損して投資をやめないように/リスク許容度を考える

相変わらずに好調な米国株式しばらくは暴落はありそうもありませんね。市場の分析とかを全くしないわたしとしてはたまにチャートを眺めて、ポートフォリオを考えるくらいしかしていません。

そして下がったら買う、あとはほっぽらかしをしているだけですが、それでも評価額は2年で10%以上プラスですからまずまずでしょう。

このまったりとした投資で一番の問題はリスク許容度を超えた投資をしないことが重要だと思っています。

つまり
・どのくらい含み損が発生したら生活に影響が出るレベルなのか
・気持ち的に耐えられそうな含み損はどのくらいか

結局、投資初心者の方が投資をやめてしまうのはこのリスク許容度を超えたところで投資をしているにほかならないと思っています。

なぜリスク許容度を超えてしまうのでしょうか・・・私もいまリスク許容度を超えた投資になっていないか考察してみたいと思います。

リスク許容度を考慮しないグラフの存在

たまに複利運用でこのくらいのリターンが得られると20年後には・・・なんて福利の効果を説明するグラフがあります。私もよく見ますし自分でもシミュレーションしたりしてスプレッドシートでグラフを書いたりしています。 でもこれが一つの問題かもしれないとおもい始めています。

そう、このようなグラフですね 当然想定される利回りが固定ですから必ず値上がりして下がることはありません。

しかし実際には利回りが固定ということはなく マイナスの年もありますし、大きくプラスの年もあります。ただ過去の実績から平均すれば5%とかいう数字が出てくるというだけ、なので来年はマイナスかもしれませんしマイナスが数年続くかもしれません。

ただ投資先を間違い得なければ上げ下げを繰り返しながらも徐々に上がっていくことになるということだと思っています。

以下過去5年のS&P500ですが、当たり前ですが上げ下げを繰り返していることがわかります。この間の平均リターンは10%/年 大きく下がるときもありますが10%はかなりの好成績ですね。

このようにS&P500が右肩上がりで成長していると言われますが、当然5%や10%の下落は当たり前にあるわけですし それがずっと続く可能性や 全く成長しない年もあることをおさえておく必要があります。

含み損が出ても困らないようにする

投資の目的は基本的にはお金を増やすことや配当を得ることであることは間違いないですよね。当然割合の世界なので同じものに投資をしていても、投資している資産が大きいほどリターンも大きい、このためできるだけ入金力を上げたいということいなるわけですね。

ここで気をつけたいのが投資は余裕資金で行うこと、含み損が出たときに利確せざるを得ない状態にならないようにするためです。

入金力を上げるため、教育費など近い将来使うお金は基本貯金でまかないます。こう考えるとそもそも稼ぐ力が大きい、もしくは節約上手というのも重要な素質です。

また余裕資金と言っても、いつか使うでしょうから出口戦略のようなものも考えておいたほうが良いかもしれません。 または出口戦略を考えずに一生投資を続けて配当金をもらい続けるというのもありです。

私の場合は今の所は余裕資金のみで運用中、生活防衛費として教育費や病気や怪我の一時金として資産の半分は現金としています。ということで含み損が出ても一応困らない状態はできているはずです。

もしこの先10年以内に使う予定のある大きなお金を投資に回している方は現金の比率を高めるなどの対応が必要かもしれませんね。

暴落で資産の3分の2は消し飛ぶ覚悟を

消し飛ぶと言っても確定させなければただの含み損です。ただ投資を初めて間もない人が大きな含み損を抱えてしまうのは精神安定上よくありません。

もし100万円を投資に回して1ヶ月後に30万円までさがったらやはり心配になりますよね。ただ大きな暴落があればS&P500をベンチマークにした優良なETFも大きく値を下げます。

たとえばリーマン・ショック時はS&P500でも半分まで値を下げましたからこのくらいは当たり前にある話だということを覚悟する必要があります。

また景気が悪くなると円が買われる傾向があります。つまり円高ドル安が起きることを覚悟しなければなりません。現在は110円前後で安定していますが、リーマン・ショック時は1ドル80円を切るレベルまで円高が進みました。つまり円高により円ベースの評価額が2~3割減るわけです。

合計すると株価の下落が50%、更に円高による目減りが30%位で資産の3分の2くらいがなくなってしまう計算となります。

これを覚悟しておけばちょっとやそっと下がったくらいではびくともしません。逆に安くなったのだから買い時ということでワクワクしてしまいます。

なので何時でも追加購入できるように現金の比率は一定量もつ必要があるのです。どうしても大きなリセッションが怖いというのであればBNDやAGGといった高格付けの債権ETFを組み入れるのも手ですね。

これらはリーマン・ショック時でも数%しか落ち込みませんでしたから、株式と組み合わせることでかなりディフェンシブな効果が期待できますよ。

今回新たに思いついた件

私の場合は楽天VTIでひたすら積立投資、その他はVYM+AGGで株価が下がったらVYMのスポット購入を続けるだけの投資になっています。

・・・で、VYMやAGGを購入するドルが必要となるのですが、これはSBIネット銀行の外貨口座で定期的に自動購入していました。SBIは手数料が安いですからね。 

つまり円をドルに変えるべく普段から少しづつドル転していたわけです。しかしドルはVYMをスポット購入しかしない前提に立っているので定期的にドル転する必要ないことを改めて確認。

どうせスポット購入するタイミングが訪れれば、そのときは円高に振れるのがある程度わかっているわけですから いますべての現金をドル転しておく必要はないということです。

実際にほんとに円高になるかはわかりませんが、対外的に見れば日本の資産と負債の合計は確か純資産で300兆円を超えており、これは世界最大の規模です。

となれば有事の円買いの可能性はかなり大きいと考えられます。いずれにしても投資用の現金もすべてドルにするのではなく円も持っておくことが大切ということです。

まとめ

まとめると投資の必要性を説くために使われる複利のパワーを表すグラフ、これはリターン固定で減ることはありません。

でも実際に右肩上がりで増えると言っても年によっては下がることもあるわけです。この下がるを意識しておかないと自分のリスク許容度を超えた運用になってしまうかもしれません。

こうなると損を確定させてやめてしまう可能性もあるので注意が必要だと思います。

具体的には近い将来使うお金は投資に回さない、暴落が起きれば資産の3分の2は消し飛ぶかもしれない(買いのチャンスですが)を覚悟して買い増し用の現金をおさえておく。

また個人的には買いましのための現金をすべてドルにしておこうと考えていたのですが、暴落が起きれば円高の可能性が高いので現金もドルと円を持つことが大切ということが抜けていたなと反省です。

リーマン・ショック時にVTIとAGGの組み合わせでどのくらいディフェンシブになるかシミュレーションしたものです。適切な債券の割合の参考に見てください。

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