高配当株投資とインデックス投資/自分にあうのはどっち!?

株式のリターンは配当金と売却益の2種類あります。この配当金を狙う投資が高配当株投資であり、売却益を狙う方法の一つにインデックス投資があります。投資を始めようと考えている人にとって、まずどちらかの方法にするのかがなかなか悩ましいところだと思います。

一般的に高配当になればなるほど株価が上がりにくく、売却益は小さくなる傾向です。またインデックス投資は基本配当はありません。

このため高配当株投資はキャッシュフローが良くなりやすく、インデックス投資は資産の最大化を目指す事になります。

ではこれから投資を始めようと考えている人にはどちらが良いと言えるのか?最終的には投資の目的やその人の考え方によるとしか言えませんが、それではどうして良いのかわかりませんよね、なので高配当株投資とインデックス投資の特徴や判断のポイントになりそうな項目を整理しておきたいと思います。

前提・・・

あと前提を言い忘れていましたが、投資に回せる まとまったお金はなく 少しづつ積立投資をしていく事とします。つまり長期運用で少しづつ資産を増やしていく考えです。

短期間で資産を増やしたい・・・という方もいるかと思いますが、高配当株投資やインデックス投資はそのような投資方法ではありません。様々な株に広く分散投資を行い市場の成長に自分の資産を載せていくようなイメージです。

平均と聞くと物足りない感じもするでしょうが、積極的にリターンを狙いに行くアクティブ運用と平均を狙うインデックス運用で、長期運用をした場合多くの場合でインデックス運用が勝っていることからしても平均って意外にすごいんですよ。

またどうしても短期間で資産を増やしたいのであればリスクをとって成長株に集中投資ということになってしまうので、投資というよりも投機に近くなってきます。当然大きなリスクを背負うことになるのでおすすめできません。

インデックス投資とは

まず高配当株投資とインデックス投資について基本的なところのおさらいです。インデックス運用は市場の株価指数と同じ動きを目指す運用方法です。

米国で言えばS&P500、Nyダウ平均など、日本では日経平均株価やTOPIXなどが有名です。そしてこの株価指数に連動するように設計された投資信託やETFを選んで積立投資を定額購入していくということです。

インデックス投資の流れ
●長期間で右肩上がりに成長するであろう指標を選ぶ
●選んた指数に連動する投資信託、ETFを選ぶ
●定額で積み立て投資をつづける

インデックス投資の特徴
●企業分析などの時間がなくてもOK
●専門知識があまりなくてもOK
●経済成長の恩恵を受けられる
●手持ち資産が少なくてもOK(積立投資)

やることがシンプルなので株価指数を選ぶのだけがちょっと悩ましいところでしょうか?とは言ってもS&P500など伝統ある指数を選んでおけば間違いないと思います。 世界一有名な投資家ウォーレンバフェットさんもS&P500の購入を勧めていますよ。

また積立投資を相性がいいので手持ち資金が少なくてもすぐに始められることも大きなメリットです。

インデックス投資のデメリット

たとえばS&P500は投資信託でも購入できます。eMAXIS SlimとかSBI・バンガード・S&P500インデックスなどです。投資信託ですから毎月数百円からでも投資ができるという気軽さもいいですね。

一方でデメリットについても知っておかなければなりません。

インデックス投資のデメリット
●投資期間中キャッシュフローは改善されない
●売りどきが難しい
●短期的な資産変動が大きい

インデックス投資をしてもリターンが得られるのは売却したときのみです。なので日々使うお金が増えていくことはなく、また暴落しているときに売却することは損を確定することなので売りにくいということも言われています。

どう取り崩せば良いのでしょうか?この辺は研究が進んでいてトリニティスタディやウオール街のランダムウオーカーで紹介されている方法が有名です。

●取崩し開始時の資産額の4%定額で取り崩す。
●4%定率で取り崩す。

米国株式の期待リターンを5%とすると4%取崩しても資産は計算上 減らない・・・ということです。なので年金の不足分をこのような考え方で取り崩せば資産の寿命がかなり伸びることになります。

高配当株投資とは

高配当株投資とはそのままの意味ですね、配当利回りが高い企業の株を買うことで配当金を受け取るシンプルな投資方法です。

●高い配当利回りの企業の株式を買う
●配当金をもらう

狙いが配当金ですから短期的な株価の暴落は気にしなくても良いというのも魅力かもしれません。また高配当の定義はないと思いますが、税引き後3%以上を高配当としている人が多いようです。

また利回りは以下の式で表されます。このため、たとえば株価が上がっても利回りが落ちない銘柄は増配しているということがわかります。

利回り=過去1年に支払われた配当金/株価

配当利回りのイメージ
●3~4% : HDV、SPYD、VYM等で可能
●4~5% : HYG、PFF等で可能
●5%以上 : 個別株が必要

利回りをどのくらい狙うのかによって商品も変わってきますが、一般的に配当利回りが上がればその分 売却益は狙えなくなってきます。

3~4% : HDV、SPYD、VYM等で可能

利回りが3~4%で良いのであれば比較的堅実なETFが候補に上がります。ETFですから すでに幅広く分散されており、銘柄の入れ替えなども自動で行ってくれるので手間いらずですね。

このレベルの利回りの場合は売却益も狙えるので 投資未経験者が高配当株投資をするのであればこの辺がおすすめです。

4~5% : HYG、PFF等で可能

格付けの低い社債などのETFが候補に上がってきます。格付けが低いものの幅広く分散することで安全性を保っているイメージです。

利回りは増えますが、売却益は狙えない領域になります。このためメインではなくトッピング的な使い方が良いのでは?と思います。

5%以上 : 個別株が必要

この領域になると幅広く分散されているETFでは無理が出てきます。このため高配当銘柄のなかから財務の健全性が確認できるものをチョイス、自らポートフォリオを作っていく必要が出てきます。

なので投資未経験者がいきなり高配当の個別株を選ぶのはちょっと難しそうですね、このレベルは自ら勉強していく意志のある人の領域と考えていいと思います。

高配当株投資のデメリット

高配当株投資のメリットの一つにキャッシュフローが改善する事があげられます。つまり入ってくるお金が少しづつ増えていくわけですが、投資を始めたばかりで大きな資産がない場合はごく僅かな額です。

たとえば10万円投資していて、4%の利回りとすると 配当金は4000円/年ということになります。もちろん自分が働かなくても勝手に入ってくるお金ですから嬉しいは嬉しいのですが ちょっと物足りないですよね。

なので高配当株投資は高利回りを目指して銘柄選定の腕を磨きつづけること、そしてひたすら入金力を高める必要があります。

●原資が少ないうちは配当金は微々たるもの
●高利回りを狙うのであれば銘柄選定のスキルが必要
●入金力を高めないと配当金は増えない

まとめ

以上インデックス投資・高配当株投資で迷ったときにどうすべきか考えるときのヒントになったでしょうか?

個人的にこれから投資を始めるのであれば、敷居が低いインデックス投資から始めることをおすすめですね、どうしてもまとまった配当金を得ようとするのであれば銘柄の勉強、入金力(これはインデックス運用でも同じですね)は欠かせません。

まずはスタートして慣れるという意味でもインデックス投資のほうが良い気がします。

高配当株投資の場合は配当金狙いですから、配当利回りがキモです。このため銘柄選びについて自ら勉強ができる人というのが前提かな・・・と思います。

最後に個人的な好みなETFを書いておきます。

インデックス投資
 VOOなどS&P500へ投資するもの
 VTI 米国株全体に分散投資するもの
 VT  全世界株式へ分散投資するもの

高配当株投資
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