【暴落時の対処】過去の大暴落から見る対処の基本

昨日のニュースでついにドル円レートが101円まで上がったことが報道されています。米中の貿易戦争、消費税増税による景気後退、コロナウイルスの影響が米国にも本格的に影響しそうだ、ということなどから株価の暴落や円高が進んできています。

このような中で投資初心者のなかにはかなりビビっている方いるかもしれませんね。

2019年はかなり成績がよく、含み益を大きく増やした方も多かったと思います。経験者であればこのような中でも暴落に備えた準備を継続しているのですが、初心者のうちは段々と貯金が馬鹿らしくなって、もっと買っておけば資産を増やせたのに・・・と 自分のリスク許容度を超えて株を買ってしまい、その事に気がついていないケースが多々あるようです。

今回は過去の暴落の歴史と基本的な対応について、そして すでに自分のリスク許容度を超えている場合どうすべきか考えてみたいと思います。

S&P500暴落の歴史

過去150年のチャートです。こう見ると2000年のドットコムバブル、2018年リーマン・ショックが目に付きますが、実際に30%以上の下落は7回も発生しています。20%以上の下落であればもっと回数が多いでしょう。

S&P500といえばダウ平均と並ぶ指数で米国の代表的株価指数です。 ダウ平均は米国の代表的銘柄30種が同じ割合で組み込まれた指標、...

そして、大まかに言うと過去は10年に1回程度暴落が発生し、もとに戻るまで大体2~3年と多くの時間がかかっています。

ここから言えることは以下の3つ:
●暴落は必ず発生する(過去はだいたい10年に一度位の頻度)
●大きく暴落するともとに戻るまで2~3年はかかる
●必ず株価はもとに戻している

過去はこうだったということですが、株式は資本主義の根幹ですから資本主義が続く限り、大きな暴落があったとしても株価は戻してくるだろうと思っています。

なので株価暴落が発生すれば数年はマイナスが継続する可能性があること、そして明けない夜はないということで、いつかは元の株価に戻るだろう。 という前提で対策をとっておかなければなりません。

暴落に対する基本的な備え

暴落に対する備えは暴落の特徴を踏まえて考えておく必要があります。中でも一番避けたいのが、大きな含み損を抱えて精神的に辛くなり投資を止めてしまうこと。 やめることで損が確定します。とにかく市場に長く立ち続けることが大切、これにより資産を増やすことができるのです。

暴落のイメージを整理しておきましょう。リーマン・ショック時はS&P500が半値まで下がりました。つまり投資した金額の評価額が半分になるということです。 

更に米国株式の場合は為替の影響も受けます。ドル円が100円だったとしてリーマン・ショック時は80円まで円高に振れました。 つまりS&P500が半分、更に為替の影響で20%評価額が減ったことになります。

これは100万円の分のS&P500がリーマン・ショック級の暴落が起きればその評価額は30万円くらいまで減ることになります。 そして、それは最低でも3年位は続くということです。

こう考えるとやってはならないのが・・・
1:近い将来使う予定のあるお金は投資に回さない。
2:自分のリスク許容度を低めに設定して貯金や債権の割合を増やす。
3:慌てて売買しない。

1:近い将来使う予定のあるお金は投資に回さない。
以上のように投資した資金はいつ暴落するのかは誰にもわかりません。そしていつ元の価格まで戻すかも誰にもわからないのです。なので近い将来使う予定なるお金は貯金など現金で用意しておくのが基本だと思います。

2:自分のリスク許容度を低めに設定して貯金や債権の割合を増やす。
近い将来使う予定があるお金以外を確保している。という場合は全額投資と考えてもいいかもしれませんね、あくまでも人それぞれの考え方による。 ということになります。

ただ、いくら当面使わないと言っても、自分の稼いたお金がみるみる減っていくのを見るのは精神的に辛いものがあります。なので株式の比率を増やすということはこの辛さに耐えかねて売却しないようにしなければならないということです。 いままで株価が戻らなかったことはない・・・というのは事実だが、今回は違うかもしれない。と疑心暗鬼におちいってしまわないようすべきということです。

このため、慣れないうちは なくなっても良い金額で投資をする。もしくは自動積立で株価は一切見ないなどの工夫が必要でしょうね。

3:慌てて売買しない。
株価が下がったからと言って慌てて買い増ししてはいけません。株価が上がるか下がるかは誰にも言い当てられないからです。なので、積立投資であとは何もしない・・・とか、こうなったら買い増しするとか、自分なりにルールを決めておくことが必要です。

当然ルール通りにやったからと言ってうまくいくわけではないと思いますが、感情に左右されにくくなることと、あとから反省ができるというメリットは有ると思います。

すでに自分のリスク許容度を超えている

これはここ数日間の株価の下落が不安でしょうがない人たちはすでに自分のリスク許容度を超えた投資になっている可能性がありますね。

でもやってはならないのが売却して退場してしまうこと、これは高く買って安く売ることですから損をして終わりということになってしまいます。

これ以上投資にまわせる資金はない場合、この場合はとにかくホールドしかないでしょうね、大きなリセッションの場合は3~4年はもとに戻らないことを覚悟して とにかく売らずに状況を注視するしかありません。

精神的な面も大きいでしょうから しばらく市場を見ないという判断も必要かもしれません。 またキャッシュがあれば買い増しという手もありますが、近い将来使うお金や生活防衛費には手をつけてはいけません。 あくまでも投資は余裕資金で行うべきものです。

また積立投資をしているのであれば積立しながら一切放置というのも良い対応ですね。

まとめ

過去の暴落の概要を見てみると暴落に対してどうすればいいのか対応が見えてきます。

●暴落は必ず発生する(過去はだいたい10年に一度位の頻度)
●大きく暴落するともとに戻るまで2~3年はかかる
●必ず株価はもとに戻している

自分のリスク許容度を意識すべし、大きな暴落では株式は1/3まで減る可能性がある。これを意識してキャッシュの割合を決め、債権の割合を決め 運用ルールを自分なりに考えておくのをおすすめします。

すでにリスク許容度以上に投資をしている場合は暴落前に見直せればいいのですが、今の状況ではかえって何もしないほうが良さそうです。ひたすらホールドで乗り切ったほうが結果的に良い結果となる可能性が高いと思います。

このように考えていくと、何も考えずに長期間積立投資をするというのは、やはり理想的な投資方法のひとつといえますね。 ちなみにやす吉は高配当ETF VYMを中心につみたて投資をしています。 

この方法は配当金目当てなので、含み益、含み損を一切意識しないで ジャックと豆の木に出てくる金の卵を生む鶏をたくさん買うイメージ。つまり売却益を考えていないので鶏の価格を気にしなくてもよいわけです。なので含み損はあまり気にしなくてすみます。 。。。参考まで

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