【S&P500】ETF/投資信託 結局どっちで買うのがいいのか

米国株式で特に人気なのがS&P500をベンチマークにするもの、最近の米国株式の人気に伴って様々な商品が売られるようになってきました。

投資の神様こと ウォーレンバフェット氏が「現金の90%をS&P500に、残りの10%を政府短期債(米国債)」で運用するように遺言を残したということで幅広く知られるようになってきたようですね。

これに伴って同じS&P500の知名度もぐっと上がり、コストの低い商品も増えてきました。

でもこれから投資を始めようと考える人にとって、S&P500は決めたけどETFで買うのか、投資信託にするか かなり悩むのではないかと思います。

あとから運用商品を変えようとしても利益が出ていれば課税されるので乗り換えが難しくなってくるからです。(乗り換え時の課税)

そこで今回はETF/投資信託 どちらを選ぶべきか考えてみたいと思います。

S&P500が買える主な商品
・ドル建てETF: 
   SPY、IVV、VOO
・円建てETF:
   1655、2558、1557
・投資信託 :
   SBIバンガードS&P500
   eMaxisSlim米国株式

運用コストで考える

一般的に同じ投資対象ならば経費は安いほうが良い・・・と言われています。これらの商品はベンチマークが同じですからまさに同じ投資対象です。

しかし少し前までは投資信託の信託報酬が高額で,ETFと明らかに差があったのですが 今は環境も良くなってきたのであまり差がなくなってきています。

経費率(信託報酬)
VOO :0.03%
1557:0.09%
SBIバンガードS&P500:0.0938%

→円建てETFや投資信託は信託報酬に加え0.05%程度のコストが加わるので実質0.15%位でしょうか

当然VOOのコストが低いので数字だけ見ればVOOとなりますが、その差は僅かです。たとえば、この中で経費率が一番高いSBIバンガードS&P500を100万円分保有していたとして、かかる年間の経費は約1500円です。

VOOだったら300円じゃないか・・・だったらVOOがいい! と思う前に知っておいてほしいのは VOOはドルで直接購入することになるので、ドル転するコストが発生します。 また購入時の手数料が発生することを忘れてはいけません。

逆にSBIバンガードS&P500はノーロードなのでコストはコミコミです。

確かに長期投資では経費率に敏感になる必要がありますが、結果的に大きな差がないレベルまで下がってきたと言えるので、使い勝手など他の面で比べるべきかもしれません。

何十億という資産を運用するのであればこのコスト差でも敏感になる必要がありますが、我々一般の人々は経費率についてあまり気にする必要がないほど環境が良くなってきています。

なので経費率で見た場合の結論は、どの方法を選んでもOK 大差なしです。

窓口で購入したい

S&P500のような優良なベンチマークをドル建てETF、投資信託で買おうとしても銀行や証券会社窓口では購入ができません。(ドル建てのETFは高い手数料を払えば可というところはあります)

つまりこれら優良なファンドはネット証券でしか買うことが出来ないのです。

なのでネットが使えないお年寄りとかがS&P500のような優良なベンチマークを購入しようとした場合に使えるのが 円建てのETFと言うことになるわけです。 2558とか1557とかですね。

ただ窓口にはろくな商品がありません。さらに証券会社が儲かるものしか紹介しないので変なものを掴まされないように注意してください。

また証券会社によって購入時の手数料が異なる場合があるのでこの点についても注意が必要、できるだけネット証券を利用しましょう。

配当金への課税

S&P500に限らず米国株式投資で悩ましいのが二重化税の問題です。

配当金は米国で10%課税された後に国内で20%課税されます。確定申告で外国税額控除をおこなうことで源泉徴収から一部取り返すことができますが手続きも面倒ですよね。

朗報はETFは配当金が二重課税されていますが、2020年1月より二重課税調整の制度が開始され、円建てのETF1655,2558はその対象となる可能性が高いとして東証HPに記載されています。

つまりこの制度対象となれば 何もしなくても二重課税分が調整されますし、リタイアして源泉徴収がない人にも恩恵を受けられるということです。

なお、SBIバンガードS&P500のような投資信託はそもそも配当金がなく、勝手に再投資されるので対象外です。

投資信託はすぐに売買できない

ETFは株式同様にすぐに売買できますが、投資信託は数日先の価格で購入、売却することになります。

なので投資信託は市場の変動が見にくいとも言えます。 なのでうねりを取るような運用ではETFが向いていますし、淡々と市場を見ないで積み上げていくには投資信託のほうが安心と言えるかもしれません。

またETFが株式同様に売買できるのは、イメージで言えばS&P500のパッケージを売買しているので実際の価格とは乖離してくる可能性があります。この乖離は特に小規模なETFに多いのですがS&P500をベンチマークにしているようなETFであれば気にする必要もないと思います。

誤解がないように補足すると、投資信託の現金化に多くの時間がかかということはありません。数日後には現金化できるので すぐに現金化したいというニーズにもある程度は対応できます。

どのような運用をしていくのか

結局の所、S&P500を選んだ時点で成功だと思います。気をつけたいのが株式投資のリターンは平均でも5〜6%位とそれほど大きくはないので 淡々と長期間運用を続けていくことが重要です。

以上からやす吉が考える選ぶべき商品は、長期運用で資産形成を考えるのであれば投資信託、また将来的にドルで個別株やその他ETFを購入したいと考えているのであればドル建てETFが良いのではと思います。

投資信託は円で100円から積立可能と超お手軽ですし、配当金を出さずにそのまま再投資されますから配当金の課税はなくパフォーマンス的にも有利、非課税制度のつみたてNISAにも対応しているのもポイントですね。

いずれにしてもETFや投資信託の手数料が安くなってきていますから あとは適切なベンチマークさえ選べば あとはあまり悩まなくてもOKです。

以上、ぜひ参考にしてみてください。


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