コロナショックでもびくとしない「QQQ」/これをメインで運用したい!!

雑記
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新形コロナウイルスによるショックで、一時はリーマンショック以上の暴落を記録しています。そこからしばらく過ぎてほどんどのETFは回復傾向ですが そんな中ですでに元に戻りかけているETFがあります。

それが今注目の「QQQ」です。これは米国NASDAQに上場する企業の時価総額上位100銘柄から構成される指数に連動するETFで情報通信セクタに大きく振っているのが特長、GAFAMが全体の4割以上というまさに成長企業を中心に組み込んだETFですね。

ハイテクは暴落に弱いといわれていたのですが、QQQはリーマン・ショック後のリターンが驚異的、今回のコロナショックでも完全回復しているといえるほどの好成績です。

QQQとS&P500(過去10年)

QQQはコロナショック前の最高値をすでに超えており、まるで何事もなかったかのようです。S&P500がコロナショック前の最高値を更新していないこともわかりますね。

今回はこの超優良は米国株式ETFのQQQについて組み入れるべきか等、個人的に思うことを書いてみたいと思います。

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【QQQ】とは

QQQの正式名は「インベスコQQQトラスト・シリーズ1」、NASDAQ100をベンチマークとするETFです。

そもそもNASDAQは米国最大のベンチャー向け株式市場、その中でもで時価総額上位100社を組み込んだのがNASDAQ100、情報通信関連の企業がこぞって参入しているのが特長で米国を代表する株価指数の1つとなっています。

●NASDAQはベンチャー企業向け市場
●QQQはNASDAQの時価総額上位100銘柄を組み込む
(金融銘柄は除く)

NASDAQをベンチマークにするETFはないのですが、QQQがNASDAQの上位100銘柄に連動していますからQQQイコールNASDAQとして認識されています。

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情報通信セクタは景気に敏感?

昔から情報通信セクタは景気に敏感と言われていましたが、すでにどのような産業でもIT関連の技術がなければ成り立たないほど世の中に浸透してきています。

となればどのセクタが成長しても、そこには必ずIT関連技術がセットで使われるので情報通信セクタもセットで伸びるのかもしれません。

特にQQQの組み込み銘柄の中でもGAFAMで4割以上を占めています。これら企業は俗に言うプラットフォーマーですからやはり強いですよね、つまり景気敏感どころか、すでに米国を代表する産業に発展し更に継続して伸びているようです。

組み込み銘柄上位(2020/05/08調査)
MSFT Microsoft Corp   12.01%
AAPL アップル社      11.38%
AMZN Amazon.com Inc   10.12%
FB Facebook Inc               4.34%
GOOGL アルファベット   4.00%
GOOG アルファベット     3.97%
INTC Intel Corp.                 2.79%
NFLX Netflix Inc                2.10%
NVDA NVIDIA Corp.    2.01%

●他のセクタが成長するときに情報通信も同時に成長する可能性
●QQQの組み込み上位はすでにプラットフォーマー

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高成長は低い分散による!?

分散を進めれば すすめるほどリスクは小さくなりますし、リターンもまた小さくなります。メジャーなETFは幅広く分散しているのが普通ですが、QQQは珍しく特定の企業の割合が大きいので、結果リターンも大きくなったと言えるでしょうね。

良くも悪くもGAFAMの割合が大きいわけです。

とは言うもののGAFAMはこれからも無視できませんから、個人的にはQQQというよりは、あくまでもS&P500やVTIといった幅広く分散されている中でGAFAMを買っていくということでいいと思っています。

またパフォーマンスを見ればS&P500をやめてQQQに移りたくなる人も多く発生するのでは?と思いますが、やはりセクタの偏りが大きいことは気にしたほうが良いかもしれません。

今はQQQ絶好調ですが、捉える期間によっていは調子の悪い時期もあります。以下のチャートではS&P500のほうが明らかにパフォーマンスが良いことがわかります。

QQQとS&P500との比較(過去20年)

今は絶好調でも いつどうなるかはわからないことは肝に銘じておいたほうが良いでしょう。

まとめ

以上色々と書きましたが、過去20年にわたって好成績を取り続けてきたQQQは経費率も0.2%とリーズナブルなので検討に値するETFです。

組み入れるかどうか、最終的な判断は各個人にお任せですが やはりセクタの偏りが大きいのでメインに据えるのはちょっと勇気がいります。 

もともとNASDAQが世界最大の新興企業つまりベンチャー企業の株式市場なので、QQQに組み込まれるのもベンチャー企業、これもQQQを中心にしづらい理由です。

以上を踏まえて、それでもリスクをとってQQQに乗っかるか、S&P500やVTIを中心にトッピング的にQQQを追加するか、S&P500やVTIをひたすら買い増すか・・・色々と作戦を考えていくのも楽しそうです。




今、コロナショックからまだ完全には戻っていない状態では様々な銘柄が安く買えるチャンスとも言えます。

コロナウイルスの問題はワクチンが開発されるまで何回も繰り返されるものと思います。となれば株価もどうなるかは分かりませんよね。

QQQもなかなか特徴的なETFですが、高配当株というジャンルではSPYDが光っていますね。

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