米国長期金利の高騰/何故か株安のいますべきこと

米国の長期金利上昇が話題になっています。米10年国債利回りの急騰で情報通信系の株が大きく値を下げていますね。

米国債10年(1年)

また下のチャートを見るとわかるのですが、金利上昇に伴って情報通信系のVGTが下がったのに対してエネルギー関連のVDEが上昇しています。

(紫:VDE 水色:VGT)

金利が上がるということは国債が売られたことですが、同時に情報通信やハイテク系のナスダックも大幅に売られたことになります。

少し潮目が変わってきたなと思ったので今回を期にコロナショックのときに買ったQQQを売却して、使い果たしたキャッシュを少し戻しておきます。

個人的にはどこかで売却しないとと思っていたのでいいきっかけになりました。

今回は潮目が変わったと思う理由についてまとめてみます。後で振り返ったときに正しかったのか検証してみたいということですね。

コロナワクチンによる景気回復への期待
ハイテク系の割高感
バブルのはじまり

コロナワクチンによる景気回復への期待

CNNニュースによると夏までにコロナの集団免疫を獲得する可能性があることが報じられています。

(CNN) 米国で新型コロナウイルスワクチンの接種ペースが速まっている。CNNの分析では、自然感染を除くワクチン接種のみで夏までに集団免疫に到達する可能性がある。
バイデン大統領は今週、成人全員に行きわたる量のワクチンを5月末までに確保できるとの見通しを示した。
米疾病対策センター(CDC)の報告によれば、直近7日間の平均接種回数は1日約200万回。現在のペースでいくと、ワクチン接種のみで夏までに集団免疫に到達する可能性がある。以前の感染で自然に免疫を獲得した可能性のある人を考慮に入れた場合、その時期はさらに早まる公算が大きい。

コロナで困窮する人を救済するためお金をばらまいていた為、株価や債権が同時に上昇するような現象が起きていたのですが、ワクチン接種による景気回復への期待から長期債の利回りが上がったと見ることができるでしょう。

景気の先行きに不安を持つ人が減ったわけです。

ハイテク系の割高感

キラッキラのハイテク系はそもそも割高の中株価をさらに上げてきましたからPERがとんでもないことになっています。

PER実績
全世界 21.8
米国  26.6

これに対してナスダック100のQQQのPERはすでに「79.3」 2月末は80を超えていたと思います。

PER:
株価が割安か割高かを判断するために指標。
株価が一株当たりの純利益の何倍になっているかを示す。

QQQのPERは米国全体の約3倍ですからかなり割高になっていることがわかります。なぜこれだけ割高かといえば、景気最悪期から回復に向かう局面ではハイテク系に矛先が向かいやすくなるためです。

リーマンショックから景気回復機が長期に渡って続いてきたことや、GAFAMといった巨大企業の成長がその要因でしょう。

情報通信系のVGTが下がったのに対してエネルギー関連のVDEが上がりましたから、そろそろハイテクからコモディティに流れが変わったように思うのです。

バブルのはじまり

これから景気が良くなっていく期待から長期金利が上がり、更に株式も上がっています。なので追加の景気刺激策は不要のはず、でもバイデン政権は低所得者層はまだ苦境の中にあり追加経済対策が必要との考えを保っており、これからも市場にお金がばらまかれることが想定されます。

すでにバフェット指数は過去最高レベルとなっており株式全体がかなりの割高になっている中での経済対策ですからコモディティを中心にバブルは進むと思っています。

このような中、今回長期金利の急騰により売られたハイテク株も 今後は株価を上げていくものと想像しますが、いつバブルがはじけるのか正しく予測することなどできませんから やす吉の持っているQQQもダラダラと持ち続けるのではなく一旦売却してキャッシュを厚めにもつ対応が必要と判断しました。

流れが変わったように思うけど、どうなるかはわかりませんから 今は尚更いろいろなセクタに分散を心がけたいです。負けない投資を目指すならば押さえておきたいポイントです。

QQQを買ったのはたまたまコロナショックのときに安かったから、基本は幅広く分散投資の継続、10年で1.5倍を目指し続けます。なので米国株式全体を買うVTI、VYM高配当400銘柄への分散は変えずにキャッシュを厚めに持ち 買い増しチャンスを狙う作戦は変更なしです。


先日、情報通信系のVGTに対してブル3倍のTECLを購入した先輩がいました。すでに長期債の利回りが上がり始めていたので心配していたのですが、やはり大きく値を下げましたね。多分戻るとは思うのだけどレバレッジ型はホールドしてよいのか悩みます。

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