【投資で成功するポイント】インデックス投資の期待リターンはいいとこ5%とみるべき

貯金から投資へ・・・と言われて久しいですが、金融庁もつみたてNISAなどでこの動きを後押ししています。少子高齢化が進むこれからの日本にとって投資をすることはもはや必須ですからね。

でも投資のリターンは微々たるものです

それだったら投資をする意味ないじゃないか・・・という声が聞こえてきそうですが投資のリターンはいいとこ5%程度と考えて投資の目的や投資計画をたてることが重要だと言うことです。

どうでしょうかこの数字、資産を投資で大きく育てたいという人にとって5%は物足りない数字かもしれませんね、でもS&P500の長期リターンが5〜6%であることを考えれば現実的な数字だといえます。

逆にこれを大きく上回るようなリターンを投資に期待するのはあまりおすすめできません。どちらかといえば投機に近くなり再現性が減る、つまり一部の人だけが儲かるゼロサムに近い世界になっていくからです。

さらに言えば・・・
●S&P500であれば5%が確実ということではありません。あくまでも過去の実績です。
●S&P500で5~6%というのは、マイナスが何年も続いたり、逆に大きくプラスになる年もあるので、結果的に平均をとったら5〜6%だったということです。

このように言うと投資を始める気が削がれてしまうかもしれませんが、理論的にも確立したインデックス投資において、その有効性を否定する人は少ないと思いますし、過去の実績から長期運用で期待リターンは5%程度と考えておいて差し支えないものと思います。

むしろ、より大きなリターンを期待してリスクの大きな商品に手を出さないことのほうが重要かもしれません。

リターン5%とはどのような数字か?

ではリターン5%がどのくらいのパワーがあるのかシミュレーションしてみましょう。以下は元本100万円、5%複利運用をした場合のグラフになります。

100万円の資産が20年で250万円に、50年で1000万円以上と大きく育っています。短期間で資産を増やすことはできないけれど長期運用をすることで資産を増やすことは可能ということが見えるグラフです。

また常に5%成長するわけではありません。大きくプラスになる年もあれば、逆に大きくマイナスになる年もあるのですが、一般的には10年以上の投資期間があればプラスになると言われています。

5%のリターンというのはこのような数字ということです。

投資の目的を考える

5%のリターンがどの程度のリターンが見込める数字であるかを認識した上で、投資の目的を考えていきましょう。

何しろ時間がモノを言う世界、また規模の世界でもあるので「いくら投資期間が取れるのか」、「いくら投資に回せるのか」 によってリターンの額が大きく左右されるのは言うまでもありません。

そこで以下のようなシミュレーションをしてみました。投資のリターンを5%、保有資産0、月々の積立投資額を3万円、5万円、10万円の3つのパターンに分けてシミュレーションしたものです。

投資の目的を、例えば老後資金として65歳までに3000万円を確保したい・・・であればこの表が役に立ちます。

例えば今の年齢から65歳までの運用期間と目標金額から積立額の目安が得られます。

もちろん5%は過去の実績からの数字なのである程度は保守的に考える必要がありますが、リターンの目安があれば積立額の目安がわかりますし、そもそも目標が実現可能な金額なのかを判断する材料にもなるでしょう。

シミュレーション結果、ほしいリターンが得られないというときでも、期待リターンを上げるよりは、「より長期で運用する・入金力(積立額)を上げる」という対応を行ってください。

なぜなら期待リターンを上げることはその分リスクも大きくするということです。取れるリスクであればいいのですが、再現性も減っていくので普通の人にはおすすめしません。

期待リターンを上げてもいい場合

「期待リターンを上げる」ということは「よりリスクをとる」と言うことと同じ意味ですから具体的には個別株、特定のセクタなどへの集中投資等ということになっていきます。

ただ多くのアクティブダンドが市場平均以上を目指しても長期的には市場平均(インデックス運用)のほうが成績が良かった事実を考えれば、期待リターンを上げてうまくいくのは一部の幸運な人だけという結果になるでしょうね。

自分が幸運な人になれる保証がない以上、再現性が高いインデックス運用を活用し、長期的に5%程度のリターンを狙うのが良いのではないかと考えているのです。

とはいうものの、リスクをとって期待リターンを上げてもいい場合もあります。

例えば・・・
・資金を失ってもリカバリーする時間が取れる人
・資産を失ったとしても、額が小さく会社からの収入などで十分カバーできる人

つまりリスクをとった結果、大きく資産を減らしたとしても投資以外のリカバリー手段を持っているのであればリスクを取る価値はあるということです。

なお、リターンは過去の実績を見れば一目瞭然ですが、リスクは標準偏差を見てください。

ETFを選ぶときには過去のチャートやトータルリターンなどを確認してどのような成績のETFなのか、おおよそのイメージを確認するものと思いますが...

また繰り返しになりますが、リスクやリターンはあくまでも過去の実績なので確実ということではありません。あくまでも様々な商品を比較するときの道具です。

まとめ

結局の所、リスクとリターンのバランスを考え再現性が高い投資をしようと考えるのであればインデックス投資でS&P500やVTIなどを長期運用するのがおすすめです。

そしてどのくらいのリターンが期待されるのか、といえばいいとこ5%程度です。ここから大きなリターンを得ようとするのであれば「長期運用」をするか、「入金力(積立額)」を上げるしか方法がないことがわかります。

投資環境は良くなってきている
幸いなことにここ数年で投資環境は非常に良くなってきており、優良な投資信託や簡単に米国のETFが買えるようになってきています。

優良なファンドで5%のリターンを狙いつつ長期間積立で運用できるようになったのはつい最近ということです。

投資で大きな資産を得た人は一部の幸運な人
逆に言えば今日本で大きなリスク資産を持っている人は、このような方法ではなく「大きなリスクをとって勝った幸運な人」、「もともと大きな資産を持っていた人」ということになりますね。

大きなリスクを取れない普通の人が優良なファンドを長期運用することで大きなリターンが得られる可能性が高いことを知っているかどうか、知って行動するかどうかが将来大きな差になってきます。

近い将来使うお金は貯金で
また最低でも10年以上、できれば15年以上使わないお金を投資に回してください。良い年もあれば、悪い年もあるので投資期間が短いとマイナスになってしまう可能性も高くなってしまいます。


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投資でお金を増やす方法については色々と議論がありますが、積み上げた資産を使う方法、つまり出口については人それぞれです。ただ共通しているのは...

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