【VGT】QQQより好成績?/コロナショックを物ともしないVGTは買いなのか

今回のコロナショック前後で存在感を更に高めた感のあるETFといえばQQQ、米国のGAFAMを全体の半分以上組み込んだ注目のETFです。

リーマン・ショック後の圧倒的なパフォーマンスからIT関連の成長性をまざまざと見せつけることとなりましたが、今回のコロナショックも物ともしないたくましさがありますね。

そんなQQQと同等かそれを上回るパフォーマンスを示して注目しているのがVGT、今回はQQQとVGTを比較してどのような違いがあるのか確認してみたいと思います。

QQQ:インベスコQQQトラストシリーズ1

おさらいですが米国のNASDAQ市場に上場する上位100銘柄から構成されるNASDAQ100指数に連動するETF、テクノロジーと通信で6割以上を占めるETFです。

運用会社 インベスコ
信託報酬 0.20%
構成銘柄数 100
分配利回り 0.74%

VGT:バンガード・米国情報技術セクターETF

VGTはバンガード社のセクタETFです。セクタETFといえば「生活必需品:VDC」、「ヘルスケア:VHT」などがありますが、VGTはテクノロジーに振ったETFです。

このためQQQよりも、さらにテクノロジーの割合が大きいことが特徴となっています。

下記円グラフ(セクタの割合)を見ても流石にセクタETFと言うだけあって、約88%がテクノロジーセクタとは割り切りがすごいです。

運用会社 バンガード
信託報酬 0.10%
構成銘柄数 324
分配利回り 1.22%

パフォーマンスを確認する

それではQQQとVGT、いったいどのくらいパフォーマンスだったのかチェックしてみましょう。

過去5年のチャート
(水色:VGT  むらさき:QQQ  ピンク:S&P500)

過去5年で見ると圧倒的にVGTが良かったことが解ります。この間のテクノロジーの成長が凄まじく、テクノロジーセクタに大きく振っているVGTが大きく伸びたことが解ります。

QQQはNASDAQの時価総額上位100銘柄ですから、テクノロジーの割合は大きいものの、情報通信、消費といったセクタもある程度含まれてきます。その意味でVGTよりは分散が効いているという結果がこのチャートに出ていますね。

ちなみにS&P500はテクノロジーで23%ですが、その他セクタもバランス良く組み込まれているので安心はできます。ただ比較するとパフォーマンスは物足りなく感じてしまいますね。

S&P500

またパフォーマンスだけ見るとVGT圧勝ですが、更に長期のチャートを見ると異なる景色が見えてきます。

過去16年のチャート
(水色:VGT  むらさき:QQQ  ピンク:S&P500)

これを見るとQQQとVGTが逆転しており、パフォーマンスは以下の順です。

QQQ>VGT>S&P500

チャートを見るとVGT、QQQは2016年頃から急に伸び始めています。一方で幅引く分散されたS&P500は大きな変化なく一様に右肩上がりです。なのでテクノロジー銘柄のここ数年で急激に伸びていることが推測できます。

今後もテクノロジーが大きく成長するのであれば、いずれVGTがQQQを抜いていくのかもしれませんが、過去16年で区切ればQQQが一番良かったという結果です。

どのようにしてテクノロジー成長の恩恵に預かるか?

いずれにしても今後もテクノロジーは更に成長すると思われますし、事実テクノロジーはすべての業種に関係しています。となればテクノロジー銘柄に投資するのは当然の流れですよね。

各ETFのテクノロジーの割合
 VGT   :88%
 QQQ   :44%
 S&P500:23%

誰にでもおすすめできるS&P500

テクノロジーにETFで投資をするのであれば「VGT・QQQ」というイメージですが、幅広く分散されているS&P500でも23%ものテクノロジー銘柄を組み込んでいます。

つまり、リスクを取りたくない人はS&P500を多く買うことでテクノロジー成長の恩恵は受けられるといえます。

どうしてもVGT・QQQのチャートを見ると物足りなく感じてしまいますが、長期的にあまり大きなリスクを取らないで心穏やかに投資をつづけるのであればS&P500がベターじゃないでしょうか?

QQQを組み込むか?

QQQはS&P500よりもテクノロジーセクタに偏っていますからその分パフォーマンスも期待できますが、当然リスクも大きくなります。

このリスクを受けられるのであれば株式はQQQ多めでも良いかもしれません。ただあくまでもポートフォリオの中でトッピング的に存在するのが個人的には良い気がします。

VGTはセクタETF

VGTはバンガードのセクタETFのひとつです。セクタETFなのでVGTの組み込み割合の9割近くがテクノロジーというかなり偏ったものです。

なので長期運用でVGT一択はないでしょう。当然他のETFや個別銘柄などと組み合わせることが前提の上級者向けETFだと思います。

もちろん「どのような買い方をするのか=どのくらいリスクが取れるのか」は各自の判断、なのでリスクをとってVGT一択なんてことも・・・でも個人的にはトッピング的な位置づけがおすすめです。

まとめ

コロナショックでも大きな影響を受けずに好調なQQQ・VGT その秘密は今最も成長が期待できるテクノロジーセクタの組み込み割合が大きということがあげられます。

確かにテクノロジーは絶好調ですし、これからも大きく伸びるだろうと想像できます。だったらQQQやVGTという選択もあるのですが、未来は誰も当てられないという原則に則れば長期運用でQQQやVGTに大きく依存するのはリスクが大きく結局の所はS&P500に落ち着くと思っています。

もちろんQQQ・VGTを組み入れてはいけないということではなく、テクノロジーに大きく偏っているので、それに見合った割合でポートフォリオに組み入れてね・・・ということです。

テクノロジー銘柄は景気敏感株とも言われてきましたが、コロナショック時のQQQやVGTは景気敏感というような素振りもみせていないくらい好調です。これからもテクノロジーが有望なのは間違いと思いますが、ポートフォリオをテクノロジーに寄せるか、幅広く分散としてS&P500などをメインにテクノロジーをトッピングするか・・・ですね。

ポイントは長期運用ですからリターンよりもリスクが適切かを考えて市場に立ちつづける事を考えていきましょう。


バンガード社では数々のセクタETFを販売しています。でもこれらを使いこなすのはやはり上級者でしょうね、我々一般個人投資家はS&P500をベースに考えるのが良い気がします。

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