米国へ投資をするということのリスクとは!?

おもうこと
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中国と米国の貿易戦争はますます激化していますね、先日も9月1日に中国からの輸入品3000億ドル分に追加関税を発動する事を表明しています。また中国がドル元のレートが通常1ドル6元くらいだったのが7ドルになったことを受けて即座に中国を為替操作国に認定するなど対応が激化していますね。

確かに為替が6元から7元と元安に振れれば追加関税の効果が打ち消されてしまうので、さらなる追加関税が可能な為替操作国に認定するのは米国の対応としては当たり前ですよね。このような中でFRBは予防的に利下げを行って景気の下支えをしています。

このような中でも、米国株式で新しいイノベーションが次々と生まれていますし、人口も増加見込みの米国株式への投資は全く心配なく継続すべきとおもっています。

米国へ投資をすることのリスク

世界中を眺めて見ても、米国ほど有望な国は見当たりません。株価も右肩上がりの傾向であり、リセッションが起きたとしてもいずれ戻ると安心してみていられます。

米国をメインに投資する長期投資家が気をつけなければならないのは、含み損に耐えられるかどうか、つまりリセッション時にどのくらいまで値を下げるのか? もとに戻るまでどのくらいの期間を覚悟しなければならないのか? そして為替の影響をイメージしておくことでしょうね。  つまりリスク許容度が適切か?ということです。

これらは過去の実績からどのくらいまで下げるのか想定する事が可能です。世界恐慌のときはS&P500で80%以上値を下げていますが、それ以外ではリーマンショックの約50%下落が一番大きなものと思います。

そして回復するまでの期間も10年以上は見ておくべきということが見えてきます。そしてリセッションが起きれば、円が買われるのはいつものことですから為替も大きく影響してきます。

つまり、リセッションでS&P500は半値くらいは覚悟が必要でしょう。そして過去、為替も一時期1ドル80円くらいまで円高が進みました。 今は日銀が円を大量に発行しているのでここまでの円高は微妙ですが、リセッションがおきれば円高が進むことは覚悟が必要です。

例えばS&P500を1000万円分(ドル円レートは平均で110円とする)保有しているとしてリセッションが起きたときに、ここまで下がることになります。

ドル円レート100円とすると
 1000万円 → 454.5万円

ドル円レート90円とすると
 1000万円 → 409.1万円

ドル円レート80円とすると
 1000万円 → 363.6万円

つまりリセッションにより1000万円分のS&P500が日本円で1/3になってしまってもおかしくないわけです。しかもマイナスになっている期間は10年以上という状況を覚悟しなければならないわけです。

これが米国株式へ分散投資するリスク、リセッション時に大きく下落を経験したときに、これに耐えられるかどうか、大きく下落してそれが長期間続いたときに冷静に買いましできるか、慌てて売ってしまうかというリスク許容度の問題となっていきます。

株価はあまりチェックしない方が良い

投資は長期、分散、積立が基本と言われますが、長期間運用を続けることで資産は大きく成長しているでしょうから、リセッションがあったとしても慌てる確率はかなり減ってくると思います。

たとえば現在のS&P500はリーマン・ショック時の底値の約3倍に成長しています。つまり当時S&P500を買っておけば、いまリセッションが発生して評価額が1/3になったとしても含み損には至りません。 

つまりある程度資産が成長してしまえば、心穏やかに相場を眺めていることができます。 この意味でも良い商品を選んで、積立を行いつつ株価のチェックはほとんどしないほうが良いといえますね。

それに積立を行っていれば、いま含み損が発生しているとわかっても 積立で安く買えているわけですから、これも精神安定上は楽です。

海外への株式投資には為替のリスクがあり自国通貨より変動が大きくなる方向に振れますが、それを差し引いても積立をしつつ株価も頻繁にチェックをしないというのは合理的な投資方法だと思います。

インデックス運用で長期運用を行う上で、どの市場へ分散させるということですが、米国株式か世界中の株式へ分散させるのがおうどうといわれます。

長期運用では、間違いない商品を選べばあとはあまり株価のチェックをしなくても良いと思います。問題は選んだ商品が間違いな商品であるかどうか、一般的なチェックポイントをまとめてみました。

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