新型コロナウイルス感染拡大を受けて、現金一律10万円の緊急経済対策を実施すること、すでに皆さんもご存知のことと思います。
ほとんどの各自治体では5月下旬に支給か開始されるとのこと。米国やその他諸外国に比べて遅いとの指摘もありますが、自粛により落ち込んだ景気を回復させるためには必要な対策だと思うし、今まで無かったような対策ですから思い切ったことをしたなと好感触です。
さて、この10万円が私たちの手元に来るのは早くても5月末、基本的にある程度新型コロナウイルスが終息したころと推測します。となれば 政府の狙いはこの自粛期間の間に大きく落ち込んだ消費を一気に回復させることが狙いといえますね。
もちろん、自粛要請による景気悪化でフリーランスの方や飲食店などは手持ちの資金が危うくなっている可能性があるので、仕事の運転資金として使うのは当然。 でもサラリーマンのように、とりあえず給料はもらえる人は10万円をどう使うのがよいのでしょうか?
1)貯金
2)日々の生活費
3)使ってしまう
このお金を何に使うのか?結論は人それぞれということになりますが、いずれにしても家族4人ならば40万円とまとまった金額なので、家庭全体のお金の流れについて整理してみることを提案したいと思います。
折しもGWはレジャーなど自粛が求められているのでぜひこんなところにも時間を使ってみませんか?
財布を複数もってみよう
まとまったお金でもなんとなく無駄遣いして、何も買ってないハズなのになくなっていた・・・ これも景気回復という政府の目的に照らせば正しい使い方なのかもしれませんが、ある程度まとまったお金ですから意思をもって消費、浪費として使いたいものです。
そして、その前提として複数の財布を持つことを提案します。普段の消費に使う財布、生活防衛費を入れる財布、近い将来使うお金を入れる財布、投資に使う財布・・・等々 目的はお金の見える化です。
例えば・・・
●普段の消費
給与口座として毎月残高が変わらないように管理する
●生活防衛費
給与口座等は別管理、貯まったら あとは触らない
●近い将来使うお金
給与天引きで積み立て など
●投資に使うお金
給与天引きで積み立て など
例えば新型コロナウイルスの影響で収入が減り、普段の消費に回すお金が足りなくなった場合、財布が別れていないと なんとなく「生活防衛費」や「近い将来使うお金」を切り崩してしまうかもしれません。
その場合、まずは「普段の消費」口座で完結できるように工夫することと、それでもだめであれば意思を持って「生活防衛費」や「近い将来使うお金」を切り崩す事が必要だと思います。一番悪いのがいつの間にか「生活防衛費」や「近い将来使うお金」を使ってしまうことです。
この場合は給付金を普段の消費口座に入れてしまうのが良さそうですね。
給付金をどこの財布に入れるか?
給付金をどこの財布に入れるか?どのように使うのか?これはその人によるとしか言いようがありませんが、イメージとしてはこんな感じだとおもいます。
普段の消費
新型コロナウイルスの影響で収入が減り、普段の消費に回すお金が足りなくなった場合は、給付金を「普段の消費」に使う口座に入れてしまうのが良さそうです。これで「生活防衛費」や「近い将来使うお金」を切り崩す事なく、当面の生活費を確保するという考えです。
また給料は出ているけど業績が悪化、当然ボーナスは期待できない場合も「普段の消費」口座に入れておき、必要に応じて消費する。
生活防衛費
万一の病気や怪我、働けなくなった等のときに使うお金を入れておく口座です。給付金の目的を考えれば速やかに使ってほしいわけですからお薦めはできませんが、まだ十分な額がたまっていないのであればここに入れても致し方ありませんね。
近い将来使うお金
これも生活防衛費同様にあまりお勧めできませんが、近い将来使う教育費などを補完したいというのであれば・・・ということですね。
投資に使うお金
投資の場合は間接的に企業を支援することになるわけですからこの使い方はアリだと思っています。ただやす吉の場合は米国株式投資をメインにしているのでちょっと微妙、景気回復の意味では日本に投資してほしいでしょう。
このような考え方で必要な財布に給付金を入れ計画的に使うのが理想ですね。
まとめ
これから給付金という臨時収入が入ってくるわけですが、その使いみちはその人によるということになります。しかしお金の見える化ができていない中で臨時収入があるとつい無駄遣いしてしまう可能性があるので、財布を目的別に複数持つことをおすすめしています。
このような財布の例として「普段の消費」、「生活防衛費」、「近い将来使うお金」、「投資に使うお金」の4つを上げました。 でもこれでは息が詰まる。
・・・という方もいると思いますが、別に財布は他にもあって言いわけです。たとえば「旅行用の財布」とか「趣味に使うための財布」など、これらに給付金を入れてもいいわけです。
言いたいのはなんとなく無くなるのはもったいない。確かに経済対策としての給付金ですから なんとなくみんなが無駄遣いしても良いのですが、せっかくだから満足行く使い方を考えていきたい。そのためにお金の見える化 オススメです。
経済対策として巨額なお金がばらまかれています。このお金は最終的にどこに行くのでしょうか?
S&P500などを見ても徐々に戻りつつあるように見えますが、これから二番底、三番底はあるのでしょうか?
暴落時の心得をまとめてみました。暴落は必ず起きることを前提にリスク許容度を考えておくことが大切です。
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