これから投資を始める人向け/最低限度の知識を解説

これからの世の中、少子高齢化の影響などの影響で 社会保障や税負担の増大、年金の支給条件悪化、年功序列の崩壊・・・など様々な環境変化が起きてくるのは想像に固くありません。

当然ですが自衛のために投資を考える人が増えるのは自然なことだと思います。低価格で全世界株式や米国株式に簡単に投資できる投資信託も誕生し、投資未経験の方でも簡単に投資ができる環境が整ってきたわけです。

でも、だからといって投資未経験の方に「あとは勝手にやって・・・」、といってもなかなか進まないでしょう。

なので、親戚や友人に伝えるイメージで、最低限これだけ知っておけば投資未経験でも運用ができると思うことに絞って解説をしたいと思います。

投資の目標を決めよう

株式投資をする上で、どのくらいのリターンが期待できるのかを知らないと目標の立てようがありませんよね。

そこでおすすめの米国株式で確認すると、S&P500の1973年~2018年までの長期的な利回りは年平均で7.1%となっています。

あくまでも過去の成績であり、今後もこのレベルとは言い切れませんので渋めに5%で計算すると、月々30,000円の積立てで以下のようになります。

 10年 ⇒ 466万円(元本360万円)
 20年 ⇒ 1233万円(元本720万円)
 30年 ⇒ 2497万円(元本1080万円)

この金額を見てどのようでしょう、結構少ない、もっと短期間で増やしたいとか思った方多いのではないでしょうか?

投資は規模の世界なのでゼロからのスタートではなかなか増えてくれません。このシミュレーションでは20年目、おおよそ資産が1000万円を超えたあたりから投資の恩恵を実感する様になると思います。

もっと早く、もっとたくさんというのであれば方法は2つ

 月々の積立額を増やす
 高いリターンを狙う

おすすめは月々の積立額を増やすことですね、リターンが高くなるとリスクも大きくなるので投資未経験の方にはおすすめできません。

具体的にどのくらいの期間でどのくらい積み上がるのか証券会社のHPにシミュレーションできるページがありますから色々と試算してみてください。

楽天証券 積立てかんたんシミュレーション
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/

個人的に投資は将来、例えば老後資金の準備という使い方と相性が良いと考えています。65歳までに3000万円貯めるために毎月いくら位積み立てればいいのか・・・という様にして投資の目的と投資期間、毎月の積立額の目安を決めるわけです。

投資対象商品を決めよう

とにかくどなたにでもおすすめできるのがインデックス投資、市場の指数に連動するように設計されているファンドに投資します。

市場の株価指数を狙う=市場平均を狙うことですが、市場平均を上回る成績を狙うアクティブファンドよりも長期的に成績が良いことが知られています。

選ぶべきファンドは全世界株式への分散投資か米国株式への分散投資、これらのファンドであれば間違いないと思います。

・全世界株式に分散投資する
  楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

・米国株式に分散投資する
  楽天・全米株式インデックス・ファンド
  SBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンド

証券会社に口座を作る

投資をするのであれば証券会社に口座を作る必要があります。一般的に優良なファンドは店頭窓口では購入できないので口座を作るのであればネット証券しかありません。

中でもSBI証券、楽天証券はどなたにでもおすすめできますが、もし楽天のサービスを使ってポイントを貯めているのであれば文句なく楽天証券がおすすめ、楽天カードで投資信託が購入できポイントも付きます。(条件あり)

非課税制度を使い切る

証券会社に口座を作ったら「つみたてNISA」口座も作ります。つみたてNISAは年間40万円までの積立から出た利益に対して非課税になる制度です。

税率は約20%ですから、もし100万円の利益が出たとすると、何もしなければ20万円が税金として取られます。つみたてNISA口座の場合は100万円丸々手元に来ます。

そして楽天証券で楽天カード払をした場合、年間40万円の1%還元、つまり4000円相当のポイントが貰えてしまいます。これを楽天でんき、楽天モバイルなどで消費すればその分の現金が手元に残るのでお得です。

なお、非課税制度にはNISAや、iDecoもありますが、ちょっと活用が難しいので慣れてきてから考えましょう。参考ですがつみたてNISAとNISA口座を同時に持つことはできません。どちらか一方となります。

リスク許容度を考えておこう

投資にはリスクが付きまといます。リスクとはリターンの振れ幅のこと、マイナスに大きく振れたときに自分がどのくらいまで耐えられるかということです。

・投資元本がマイナスになっても生活に影響が出ないか
・投資元本がマイナスになっても気持ち的に余裕があるか

チェックポイント5つ
1)年齢
2)家族構成
3)資産
4)年収
5)経験・性格

一般的にリスク許容度が高いといわれる人
年齢  :リカバリーの時間がある
家族構成:家族が少ない
資産  :資産規模が大きい
年収  :年収が高い
経験  :経験が長く、マイナスも経験済み

以上の観点でいくら位を投資に回すのか、貯金するのか・・・を考えておく必要があります。

ちなみにリーマン・ショック時にはこれらのファンドが参照している株価指数は一時的に半分まで落ち込みました。

またその後、強烈な円高で1ドル80円を割るところまで進みましたから、もしこれらが同時に起きれば資産は70%減となった可能性もあったわけです。

以上を踏まえて投資と貯金のバランスをとること、近い将来使うお金は貯金で用意することなど作戦を考えていきましょう。

実際に運用してみよう

まずはつみたてNISAは年間40万円まで、月々33333円として20年運用してみましょう。リターン5%とすると以下のようになります。

ここに月々3万円の貯金ができれば、20年でトータル720万円なので 老後資金2000万円問題はクリアしますね。

ここに余裕があればiDecoを追加してトータルで月々55,000円積み立て投資することにします。

貯金と合計で約3000万円、とりあえず老後資金の確保ということでは十分なのではないでしょうか? 

あとは慣れてきたら高配当株を勉強したり、個別株を勉強したり・・・色々と考えていきましょう。

債券を持つ必要はあるのか

株式と債券は逆の動きをすると言われていますから、一般的なポートフォリオでは債券を組み入れること、そして株式と債券の割合を決めておくことが推奨されています。リスク許容度を考えると「100ー年齢=株式の割合」が目安などという話もありますね。

債券を入れる目的は暴落時の値動きをマイルドにする、分配金を狙う など様々なのですが、まずは「株:現金」のようにシンプルにしたほうがわかりやすくて良いと思います。

株式は債券よりも成長が早いので、債券を入れるのは資産規模が大きくなってきてから考えればいいというのがやす吉の意見です。

最後に・・・

とりあえず、ここまでわかれば投資を始めることはできるはずです。まずはつみたてNISAで 月々33,333円からスタートがいいかな・・・慣れたらiDecoなども考えましょう。

貯金の余力も必要、貯金がないばかりに無駄な出費が増えたら本末転倒です。
●生活防衛費がたまらないのでいざという時のために保険に入る
●生活費が足りなくなってローンに頼る

将来への備えとして投資が必要なのはわかったけれど、でもどうしても心配・投資に時間を裂きたくないのであればロボアドという選択肢もあります。

手数料が1%程度かかってしまいますが、窓口で勧められるような商品を買うよりは遥かにマシです。おすすめはWealthNaviがおすすめですね、奇をてらわず王道的なETFへの分散をしているのが好感触です。

でもロボアドだから成績が良いとか、手数料が1%かかるので成績が良いということはありません。しかもNISAなどの非課税制度も使えないことも知っておいてください。

今回は、全く投資経験がない人が投資をスタートさせるための方法や最低限度知っておいたほうが良いことをまとめました。おすすめは素直に金融庁が作ったつみたてNISAを素直に利用することです。

そして気をつけるべきポイントは貯金と積立投資のバランスを取ること、ここだけを意識しておけば投資家デビューOKです。

次回、投資を始めたあとの事についてもまとめてみたいと思います。


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