生活するためのコストを下げることはいろいろな意味で大きなメリットがあります。一番のメリットは少ない収入でも生活ができるということ、これによりセミリタイヤのハードルがぐっと下がったりします。また貯金や投資に回すお金を増やすこともできますね。
でもこれを言うとケチ臭い生活なんかしたくない・・・とか言われそうです。でも生活の質を落とせといっているわけではなく、無駄に払っているお金を見直すと生活が楽になると言っているわけです。
このため手を付けるべきは固定費、生活の必要性などを考えて不要なものを解約すること、また必要であっても今よりも安くできる方法を考えようということです。
わが家でも投資を始めてから無駄な支出を押さえて投資に回すお金を少しでも確保するように工夫してきています。
手を入れたもののは「生命保険・がん保険の解約」、「自動車保険見直し」、「格安スマホ」等々
そして 一方では必要なもの ソファーや寝具などは少しいいものに変えたりして無駄な支出を押さえて必要なところ(満足感があるもの)に回す工夫をしています。
微々たるものと思いきや毎月かかるお金ですから手取り収入がその分増えたのと同じ効果、マネーフォワードなど家計簿をつけてみるとその効果が見えてきます。
さて、最近ですが終身型の生命保険を解約したので思ったことなど整理しておきます。
そもそも生命保険は不要だった!
やす吉の入っていた生命保険は終身タイプ、若い頃に言われるがまま入っていたもので今思えば全く意味がありませんでした。
そもそも独身のときに入った保険で自分が死んだときに何を保障しようとしていたのか全くの謎、当時は全く金融リテラシーがなかったのでセールスにうまく載せられてしまったようです。
いま冷静に考えれば生命保険は「掛け捨ての生命保険で十分」「子供が小さい時だけで十分」と言い切れますね。
生命保険が必要な場合について
●子供が成人するまで
●配偶者が経済的に自立していれば不要
●独人の場合は不要
一家の大黒柱が亡くなったときに残された家族が経済的に困窮しないように入るのが生命保険ですから「子供が成人している・配偶者が経済的に自立している」のであればそもそも不要です。
また一定の資産をすでに貯金や投資で築いているひとは、そもそも生命保険自体が不要と言う考え方もあります。
入るならば保障額をいくら位にすればいいのか?
まず公的制度でまかなえる分を把握して起きましょう。大黒柱がなくなった場合頼りになるのが遺族年金です。国民年金、厚生年金に入っていれば遺族年金を受け取ることが可能です。
また遺族年金には、遺族基礎年金と遺族厚生年金があります。支給される金額はおおよそ以下の通りになっています。

(出所:オリックス生命HP)
支給される詳細条件は割愛しますので日本年金機構HPなどで確認しておいてくださいね。
そして支給される金額ですが思いの外頼もしい金額になっているように思います。このような金額を考慮しながら保険の保障額を決めていけばいいと思います。
掛け捨てが良いと思う
生命保険の目的を自分が死んだとき、子供たちの教育費をカバーしたいと考えるのであれば 子供が生まれたときにマックス、そして成人したら不要です。
このようにライフステージごとに必要な保障額は異なるので、必要な時期に必要な文だけ保障する掛け捨て保険は非常に合理的、保険料も安めに設定されているので貯金や投資などにも回せるお金が増えます。
やす吉の入っていた生命保険(特約部分を除く)の条件は以下の通り
保険料 :約5,000円(48歳以降は8,500円)
⇒総支払額 約300万円(55歳時点)
⇒解約時返戻金 約100万円(55歳時点)
支払い終了 :60歳
死亡時受取金:1,200万円(60歳以降は200万円)
生命保険の目的を教育費と考えた場合、やす吉家は子供が2人、彼らが大学進学を希望したときに保険金1200万円では心もとなく、60歳以降の200万円にはあまり意味はありません。
なので今の生命保険は解約することにしました。
将来の保険金より今の現金
やす吉の場合、保険をやめなかった場合60歳までにこれから支払う期間があと4年あるので支払金額が約41万円、 解約すれば返戻金約100万円となります。
つまり解約すれば141万円のプラス、でも保障がなくなるんだよね・・・と嫁ブロック!? 幸い子供の教育費については給料天引きでためていたので、つまりわが家の場合は生命保険に入る意味がないことをみんなで確認。
死ぬ心配をして保険料を払うよりも 141万円はストレスを減らして健康的な生活をするための資金として使うことにしました。
ちなみに教育費については大枠の金額を設定「超えるようならば自分たちでなんとかしなさい」というスタンスです。この判断がどうなるかはわかりませんが、色々と検討した結果ですからいい結果となるでしょう。
保険は「極稀に発生し、発生すると致命的なもの」をカバーするものなので、周りが入っているから、不安だからといって入ると結構高く付く可能性が大だと思います。
もし独身で年齢が若いのであれば貯金や投資で資産を増やすほうが先決ですし効率的です。お金に関して日本では教育されてきていません。勉強しなければわからないという事で将来お金に困らないように、不要な保険を掴まされないようにしたいですね。
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