S&P500の信託報酬が0.1%を切る時代/楽天VTIから乗り換える??

先日S&P500に投資をするファンドで手数料(信託報酬)が0.1%を切る商品がSBI證券から発売されたことを書きましたが、早速 三菱UFJの「eMAXIS Slim」が手を打ってきました。

業界最低首位順の運用コストをめざしているだけあって、なかなか素晴らしいと思います。確かにコストを下げるのは非常に大変なことだと思いますが、次々と新しい投資家に有利な商品が生まれ、更に低コストになったとしても 「eMAXIS Slim」を選んでおけば 常に最安の手数料で運用ができるというイメージが付くので、個人投資家は「eMAXIS Slim」を選ぶ理由ができます。

以下三菱UFJの発表より抜粋です。

この度、三菱UFJ国際投信株式会社(取締役社長 松田 まつだ 通 とおる )は 『eMAXIS Slim(イーマクシス スリ ム)』の以下ファンドについて信託報酬率の引き下げを実施することをお知らせいたします。以下の引き下げ は他社類似ファンドの情報を元に決定されたものです。今後も引き続き、他社類似ファンドの運用コスト(注)に 注意を払い、業界最低水準※の運用コストをめざします(引き下げを決定した際には速やかに当社HP等でご 報告致します)。

2019 年 11 月 12 日より、以下ファンドの信託報酬率を引き下げます。

なぜ信託報酬を下げるのか?

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは三菱UFJが業界最低首位順の運用コストをめざして設定したファンドです。

ベンチマークがS&P500なので成績はSBIのSBI・バンガード・S&P500と同じになります。成績が同じであれば当然手数料が安いほうがリターンが良くなるというので、当然個人投資家は信託報酬が安い方を選ぶ・・・このため信託報酬の値下げが続いているわけです。

少し前までは0.15%でかなり安いと言われてきましたが、ついに0.1%を切る所まで来ました。さらに言えばeMAXIS Slimは業界最安を謳っているので、これからより安いファンドが発売されてもそれに追従していくといっていますから投資家は常に最安の手数料で投資が続けられるというメリットがありますね。

おいていかれる楽天VTI

このような中で気になるのが楽天VTIの動きです。厳密にいえばS&P500が米国大型優良株500銘柄を組み込んでいるのに対して楽天VTIは米国株式全体を買うETF、これに投資対象とするのが楽天VTIですとなるので違うものですが、手数料も成績もほぼ同じなのでよく比較対象にあげられます。

この楽天VTIの信託報酬はVTIの経費率に楽天の手数料0.12%を載せたものになっています。設定当時は信託報酬のやすさに多くの投資家が飛びついたのですが、成績がほぼ同じのS&P500が0.1%を切ってもなかなか動きません。

確かに信託報酬の差は0.06%程度ですから100万円運用していても年600円の差です。しかし長期運用することを考えれば無視はできませんね・・・しかし乗り換えはしないでしょう。

なぜならば乗り換え時には現金化しなければなりませんから、それまでのリターンにが20%課税されるので乗り換えるとパフォーマンスに大きく影響するからです。。

既存のファンドの中でも値下げ競争に参加しないファンドもありますが、課税を考えたら乗り換えはあまり良い選択肢ではないので、すでに純資産額が大きいファンドはすぐに追従する必用がないということかもしれませんね。

ファンドの規模を確認する

投資信託を選ぶ際に純資産額は重要なポイントの一つです。一般的にはあまりにも少ないと償還されてしまう可能性や経費率への影響、買いたくても買えないというデメリットもあります。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のライバルとなり得るファンドを比べてみましょう。今日時点での純資産額を比較してみます。

SBI・バンガード・S&P500:
 3200百万円

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):
 330,1億円

楽天VTI:
 614.8億円

SBI・バンガード・S&P500は始まって間もないのでこの資産額はしょうがないですよね、あまりにも純資産が少ないとベンチマークとの乖離が心配されますが、SBI・バンガード・S&P500は直接バンガード社のVOOを投資対象としているのでこの点は心配ないでしょう。

これは楽天VTIも同じでバンガード社のVTIを投資対象としています。一方でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はマザーファンドを通じて、米国の株式に投資するファミリーファンド方式ですから純資産が少ないと乖離も心配です。しかし300億以上の純資産がありますからその点も心配ないと思います。

またこれらのファンドは純資産額を確実に増やしてきていますから、もし米国株式への分散投資を考えるのであればどれを選んでも間違いないものと思います。とはいえ業界最安値を歌うeMAXIS Slimが一歩有利!? 楽天VTIの動きも気になるところですね。

・・・で乗り換えは必用か?ということでは課税20%を考えると手数料差は大したレベルではないのでこのまま継続して様子を見る。 VTIやS&P500にこだわらないのであれば新規で購入する部分は手数料の安いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)やSBI・バンガード・S&P500を買い付けても良いかなということですね。

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