米国民間の借金が過去最高/このまま米国株式に投資を続けても大丈夫なの?

当ブログでは米国株式へのインデックス投資をおすすめしています。それは米国経済が強く事実上世界経済を牽引している存在であり、今後も右肩上がりの成長が期待できると思うからです。なぜ強いのか、その理由として一般的に言われるのが

・先進国の中で唯一人口が増加していること
・新しいイノベーションがどんどんと生まれていること

 ・・・などですね

また米国は世界最大の消費国であり、GDPの約7割が個人消費という大きさです。

これは世界全体の消費の約29%を占め、米国の人口が世界全体の4%ですからとんでもない消費国ということがわかります。

米国GDPの約7割は個人消費ですから、米国経済はこの大量な消費によって支えれられていると言っていいと思います。しかしこの旺盛な消費の影で民間の借金も増えに増えて、14.3兆ドルと過去最大になっているのをご存知でしょうか?

消費と借金と聞くと米国株式って大丈夫と思ってしまいますが、この辺少し整理してみたいと思います。

米国は世界最大の消費国

世界全体の約29%を4%の人口で消費しているわけですから、もし全世界の人口を100人とすると、一人で全体の7%以上を消費しているという超消費大国なのです。

この消費が米国株価に強く影響しているのは想像に難くありません。S&P500が右肩上がりに成長するのもこの大量消費のおかげと言えます。

その源泉は借金よる!?

ではそれだけ消費する原資はどこにあるのか・・・実は米国の家計債務は今年3月に過去最大の14.3兆(約1500兆円)まで膨らんでいます。

なお負債の内訳は以下が大きな割合を占めています。
 住宅ローン ・・・ 9兆7100億ドル(68%)
 学生ローン ・・・ 1兆5400億ドル(11%)

この額は年々増え続け過去最大を更新しています。特に「住宅ローン、学生ローン」の伸びが顕著ですね、住宅ローン残高はリーマンショック直前に迫っていますし、学生ローンは過去最大です。

学生は4年制大学を卒業するときに約300万円の借金を抱えているのが平均的とも言われています。また返済できなくなる人も少なくはないと言います。

米国経済は強い!これは誰もが納得するところですが、その原動力は大量な個人消費によることは間違いありません。そしてその一方で民間の借金も過去最大のレベルまで増えており、今のところは更に増加傾向に見えます。

良い借金と悪い借金

とは言うものの「借金=悪いもの」というわけでもありません。日本だと借金はあまりいいイメージがありませんが、要は借りる目的によっては良い借金もあるのです。

良い借金とは
例えば、米国では住宅ローンによる負債が過去最高を更新していますが、もし購入後に購入価格以上で売れれば損をしたことにはなりません。

同様に大学に進学して資格を取得することで、奨学金という借金を背負ったとしても 高卒との賃金格差であっという間にもとが取れてしまうかもしれません。

⇒ 最もリーマンショックは低所得者向けの住宅ローン(サブプライムローン)が破綻したわけですからちょっと微妙ですね。

悪い借金とは

例えば、借金をして生活費に使ってしまう、趣味に使う、車を買った等々 将来のリターンが見込めない借金は悪い借金です。

将来のリターンが見込めないということは消費や浪費につかうということ、結果的に手数料を払って支払期間をあと伸ばしにしたに過ぎません。

⇒ クレジットカードのリボ払いはまさに悪い借金の代表です。

なお先程のグラフを見てもクレジットカードの残高はあまり伸びていないことがわかります。気になるのは住宅ローンの増加ですね、でも長い目で見てこれが米国株式へ投資しない理由にはなりません。

米国の対外純資産

対外純資産とは他国に保有している資産と負債の合計のこと、企業や政府が海外にもっている対外資産、海外投資家が日本に持っている対外負債を合計したものです。

このランキングを見ると・・・
1位: 364兆円 日本
2位: 299兆円 ドイツ
3位: 231兆円 中国

日本は世界一の対外純資産を持っているお金持ちの国です。でもだからといって喜んでばかりはいられません。見方を変えれば投資先としては魅力がないと評価されているに等しいわけですから。

同様に米国は世界最大の対外純負債国で マイナス1199兆円 負債が世界一・・・と聞くと不安になるかもしれませんが、逆に米国が投資先として魅力ありと評価されていることの裏返しです。

さすが世界の基軸通貨ドルを発行できる唯一の国ですから信頼感抜群なわけです。

まとめ

米国は超消費大国で世界の消費の約29%が米国で消費されています。これが経済的な強さにつながっているのは間違いありません。そして個人が多くの借金をしてこの消費を支えている構図も見えてきます。

そして米国民間の負債は過去最大になっています。なのでもしかすると米国株式はやばいかもと思う方もいるかも知れませんね。

でも結論は、このまま投資を続けて問題なしです。

確かに住宅ローンによる負債が今後更に大きくなって、そのうちバブルが弾けるようなこともあると思います。学生ローンが返せなくなって社会問題が発生するかもしれません。なので短期的な問題は色々と発生してくると思います。

しかし長期運用のなかでは暴落や社会的不安などは必ず起きるものですから心配してもしょうがないでしょう。

むしろ大量消費という特徴に目を向けたいです。米国経済を引っ張っている消費が長期的に落ち込むような事があれば経済的なデメリットは計り知れません。

もしかすると今後進むであろう米中冷戦で中国が世界の派遣を握るようなことがあれば このようなことは起こり得るかもしれませんね。

米国の借金について見てみましたが、民間の負債額が過去最大といっても特別異常が発生しているようには見えず、長期運用においては気にする必要はなさそうに思います。

以上、投資はあくまでも自己責任をお忘れなく。

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