高配当株投資はアクティブ運用が基本/インデックス運用との違いを解説

株式投資の運用方法には大きく2つの方法があります。御存知の通りインデックス運用とアクティブ運用、インデックス運用は市場の株価指数に連動するような運用を目指す運用でアクティブ運用は市場平均を上回る運用を目指すものです。

過去の実績を見ると長期運用では市場平均を上回る成績を狙うアクティブ運用よりもインデックス運用のほうが良いことが確認されているので一般的にはインデックス運用がおすすめされています。

インデックス運用といえば
S&P500をベンチマークにしたVOOやIVV・SPY、投資信託であればSBI・バンガード・S&P500インデックスやeMAXIS Slim米国株式(S&P500) もしくは米国株式全体へ投資するVTI、投資信託で言えば楽天VTIなどが有名、投資の神様ウォーレンバフェット氏も以下のように言っていることでも有名です。

私から管財人へのアドバイスはこれ以上ないほどシンプルです。「10%の現金で米国短期債を買い、残る90%の現金でS&P500に連動する非常に低コストのインデックスファンドを買う」のが良いと思います。この方針で運用された信託財産の長期間のパフォーマンスは多くの投資家と比べて優れたものになるでしょう-例えば高いコストでファンドマネージャーを雇っている年金基金や運用機関などよりもです。

2013年のバークシャー・ハサウェイの「株主への手紙」の一部

インデックス運用は市場の株価指数の上昇に伴って自分の資産も増えていくキャピタルゲインを狙う投資方法、景気の良い年は大きく資産が増えますし逆に景気の悪い年はマイナス成長となるかもしれません。

つまり長期運用で結果を出していく運用方法です。

高配当株式投資といえば
一方で高配当株投資は配当を狙う投資方法ですから安定的に高配当を出してくれる銘柄、増配が期待できる銘柄に投資をする方法、買ったその年から配当金を受け取ることができるのがポイントです。

基本的にはキャピタルゲインを狙うのではなく、あくまでもインカムゲインを狙う投資です。

米国株式の場合は株価が右肩上がりに成長しているので、つい高配当株投資はインデックス投資のような錯覚をしてしまいますが、基本はアクティブ運用ということは押さえておいたほうが良いです。

高配当株投資はアクティブ運用

アクティブ運用で成功するためにはタイミングをはかり、安くなったタイミングで買い高くなったら売ることで利益を出していきます。

このタイミングをはかりながら長期間勝ちづつけることが難しく、また運用コストも高いので安価なインデックス運用に負けてしまう原因です。

でも配当を狙う高配当株投資は原則売却することを考えていません。そして口数が増えればその分配当金が増えるので、安くなったときにタイミングを見て少しでも多く買うのがポイントとなります。

タイミングをはからないインデックス投資と根本的に考え方が違うわけです。

米国株式は右肩上がり

米国株式ETFに投資していると、過去の実績から高配当株式ETFなども右肩上がりに成長してることがわかります。このため米国の場合は高配当株ETFも購入するタイミングを図る必要がないと言っていいのかもしれません。

例えば過去5年の日経高配当株50ETFは以下のようになっています。日本の場合はボックス相場、ある範囲を言ったり来たりとするのですが、ひたすら配当金をねらう高配当株投資は株価を気にしない運用なのです。

一方で、同時期の米国高配当株式ETFのSPYDは・・・こんな感じ4%近い配当を出しながら株価も右肩上がりに推移しています。

SPYD過去5年

コロナショックからの回復は遅れていますが、配当を受け取りながらでも長期でキャピタルゲインを狙うことができるるのでタイミングをはからない積立投資でもOKということになりますね。

注目すべきは増配傾向

高配当株投資をするにあたって増配傾向は重要視すべきポイントです。株価の上げ下げについては長期的にマイナスにならなければOKですが、配当金が減らされてしまったら元も子もありません。

つまり配当金が減らない、毎年増えることが期待できる銘柄に投資することが大切です。例えば米国で有名な高配当ETFにSPYD、VYMがありますが、明らかにVYMのほうが増配傾向が見えます。

しかしSPYDも微増ですが80銘柄を組み込みながら4%の利回りは立派なものです。 SPYDはまだ設定されてから日が浅いので今後も注目なETFですね。

またVYMはすでに人気のため利回りは3%程度とやや低いのが残念、ただ長期で増配も期待できそうなのが好感触です。

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連続増配のVIG 

米国の株式ETFは非常にバラエティーに富んでいて、連続増配銘柄を集めたETFも存在します。 バンガード・米国増配株式ETF(VIG)です。

10年以上連続して増配の実績を持つ米国普通株で構成されており、VYM同様に人気があります。

リーマン・ショック時、VYMは2009年・2010年の配当金がやや下がっていますが、VIGはほとんど下がっていない事がわかります。さすが連続増配銘柄を集めただけのことはあります。

配当利回りが2%弱と低いのが残念ですが、やはり連続増配で人気があるため結果的に利回りが低くなるのは致し方ありませんね。

また人気はチャートを見てもわかります。過去10年でみても株価はS&P500に匹敵するパフォーマンスです。

水色 VIG   紫VYM ピンクS&P500

まとめ

高配当株投資は株価の変化を追わずに配当金を淡々と受け取っていく投資方法、なので暴落して安くなったタイミングでドンと買い付けることが大切になります。

高配当株式投資はアクティブ運用が基本なのです。

インデックス運用であればタイミングを見る必要はなく淡々と積み上げるだけでOk、しかもトータルリターンは一般的にインデックス運用のほうが高いというのもポイントです。

それでも高配当株投資が良いのは定期的に配当金が支払われますから日々の生活がよくなってくることですね、インデックス運用の場合は売却しないとお金が手元に来ないのでこのところをどう考えるか・・・

また米国の場合は高配当株式ETFでも右肩上がりで推移していますからタイミングを計らない積立投資でもOKというストーリーを描くのもありですね。

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