楽天モバイルの新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」が1/29に発表されましたね、これで各社新料金プランが出揃ったことになります。大手3社はまあどれも似たようなプランでしたが、楽天は後発だけにプランも一味違います。
もともと2020年4月に4番目のキャリアとして楽天UNーLIMITを発表、2980円で高速通信が無制限というプラン、また300万人まで料金2980円が1年間無料という大々的なキャンペーンも実施して契約数を伸ばしてきましたが、大手3キャリアが3月から同じ値段の新プランをだしてきましたから大量解約が予想されていましたよね。
やす吉も5月に無料が終わるタイミングで解約、他の格安SIMを考えていましたが この新プランは要検討です。
ポイントは1GBまで無料
なかなか思い切ったことしましたよね、実際に我が家ではWiFiを利用しているので家ではデータを消費しません。外で使うと言っても妻や子どもたちはLINEやちょっとした調べ物くらいなので普通は1GB使っていない月も多々あります。
なので料金だけならば乗り換えなのですが、新プランの「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」料金以外の特徴を確認して1年間無料後も契約しつづけるか、家族も楽天モバイルにするか検討の材料にしたいと思います。
1年間無料プランは新プランでも継続する
昨年より行っている1年間無料キャンペーンは4/1以降に新プランが自動適用されても継続となります。もともと300万人限定キャンペーンですが、220万人が申し込みしており、残りは80万人です。
Rakuten LINKによる通話無料も継続
楽天モバイルはRakutenLINKというアプリを使用すると通話やSMSが無料となります。これも継続され発信先は携帯でも固定電話でも何分話しても無料です。
ただアプリによる通話なので若干音質が悪いという人もいます。まあ、やす吉はまったく気になりませんでしたが。
店頭でも受付可
これはやす吉にはあまり関係ありませんが店舗での取扱も行うようです。大手3社の新プランはWebでの取り扱いのみでコストをおさえているのとは対照的です。でも設定等がわからなくても店頭で確認できるのは確かにメリットですね。
ちなみに田舎ですが近所に楽天の店舗ありました。ラッキー!
キャリアメールの提供
キャリアメールといえば「***@Softbank.ne.jp」みたいにキャリアが提供するメールアドレス、これを使うとキャリアの乗り換え後はメールアドレスが使えなくなるので、時代はgmailなどのWebメールが常識です。
このキャリアメールを今年夏を目処にサービスを開始するそうですが時代と逆行しているようですね。確かにキャリアメールがあることで他のキャリアに乗り換えにくくなる効果は期待できるのかもしれません。
SPUの+1倍も継続
楽天経済圏ではSPUは無視できませんが、このSPUも今まで同様に+1倍が継続です。ただ先日発表になったように楽天ゴールドカードのSPU+4倍が+2倍に減ったり環境によって条件は変わってくるのでこの先もずっと+1倍が続くとは限りません。
でも楽天経済圏の一角を担う楽天モバイルですから条件の改悪はあってもなくなることはないでしょう。
1GBまで無料は1人1回線
1GBまでは無料の新プランですが条件は1人1回線、2回線目からは3GBまで980円となります。
1人複数回線が認められると1GBに達する前に別回線に乗り換えるような使い方をする人出てきそうですからこれはしょうがないですよね。
衛星回線からの接続・・・
2023年には低軌道衛星から携帯に直接通信する「スペースモバイル」を提供するとのこと、地理的な人口カバー率が100%になるようです。
今の所は人口カバー率73.5%、夏には96%となる見込みですが、やはり楽天回線がつながるところはまだまだ狭いですからね
プラチナバンド
プラチナバンドといえばSoftbankも昔は持っていなかったのでSoftbankイコールつながらないというのが一般的な認識でした。
持っている周波数帯が高いので直進性が高く奥まったところには届かないのです。今はSoftbankもプラチナバンドを持っているのでDocomoやauと並んで繋がりやすさには問題ありません
Rakutenモバイルも現在はプラチナバンドを持っていないので楽天回線では繋がりにくいことが予想できます。もっともパートナーエリアはauですからこっちは安心ですが。。。
以上、新プランの登場によって何が変わるのか整理してみました。一番のポイントは1GBまで無料、外ではほとんど通信をしないような使い方であれば無料で維持できます。
ライトユーザーには超低コストで、ヘビーユーザーには無制限でも2980円と格安な1つのプランで様々なニーズに答えているのは流石ですね。
問題はこの先どのくらい楽天エリアが広がってくるのか、大手3社はすでに人口カバー率99%となっていますから、これからの楽天モバイルがどのくらいエリアを広げてくるか大いに期待します。
また楽天回線のエリア外ではパートナーとしてauの回線を借りているので問題なく通信はできますが、人口カバー率が上がってauとの契約が終わったときに、プラチナバンドを持っていないこと等から突然繋がりにくくなるなどの問題は予想できます。
とはいえ、まだ1年無料キャンペーンに枠がありますから、まずは試してみて1年後の環境をみて継続するのか乗り換えるのか検討するのが一番良さそうです。
まとめ
楽天モバイルから発表された新プランの「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」、今までのプランが2980円で高速通信無制限だったのですが、ライトユーザー向けに事実上の値下げをしたことになります。
価格のインパクトはかなりなもの、現状の格安SIMよりも安い価格設定です。
・ 1GBまで 無料
・ 3GBまで 980円
・20GBまで 1980円
・無制限 2980円(楽天回線)
それに、ただ安いだけでなく1GBまで無料というのがミソ、やす吉家族の通信量は1GBを切るレベルだし、それを超えても3GBまで980円と今の格安SIMより安い設定です。
当然乗り換え候補ですが、問題は楽天回線のエリアがまだ狭いことと、プラチナバンドを持っていないので楽天回線の圏内でも繋がりにくい可能性は高いと思っています。
圏外でもパートナー回線(au)で接続できますが人口カバー率が上がってauとの契約解除となれば自前の楽天回線で接続、そのときに繋がりにくくならないか・・・
とはいえ、条件的にはかなりお得ですから試して見る価値はありそうです。楽天はMNP転出手数料や登録事務手数料無料となりましたし、1年間無料キャンペーンはまだ上限には達していないのでこのタイミングでの乗り換えはアリです。
固定費の削減はその時々の環境に応じて切り替えていかなければなりません。今安いサービスも1年後、2年後には条件が改悪されたり、ライバルメーカーの方が安くなったり・・・と環境は変わっていくからです。
固定費の削減は生活レベルを維持しつつコストを下げられるのでアンテナ高く張って行きましょう。
メディアにしても保険にしても不安を煽ることで数値を取る商売は多々あります。それほんとに必要か、踊らされていないか常に冷静でいたいですね。
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