【セミリタイヤ】好きでもない仕事はやらないという選択肢

株式投資
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好きな仕事を長く続けられるのであればそれに越したことはありません。しかし多くの会社員にとって仕事は好きなものではなく場合が多く、定年まで我慢してその後は年金で悠々自適・・・なんてモデルがあったわけです。

でも年金も70歳まで働いてもらわないと現在の水準を保てないという実態もある中で、好きな仕事をすることの重要性が特に増してきたと思っています。

今回はセミリタイアをイメージして、好きな仕事でどのくらいの収入が取れればいいのか考え方を整理してみたいと思います。

現状を把握する

まず現状を把握しましょう。具体的に言えば現在の入出金と資産と負債を整理する必要があります。 細かな計算は実際にセミリタイアするときに計算すればいいので、まずは概算でイメージを掴んでおきましょう。

年収500万円の会社員、300万円で生活しているとすれば200万円浮きます。これが貯金やリスク資産に回っていれば良いのですが、ここ計算があっているでしょうか?

ここがずれていると知らない出費などがあることになりますので確認してみてください。また家計を管理する上で家計簿は重要ですが、現状把握のために家計簿を付ける必要はありません。 ざっくりと毎年、毎月の出費が把握できればまずはOKです。

近い将来かかるお金を把握

あとは将来かかるであろうお金、例えば教育費やリフォーム、車の買い替え(都内であれば自家用車は不要でしょうが地方では必需品ですよね)などを把握しておきましょう。

要するにライフステージごとに大きなお金がかかるはずですが、このお金を整理しておきましょう ということです。そうすれば収入をもっと増やす必要がある とか、生活費を押さえて節約をしなければならない。 といった課題が見えてきます。

ついでに負債も整理しておきましょう。例えば家のローンなどが何時まで続くのか・・・といった部分の整理です。

最後に忘れていけないのが、退職金と年金の支給見込額です。特に一般の人にとって老後のインカムの中で大きな割合を占めるのが年金と思われますのでこれも把握しておく必要があります。退職金は会社の総務などに確認すればわかるでしょうし、年金も「ねんきんネット」を利用すれば見込額がわかります。

好きでもない仕事はやらない選択肢をもつ

収入源が1つしかないということはリスクも大きいと思っています。収入源が不安定になれば自分の生活も不安定になるわけですし、好きでない仕事でも我慢してすべきというバイアスもかかってきます。

もちろん好きでない仕事はスパッとやめてしまって、1からやり直すことも可能です。しかし日本人の場合は仕事をやめたら食べていけなくなることの恐怖が大きく、はじめからこの選択肢を考えていない人が多い気がします。

日本の会社員は世界一?勉強をしないと言われていますが、会社を辞める選択肢を捨ててしまえば確かに市場価値を高める努力をしなくても良い・・・と考えれば勉強をしないというのは納得がいきます。

ただ70歳まで働けという時代に変わってきていますから、好きでもない仕事をずっと継続し続けるというのは、なんとか避けたいものです。

収入のポートフォリオマネージメント

先程の現状把握と近い将来かかってくるお金の整理ができれば、どの程度の収入があればセミリタイアできるのかが見えてきます。

例えば55歳で子供にかかる教育費なし、家のローン完済済という方がいたとして年収が500万円、支出が年300万円 預貯金が1000万円、米国株式1000万円分・・・

この場合、65歳までにかかる生活費は単純計算で300万円x10年で3000万円、すぐに使えるお金として1000万円ですが2000万円足りないことになります。つまり好きな仕事に乗り換えて年収が下がっても、10年間で2000万円稼げばつじつまは合います。 

年200万円ですから 副業や自分でお金を稼ぐ事を考えて実践するのも良いかもしれませんし、共働きも有効です。それに複数の収入源を持つことで生活は格段に安定してきますし、会社を辞めてもなんとかなるという自身につながるでしょう。その他にも投資における配当金も立派な収入源です。

老後に必要な資金

金融庁のワーキンググループで老後に必要なお金が2000万円というレポートが出されて物議をかもし出しましたが、自らの生活は自分で守らなければならないとうことが広く周知されたのは良いことだと思っています。

さて、先程の例で株式1000万円は配当金再投資で運用し、65歳から配当を受け取りつつ年金不足分を補うと考えて手を付けないとします。 年金支給額は人によってバラバラですが、夫婦で月に20万円強が平均と聞いています。

65歳以降の生活費も年300万円とすれば、1000万円の株式からの配当を3%とすれば年間に30万円になるので、年金の平均値20万円を用いれば 年金+配当で270万円ですから年30万円稼げれば計算上はつじつまが合います。

最もこの計算は最低限なので実際には余裕を持つ必要があるのは言うまでもありませんよ。

まとめ

人にもよりますが、生活レベルをそこそこ管理できれば、以外にお金は必要ないかもしれません。そうなれば会社をやめて別なことを始めるハードルは下がります。

ただセミリタイアを推奨しているわけではなく、本業を続けながら副業や自らがお金を稼ぐノウハウを磨き複数の収入源をもつことで選択肢が大きく増えてくるはず。 このため投資だけでなく様々な収入源を模索していくことが大切だと思っています。 

一生何らかの仕事をしなければならない時代になってきたのですから、好きな仕事だけをしながら生きていく方法を模索して行くことが大切だと思うのです。

日本以外の先進国では老後問題はあまり発生しないといいます。これは専門職としてキャリアを重ねるのが一般的な働き方のためだと言われています。

老後の不安などから退職金を利用して投資をしようとしている人が多いと聞きます。 でも しっかりと増やさなければ・・・と意気込むのはやばいです。

自分の周りでもそうですが、定年退職を期に投資を始める人はほぼ間違いなく窓口に行き相談します。でも窓口には投資家に向いている商品って殆どないんですよ。

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