VTIと楽天VTI 経費率の差が気になる

VTIといえば米国の大・中・小株式 約4000銘柄で構成されたほぼ米国すべてをカバーしたETFです。 日本では楽天から投資信託「楽天・全米株式インデックス・ファンド」として発売されました。

バンガード社のVTI経費率は0.04% これに楽天証券では0.12%の経費率を加えて0.16%の信託報酬で販売しているのでこの差がどのくらい効いてくるのか気になってシミュレーションしてみました。

VTIの組込銘柄

VTIの保有銘柄上位10を見ると、AppleやMicrosoft等などIT情報通信関連の企業が占めているのに加えてJohnson&Johnsonなどの生活用品を扱う企業があったりと、様々な企業が含まれています。

また、セクター別に見ても様々な企業に分散されていることが見て取れます。 

過去の パフォーマンス

過去10年のチャートを見てみましょう。 配当金を含めたトータルのリターンを見ると、146%のリターン 元本を加えれば 約2.5倍となっています。 もちろん今後10年で同じようなリターンが得られるとは言えませんが、米国の強さを考えればかなり期待できると思っています。

楽天ヴァンガード(楽天VTI)はVTIに投資する投資信託

楽天VTIは投資対象がVTI、だから大元のVTIとパフォーマンスは同じです。 しかも 「100円から購入可能・積立や配当金の再投資も自動」でやってくれます。

ならば楽天VTIでいいじゃん となりますが、その分信託報酬が高く設定・・・と言ってもVTIが0.04%  楽天VTI 0.16% なのでその差はわずか0.12%なんです。

一般的に0.1%を切ったら無視できるレベルと言われるので、この0.12%の差は十分に安いレベルだと思われます。 でも実際のところどのくらいの差になるのでしょうか?? 簡単に表を作ってシミュレーションしてみました。(あくまでも参考に)

<条件1>

  • 元金1000万円
  • 配当金はすべて再投資 →トータルリターン6%
  • 運用期間20年
  • 積立しない(何もしない)
  • 為替は1ドル110円固定

<条件2>

  • 元金なし
  • 配当金はすべて再投資→トータルリターン6%
  • ETFの購入手数料は0.45%、楽天VTIはノーロードでゼロ
  • 運用期間20年
  • 積立は毎月10万円
  • 為替は1ドル110円固定

シミュレーション結果

条件1:

年目 VTI 楽天VTI
1 10,595,760 10,583,040
2 11,227,013 11,213,535
3 11,895,874 11,881,593
4 12,604,582 12,589,451
5 13,355,513 13,339,480
6 14,151,181 14,134,192
7 14,994,251 14,976,251
8 15,887,549 15,868,476
9 16,834,066 16,813,857
10 17,836,972 17,815,559
11 18,899,627 18,876,939
12 20,025,591 20,001,551
13 21,218,636 21,193,164
14 22,482,758 22,455,767
15 23,822,190 23,793,592
16 25,241,421 25,211,119
17 26,745,204 26,713,097
18 28,338,576 28,304,556
19 30,026,875 29,990,829
20 31,815,757 31,777,562

(円)

概要ですが計算上は3181万円に隊して38、195円の差となりました。 冷静に考えれば0.12%の差です。 計算するまでもありませんでしたね。

<条件2>

毎月積み立てて240ヶ月まで計算しています。

預金(利子0%) VTI 楽天VTI
232 23,200,000 43,435,629 43,036,730
233 23,300,000 43,751,403 43,346,662
234 23,400,000 44,068,746 43,658,103
235 23,500,000 44,387,666 43,971,059
236 23,600,000 44,708,169 44,285,538
237 23,700,000 45,030,264 44,601,548
238 23,800,000 45,353,958 44,919,095
239 23,900,000 45,679,261 45,238,188
240 24,000,000 46,006,179 45,558,834

VTIと楽天VTIを比較すると 20年後の運用シミュレーション結果は VTI 4600万円に対して 4556万円と 447、345円の差(約1%の差)となっています。 

この差はともかく、単純な預金とVTI複利の差は大きいですね。

またETF購入時には0.45%の手数料がかかります。(SBI証券 マックス20ドルまで) このため積み立てをした場合 ノーロードで購入時の手数料がかからない楽天VTIよりも分が悪いと思いました。

でも経費率の差0.12%が長期になると影響し20年の積み立てで約1% VTIのほうがパフォーマンスがよいという結果となりました。

この差は更に長期間積み立てをすると広がっていきますが、単純な預金と比べれば差が 約2200万円と2倍近く差がついているので、利便性を考えれば 無視してもいいんじゃないー というレベルじゃないでしょうか!? 

将来の株価の予想は出来ないのでリターンも事前に予測できません。 しかし唯一経費率は決まっている値なので同じ条件ならば経費筆は安ければ安いほどよいとなります。

これについてはいくら以下が適切という基準はありませんが少なくても楽天VTIの信託報酬0.16%は十分にやすいのでは・・・と思います。

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