我が家では固定費を下げるために定期的な見直しを行っています。最近では楽天ポイントを楽天電気を通して電気代に利用する仕組み作りとがん保険の解約を実施、また家の光回線の見直しは解約を申し出たら非公開の1年限定の値下げキャンペーンを紹介されたので、結果電話1本で1万2千円/年 の節約が可能となりました。
これによってトータルで年間4~5万円は浮くでしょう。固定費の削減は環境が変わると下げられる可能性が出てくるので定期的な見直しが不可欠ですね。
なぜ我が家は固定にの削減にこだわるのか?
もともとは節約して浮いたお金を投資に回すため、というのがきっかけだったのですがこれによって思いがけない効果が生まれています。
固定費の削減を意識するようになって・・・
●お金の流れが見えるようになった
●月々の生活費が抑えられて身軽になってきた
これらはお金で苦労しないための基本中の基本、「金持ち父さん、貧乏父さん」でもお金持ちは資産は買うが、貧乏人は負債を買う という一節がありますが、固定費の削減にこだわることで資産と負債を意識して仕分けられるようになってきたことです。
●資産:自分のポケットにお金を運んできてくれるもの
●負債:持っているだけで自分のポケットからお金を奪っていくもの
もちろん負債や浪費が全てダメということでは息が詰まってしまいます。理想は不労所得からの支出が全てまわなわれることですが、でも人生の最後の方で資産が積み上がってもお金を使う時間が取れなくなってしまいますから・・・なので、これは「負債、浪費」と納得した上で買うということです。
良い借金と悪い借金
例えば4000万円で買った家が数年後4000万円以上で売れるのであれば その家は資産ということになりますが、一般的には買った瞬間に2~3割目減りして購入価格以上で売れる家は殆ど無いのではないでしょうか? つまりほとんどの家は負債となるのです。
ただ「広い家で子供を育てたい」、「自分の持ち物として家がほしい」とかの希望があるのであれば その人の価値観で家は必要なものとなります。ただしお金の面で言えば負債を買うということを理解して買うということが必要なのでしょう。
大抵の方は借金をして家を買うと思いますが、もしその家が資産となるのであれば借金はすべきですが負債となるのであれば借金をしてまで買うのは微妙、あくまでも「負債、浪費」であってお金持ちからは遠ざかる行為であることを理解すべきです。
それが理解できれば新築に拘る必要はなく、個人がその家に求めるものが実現できればいいわけですから 中古+リフォーム 等々でコストを下げる工夫も出てきます。例としてよく聞くのがバブル期につくられたマンションを格安で購入してリフォームするとか・・・ですね。
お金の流れが見えるようにする
当然ですが、何にいくら使っているのか・・・これがわからないと固定費の削減ができません。大抵は給料明細と銀行の入出金履歴、そしてクレジットカードの明細を見えれば何にいくら位使っているか見えてくるでしょう。
給料明細:
まずは給料明細から見て行きましょう。ここでは保険料の天引きなどがメインとなります。どのような保険にいくら位払っているのか、そして必要な保障内容であるかを整理して不要なものをカットしていくことになります。
保険はいざというときに生活が成り立たなくなるリスクを抑えるものという大原則を踏まえて、給料の約20%(自己負担10%)もの保険料を払っている社会保障で何が保障されるのかをよく知ることが必要です。
両学長も掛け捨ての生命保険、自動車保険(車両なし)、火災保険以外は不要といっていましたが、実際に整理をしてみると確かに不要だと思いました。
ただ注意点はいざというときに一時的に出費がかさむので、それ用に貯金が必要となりますね。逆に言えば必要な貯金が確保できていれば無駄な保険料を払う必要がないということです。ちなみに我が家では年収の1年分をいざというとき貯金としてキープすることにしています。
銀行入出金明細:
ここは光熱費関係が中心でしょうか? ポイントは必ず必要な支出をどう抑えるか・・・そのときに手間がかかるのはNGですね。ホッポラかしでもコストが下がるような状況を目指さなければなりません。
例えば契約する会社を変えるなどは有効ですね。電力会社を変えたり、とくにプロパンガスの値段は業者によって値段が大きく異なるので注意が必要です。
また銀行口座は目的に応じて分けておくこともおすすめです。例えば近い将来使う教育費などのお金、怪我や病気に対応するためのいざというときに使うお金、投資で使うお金 など目的に応じて 口座を分けておくと管理がしやすいです。
我が家では楽天のサービスを最大限に利用しつつ貯まったポイントは楽天電気で使う。またプロパンガスは生協がその地域の適正価格に近そうだったので、生協と地域のガス屋さんでの相見積もりをした結果、単価がそれまでの2/3くらいまで下げることに成功しました。参考まで・・・
クレジットカード明細:
クレジットカードの場合は固定費よりも変動費の割合が大きいものと思います。クレジットカードの特徴はキャッシュレスで買い物ができて便利なのですが、今月いくら位使ったのかが実感としてわかりにくいことが課題だと思います。
変動費も管理しないと余計な支出をしてしまう可能性があるので手間を掛けない方法でウオッチしていきましょう。
我が家では給与口座に2ヶ月分の生活費を入れ、その金額がどのように変化しているのかを月1回程度ウオッチしています。
もし残金が減っていくようであれば予想外の出費があったことになりますし、そのときはクレジットカードの明細を見れば何があったかわかります。 目的が無駄な変動費がかかっていないことを調べるのであれば この程度の管理でも十分、あえて家計簿をつけなくてもいいでしょう。
もっともマネーフォワードは無料の自動家計簿なので利用していますが・・・
月々の生活費が抑えられると身軽になる
支出が収入よりも少なければ生活が楽になるのは言うまでもありません。そこで普通は収入を増やしたい、でも簡単には増えない事を知っていますからストレスが溜まります。 でも固定費削減は支出が減っても満足度が変わらないので固定費が減った分、収入が増えたのと同じ効果があります。
先程も書きましたが、我が家の給与口座には約2ヶ月分の生活費をいれて変動を月1回位ウオッチしてますが、固定費削減により この2ヶ月分のお金をキープするのがだんだんと楽になってきました。削減は毎月わずかづつですが毎月の生活費が少なくなってきているのを実感します。
もし投資の目標が、金融資産からのリターンで生活を賄うとするのならば月々必要なお金が少なければその分目標に近づくスピードが早くなります。投資のリターンは原資が大きくないとパワーがありませんが、少ないパワーで満足が行ける生活ができれば目標に近づくわけです。
まとめ
以上、我が家の例をざっくりと説明しながら固定費削減の大切さをまとめてみました。もちろん我が家もまだまだやることはあると思いますし、これからも見直しをしていきたいと考えています。
投資でリターンを増やすことも大切ですが、支出をへらすことで同様の効果が得られることも忘れてはいけないポイントだと思います。そして無理なく支出の削減ができれば 相対的に経済的自由が近づくということも忘れてはいけませんね。
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