドは購入しない。
●個別株をどうするか
20銘柄ほどを保有、親が購入した時にメモを残していたので計算したらトータルで資産が2/3に減少。この事実を隠したまま売買を勧めてくる窓口担当は信用できません。
個別株について、やす吉は個々の企業評価ができないので配当金をもらい続けながらしばらく放置、一部は売却して1557か1655に乗り換えです。
親の資産運用に積極的に絡んで良かったこと3つ
お金のことなので息子にもオープンにしたくないと思う人も多いと思います。でも たまにはお金の話をすることはとっても良いことです。
1)無駄な商品を買わせない
2)資産状態を把握できる
3)自分の勉強にもなる
無駄な商品を買わせない
一番の効果はこれですね、窓口では手数料稼ぎの無駄な商品を強力に勧めてきます。購入時の手数料が2~3%、信託報酬も1~2% しかもAIや自動運転に投資する・・・とか 新興国の**に投資するとか そして購入したら 転売させてさらに手数料を稼ぐ・・・まったく投資として意味がありません。
どんな年になっても減っていく資産をただ眺めているのは気分のいいものではありませんから、このような商品に騙されないようにしなければなりません。
その意味でも証券会社から紹介されているもの、今考えている事など色々と聞いてみるのもいいものです。
なお、2年ほど前に窓口で買ってもいいと思えるファンドを探しましたが結論は発見できませんでした。 そんな投資向きのは商品ネット証券でしか売っていません。 なので日本株式に上場しているS&P500ETFの1557、最近は同じS&P500でも分配金の2重課税を解消した1655を勧めています。
問題は大量に持っている日本の個別株、言われるがまま雰囲気で購入したものばかりなので修正するには骨が折れそうです。
資産状態を把握できる
日本ではお金の話はあまりよくないというイメージがありますが、例えば将来相続が発生した時に何がどこにあるのかがわからないと困るのは想像に難くありません。
なので投資を通してお金の会話ができるようになればと思っています。やす吉の場合は投資を通してお金の話をするようになってからは・・・
経済的に苦しいのか、余裕があるのか
どの銀行にいくつ口座を持っているのか(金額は聞きませんが)
こんな事も話せるようになってきました。もちろん親の性格によりますがお金の話は大切、投資を通してコミュニケーションが取れることが大切じゃないかなと思っています。
また日本では銀行の口座を無料で作れるのでお年寄りは多くの口座を持っている場合が多いようです。無駄な口座も整理しておければいいですね。
もちろん親のこれからの生活のため口座を整理していらない口座はやめてしまう。いくら入っているか金額まで知る必要はありませんが どの銀行にいくつ口座を持っているのかは共有しておきたいです。
自分の勉強にもなる
もちろん親の投資経験が長く、自分なりの考えて行っているのであれば何も言うことはありませんが、窓口担当のいわれるまま個別株を購入していては儲かるわけありません。
彼らは販売のプロで投資のプロではないです。
親と投資の目的をすり合わせたわけではありませんが、余裕資金をだらだらと運用して資産を増やしたいというのであれば1557・1655(S&P500)は悪い選択肢ではありません。
でも個別株についてはトータルで含み損も多くどうするかは微妙です。方向性としては例えば、日本の株式ETFにするか、でも右肩上がりに成長するような指数がないので安心してほっぽらかしができません。
日銀が株を買わなくなったらどうなるのか不安ですし、先日の3/19に日銀が日経平均株価連動型の購入を今後はしないと明言しています。
売却して1655に集中させるか・・・
高配当株株でポートフォリオを組むか・・・
親はどうしても含み損を確定したくないようなのですが、ポイントはその企業の業績や将来性を精査して 売却したあとにその値段で買い直すか・・・ 買い直すならばキープすればいいし 買い直さないならば含み損が出ても売却するのが正解だと思っています。
まとめ
親の投資の件で積極的に絡むようにしたら以外によかったなと思うことがありました。
もともとは証券会社の窓口があまりにもひどいので毎月分配型のファンドをやめさせたことがきっかけだったのですが、
これをきっかけに色々とメリットが有りました。
無駄な商品を買わせないことで資産を守ること
お金についてコミュニケーションをとることでなんとなく資産状態が把握できたこと
自分の勉強にもなっていること
特に日本の個別株で高配当のポートフォリオを作るのは将来の目標の一つだったので勉強を始めるきっかけになりました。
確かに親も他人ですが、身内の資産運用に協力しながら自分もスキルアップしたり、病気や介護、相続なんかについても色々と思っていることを共有できるのもよかったですね。
親とお金の話はしないという方も 親が投資を考えているのであれば積極的に絡んでみませんか? きっと周りに投資の話ができる人少ないと思うのでコミュニケーションのきっかけになると思います。
投資を初めて変わったことは自分の資産形成について真面目に考えて行動するようになったことです。どこを目標にするか、どのようにして資産形成していくのかを家族で話し合いができるようになったことですね。
資本主義の源泉は株式ですがどうしても失敗したくないと考える人のために、方法を考えてみました。
株式を初めて家計管理をするようになると、セミリタイヤまでの道のりが見えてきます。あといくらあればリタイヤ可能なのか参考になる考え方がありました。
コメント