高配当銘柄を選ぶときに注意したいことまとめ

景気が不安定になってくるとリセッションが発せする懸念が出てきますが、そんな中でも米国株式では比較的しっかりと配当は支払われています。 日本は景気が悪くなるとすぐに無配となるケースが多いと聞きますが、過去調べた限り米国ETFの配当は株価にほぼ連動しているようです。

これはVYMとSPYのリーマンショック前からの利回りの推移です。リーマン・ショック時は利回りが跳ね上がっていますが、それ以降はほぼ同じ割合で推移しています。 株価が上がればその分分配金も増えるということです。

ちなみにリーマン・ショック時は分配金が一時的に跳ね上がってますが、利回りは過去12ヶ月の分配金で その時々の株価を割ったものなので跳ね上がっています。

利回りはVYMで3%前後で推移、SPYは2%前後で推移しています。また個別株に目をやると、たとえばAT&T、XOMなど利回りが5%に迫るものも多々あり、人気を集めているようです。

そこで今回は退職金など一度にまとまったお金を手にした方が高配当銘柄を選ぶときに注意したい点をまとめてみました。

高配当銘柄の特徴

一般的な配当銘柄の特徴をさらっとおさらいです。高配当ということは配当を出すだけの資金が潤沢にあるわけです。 ベンチャー企業など成長著し企業は稼いだ利益を次のビジネスに投資することが多くなるわけですが、高配当は次への投資が少ない企業つまり成長が鈍化したということができると思います。

また成長が鈍化しつつ利益を叩き出しているということは大型の企業であることが多く、株価下落に対する耐性が期待できます。 つまり大きな成長は期待できないが、安定している企業の可能性が高いと考えられるわけです。

配当金に頼りすぎないこと

配当金は株を売らなくても入ってくるので、まさに不労所得です。これに対して売却益(キャピタルゲイン)は実際に株を売ったときに発生する利益なので持ち株数が減ってしまうわけ、これも心理的には苦痛です。 これも高配当の銘柄が人気になる要因になっています。

ただ投資はインカムだけではなくキャピタルゲイン合わせて考える必要があります。インカムが大きくてもキャピタルが成長しないのであれば、トータルのリターンが減ってしまう可能性があるからです。

例えば以下SPY,VYM,PFFのインカム、キャピタル合計のチャートを見てください。

PFFのように利回り5%を超える分配金をだすETFがありますが、キャピタルゲインは全く期待できないのでトータルリターンでは利回り2%程度のSPYより劣ってしまいます。

このようにインカムだけに集中することは結果としてリターンを減らす可能性が出てきます。

インカムを中心に考えるのであれば

とは言っても資金が潤沢にあるのであれば、配当だけで十分なリターンが得られる可能性があります。たとえば運用資金が1億円、2%の配当が見込めるのであれば年間200万円が自動的に振り込まれてきます。

例えば老後資金として年金の不足分を補うのであればこれで十分かもしれませんし、更に大きく増やしていきたいと考えるのであればトータルリターンで選ぶべきです。

分散投資の必要性

また高配当狙いのため個別株に投資をする場合もあると思います。確かにVYMは分散しているため配当利回りが3%程度になっていますが、AT&T、XOMなど利回りが5%に迫る個別銘柄に比べれば見劣りしてしまうでしょう。

ただVYMは高配当の大型株400銘柄に分散しているのに対して、個別株は自分で銘柄を考えて分散をさえないといけません。 個別銘柄の場合は場合によっては大きく値を下げてしまうリスクもかなり大きいことを考えて、全力での投資は避けておきましょう。

新興国債券の注意点

特に注意が必要と考えられるのがその商品はどの通貨建てで運用する債権か?ということです。 たとえば新興国債券の利回りが高い理由の一つにインフレがあります。

これは新興国は往々にしてインフレ率が高く、債権はそのインフレ率よりも高くなければ誰も買ってくれません。これが新興国債券の利回りが高い理由となっています。 インフレが進めばその国の通貨はどうなるでしょうか? お金がたくさん刷られているわけですから通貨安になるのは見えています。

つまり高利回りによってお金の額面は増えますが、ドルや円に両替したときの為替レートによって損をする可能性が大きいことです。

以上、高配当銘柄に注目するときに注意すべき点をまとめてみました。高配当にこだわるのであれば個人的にはキャピタルも狙えるVYMなどを中心に、一部を個別株などで運用するのは間違いないのではと思っています。

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