暴落相場から身を守るために知っておきたいことまとめ

リーマンショック以降好調な状態が続いてきましたが、ついに暴落相場に移行しつつあるようです。私を含めて最近の好調な相場しか知らない人にとってはつらい日々が続くことになるでしょうね。

でも、もともとインデックス投資は短期ではどうなるか見えない中でも、長期的に見れば成長が期待できるものに対して投資をするものですから10年、20年後先を見て投資を行わなければなりません。

つまり短期で見れば大きな暴落があっても長期でリターンが信じられるものに投資をするという大原則を改めて意識したいものです。

とはいえ、ほんとに今のままでいいのか?今回は過去と違うのではないか??などと考えると、今回は一度現金化したほうが良いのでは・・・と思っちゃいますよね。でもそれって高く買って安く売ることですから長期で見ても儲かるわけがありません。ここは辛抱のときです。

暴落相場から身を守るためには決めたルールを愚直に守ることが大切、今回は改めて過去の歴史を振り返ってルールを守るメンタルに役立つ情報を整理しておきたいと思います。

ポイント:
株式は200年で60万倍に増えている
暴落は結構当たり前に起きている
数年でもとに戻っている
現状の把握をしよう

株式は200年で60万倍に増えている

以下のグラフは投資家ジェルミー・シーゲルさんの「株式投資の未来」つまり赤本の中にあるグラフです。

200年前に株式に1ドル投資しておいたとすると、今はなんと597,485ドルと約60万倍に増得たことを表したグラフです。グラフの縦軸が対数になっているのでわかりにくいのですが、大きな下落や好調な時期を繰り返しながらもこれだけ成長していたということを表しています。

一方で何もしないで現金を持っていた場合は0.07倍になっています。つまりインフレでお金の価値が目減りしたことを表しています。ここから資産は現金だけでなく株式や債権などを加えてポートフォリオを組まないといけない事がわかります。

長期運用を行うときにどのようなポートフォリオを組めばいいのか参考になる面白いグラフがありましたのでご紹介したいと思います。 有名な投...

またS&P500の過去150年のチャートを見ても分かる通り、右肩上がりで成長を続けており、大きな暴落があっても元に戻らなかったことはありませんでした。

この間、第一次・二次世界大戦、イラク戦争というようなネガティブな経験しても、それを乗り越えて株価はあがりつづけている事実に注目したいと思います。

S&P500(過去150年)

暴落は結構当たり前に起きている

過去100年の間にS&P500が30%以上も下落したのは、過去7回発生しています。つまり、おおよそ10年に1度は暴落すると考えてもいいのではと思います。

S&P500といえばダウ平均と並ぶ指数で米国の代表的株価指数です。 ダウ平均は米国の代表的銘柄30種が同じ割合で組み込まれた指標、...

今回のコロナ騒動でS&P500も30%強 下落していますから今回で8回目と言えるかもしれませんね、でもリーマンショックから12年経っているので元々暴落があってもおかしくない雰囲気でした。投資経験の長い方たちはこれに備えるためにポートフォリオの現金の割合を高めにしたりとしていた人も多かったものと思います。

たとえば「バークシャー・ハサウェイの2019年度末時点の手元資金は1,280億ドル(約14兆2千億円)で、前期比で約14%増、期末時点では過去最高」となっていたそうですが、大きな下落を予想しての行動だったのは明らかでしょう。

数年でもとに戻っている

S&P500で過去の暴落時の値動きを見てみるとだいたい1~2年でもとに戻っていることがわかります。 つまり上がり続ける相場はないのと同様に下がり続ける相場もないことがわかります。

このように見てみると過去から大きな経済的危機や戦争があっても、それを乗り越えて成長を続けている株式、一時的に不調だからといって不安になるのではなく せっかく暴落しているのだから毎月の積立額を増やしてみる。投資をしていないのであればはじめて見るというのが正しい行動のように感じます。

現状の把握をしよう

以上より、株式は大きなリスク(変動幅)もありますが暴落が起きても数年で戻していること、暴落は頻繁に起きていることを確認した上で 自分ができることは何かを考えてみることをおすすめします。

例えば:
生活防衛費がどのくらいあるのか?
近い将来使う予定のあるお金がどのくらいか?
暴落時は買い時、いくら位買い増しできるか?

元々10年、20年と長期で資産形成を狙うのがインデックス投資なので投資した資金は使うときまで現金化する選択肢はありません。 つまり狼狽売りは考えられていないのです。

なので現状の把握をしつつ、できる最善策をとったらあとはほっぽらかしするしか対処の方法はないのです。

コロナウイルスによる経済停滞が心配される中で世界保健機関(WHO)が3/11に新型コロナウイルスについて「パンデミック(感染症の世界的な大...

とは言うもののせっかく暴落しているので以下について確認して今後の運用方針などを見直すきっかけにするのもありですね。

自分にあったリスク許容度かを確認する
長期的に信じられるインデックスを選ぶ

自分にあったリスク許容度かを確認する

暴落時は平時には考えなかったようなことを考えてしまうものです。なので暴落時に自分がどのように反応するのかを知った上で、今までの運用方針を改めて見直してみるのはいい機会だと思います。

現在,S&P500でピークから30%くらい下げています。今この状態で株価が気になってしょうがない、一度現金化したほうが良いのでは? と思うのであれば明らかにリスクを取りすぎだと思います。

最悪どのくらいまで株価が下がるのかは、リーマンショック時を参考にすると80%くらい下がることを覚悟しなければならないと思います。

●株価は約50%下がっている
●為替が20~30%円高に振れた

もしこれらが重なれば円換算で最悪で20~30%くらいまで資産が減る可能性があったわけです。

また流石に100万円が20万円まで下がると心穏やかではないですが、このような状況が起きてもいいように資産クラスの分散や暴落時の対応を事前に考えリスク許容度をコントロールしたいものです。

すでに暴落相場に移っているとして、準備ができておらずリスク許容度を超えてしまっているのであれば「暴落は結構当たり前に起きている・暴落しても数年でもとに戻っている」という過去の事実を思い起こしてとにかくホールドすべきと思います。

狼狽売りは高く買って安く売る行為ですから・・・

長期的に信じられるインデックスを選ぶ

常に安心して投資できるインデックスを選びましょう。インデックスにも様々なものをベンチマークにしたものが数多く存在します。平時であれば目新しいものやレバレッジ型などにも目が行くでしょうが暴落は頻繁に発生することを考えれば昔からある伝統的なインデックスをメインにすることが重要だと思います。

つまりオーソドックスで成長が信じられるインデックスを中心に添えることが大切です。と考えると投資の中心は世界全体への分散投資か米国株式への分散投資が良い選択でしょうね。

具体的にはVT、VTI、そしてS&P500をインデックスにするVOOなどは誰にでも安心しておすすめできます。

まとめ

最近投資を始めた人にとって暴落相場ははじめてかもしれません。今まで順調だったのがいきなり30%以上も下落し含み損を抱えるのは大きなストレスになるものと思います。

しかし過去の実績から「暴落は頻繁に発生し、数年でもとに戻っている」こともわかっています。なので現状把握をして自分のできることだけをやったらあとは 何もしないというのが暴落相場から身を守る唯一の方法ではないかと思っています。

やす吉の場合は投資用のキャッシュで積立額を増やすという対応をしてあとはほっぽらかしです。実際にできることはこのくらいしかないからです。

確かに大きく下落すると損をしなくないと言う気持ちとチャンスを逃したくないという気持ちが入り混じって冷静でいられなくなるかもしれません。

なので一度深呼吸をして出来ること、できないことを見極めましょう。上がり続ける相場がないのと同じように下がり続ける相場もありません。

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